先日、PECRONのポータブル電源「E300LFP」と「E500LFP」を購入しました。デザインもかっこよく、給電時間も非常に短く(0から満充電まで1〜2時間)、とても満足しています。
ただし、ヒーター系の電気器具(温調ボトルやドライヤーなど)を使用した場合、同じ電気機器であっても、ポータブル電源の出荷時電圧の違いによって消費電力量が変わることがありました。そのため、バッテリー容量から計算した容量のパーセンテージの減り具合が計算値より速くなり、『実際の容量が表記より少ないのでは?』と感じることがありました。
その原因は、出荷時の電圧デフォルト値が異なっていたことです。今回、自分自身も勘違いしていたので、同じ疑問を持つ方のためにブログで情報共有します。
ポータブル電源の電圧が違う?
最初に気づいたのは、2つのポータブル電源の電圧値の差です。
- E300LFP: 約103V
- E500LFP: 約112V

消費電力が違う理由
日本国内標準の100V機器を使用すると、機器の性能は同じでも電圧が高い分だけ消費電力が増えてしまいます。
例えば300Wの温調ボトルを使用する場合:
- E300LFP: 約318W
- E500LFP: 約388W
計算式は以下です。消費電力(W) = 基準電力 × (実測電圧 ÷ 基準電圧)²
- E300LFP: 300W × (104V ÷ 100V)² ≈ 324W(計算値) ⇒ 318W(実測値)
- E500LFP: 300W × (112V ÷ 100V)² ≈ 376W(計算値) ⇒ 388W(実測値)
沸かす時間は同じでも、実際に消費する電力量が違う(大きい)ため、感覚的な容量が少なく感じてしまうのです。


電圧が違う原因
この電圧の差は、PECRON製品の裏メニュー設定によるもので、出荷時のデフォルト値です。マニュアルには記載されていません。
今回の設定(出荷時設定)は
- E300LFP: 100V
- E500LFP: 110V
でした。その設定値の違いが原因で、電力消費量に違いが出ていたのです。

海外向け製品では、個体差によって、こうした出荷時設定が異なることがあるのですね。
裏メニューでの電圧設定方法
裏メニューでの電圧の変更方法は以下の通りです。
- 「DC」ボタンを10秒長押し
- 最初に表示される電圧設定で「DC」ボタンを押すと、100 / 110 / 120Vに切替可能
- 「AC」ボタンでメニューを最後まで進める
※裏メニューでの設定は5種類あって、周波数や画面明るさなども変更可能です
まとめ
今回の操作で、電気機器の記載の消費電力に近づけることができました。出荷時の電圧が違うと、特に日本の100V基準では、機器側で誤差分を補正することが多く、実質的に無駄に余計な電力を使ってしまうことになります。結果、電気機器を使用できる時間が短くなるため、「容量が少ないのでは?」という印象を与えてしまうのです。そんなときは、迷わず裏メニューの設定を使って100Vに変更しましょう!
今回の事象についてPECRONさんに報告し、日本向け製品は出荷前に100Vで統一するか、あるいはユーザーが設定を変更できる方法をマニュアルに明記してほしいと要望を出しておきました。
同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

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