開催日:2024年12月22日(日)
レース展開予報
予報要約
逃げ馬不在:本当にスローで先行有利!?直前に絶対王者回避で騎手の意識は前がかり?!
展開予報
プロファイル予報
脚質:先← →差 (星が多いほど差し有利)
時計:遅← →速 (星が多いほど速い決着)
馬券:荒← →堅 (星が多いほど堅い決着)
馬場:雨← →晴 (星が多いほど晴れ予想)
登録馬の中ではホウオウビスケッツとメイショウタバルが逃げそうですが、両馬とも除外対象です。両馬が居ないとなると先行する馬が押し出されるように逃げることになりそうです。スタニングローズ、スターズオンアース、ディープボンド、ベラジオオペラが先行しそうな馬ですが、どの馬も目標とされるのは嫌でしょう。外枠に入った馬が、後ろから行くよりはいいといった形で、いやいや逃げると予想しています。いずれにしてもそれほど速い流れにはならないと考えています。直線の短い中山ですので、当然先行有利な展開になるでしょうが、そのことをわかっている差し馬は、3コーナーを過ぎた頃からまくって行くでしょう。レベルの高い有馬記念では差し馬に有力馬が多いですが、それでもある程度の位置に付けていないと難しいと思います。中段のポジション争いは厳しめになるでしょう。勝ち馬の走破時計は2分32秒台、上がりは34秒台を予想しています。
注目馬の動きを読む!
ドウデュースは出走回避になりました。昨年の有馬記念を2:30.9(34.3)で勝ったドウデュースが今年も連覇濃厚です。前走のジャパンカップでもスローペースの中、差し馬不利な状況で最後方から自ら動き、他を圧倒する瞬発力を使って勝利しました。速い流れでも遅い流れでも自分の勝ちパターンを確立した印象です。唯一の懸念は道悪ですが、今週は雨予報がないため良馬場での開催が見込まれます。道悪の影響はほぼないと考えられます。
菊花賞馬のアーバンシックは、ルメール騎手に乗り替わって以来、負けなしの成績を残しています。差し馬ですが、ルメール騎手の乗り替わり後は絶妙なタイミングで自ら動いて勝っています。今回も無駄のない騎乗が予想されます。懸念材料は、古馬との対戦経験がないことと、2400mのダービーで11着と惨敗したこと、スローペースでの切れ味勝負には分が悪い点です。
個人的に注目しているのは、昨年2着のスターズオンアースです。前走は7着ですが0.6秒差とそれほど負けている印象は無く、長期休養明けを叩かれて状態が上がれば勝ち負けに加わる可能性もあるでしょう。また、外枠発走が多い状況でも安定した成績を残しており、もし内枠に入れば面白い存在になると考えています。
予報に基づくvoxねこ夫の予想
◎ 1ダノンデサイル
〇 3アーバンシック
▲ 7スターズオンアース
△ 9ディープボンド
△ 16シャフリヤール
注:6ローシャムパーク
【買い目】合計3,300円
【馬連】各100円Box
1,3,7,9,16
【3連複】各100円 フォーメーション
1頭目 1 2頭目 3,7 3頭目 3,6,9,16
【3連単】各100円 フォーメーション
1頭目 1,3 2頭目 1,3,7 3頭目 1,3,6,7,9,16
有馬記念は、ファン投票で出走馬が決定するため、全ての馬が必ず出走できるわけではなく、目標にしづらいレースです。そのため、秋に活躍した馬が予期せぬ敗戦を喫することがよくあります。逆に考えると、有馬記念を早くから目標にしてきた馬が有利といえます。ダービーから菊花賞ぶっつけ本番で臨み負けはしましたが強い内容だった◎1ダノンデサイルを本命にしました。調教を見る限り絶好調です。そのダノンデサイルに勝っている〇3アーバンシックが対抗です。昨年2着の▲7スターズオンアースもここに照準を合わせてきた感じです。長期休養明けから前走を1度叩いて調子は良さそうです。△9ディープボンドも京都大賞典を使った後、ここを目標にしてきました。調子は良さそうです。△16シャフリヤールと注:6ローシャムパークもBCターフを使った後ここに照準を合わせてきたようで、調子は良さそうです。
12/17時点の候補馬
✓アーバンシック
✓ジャスティンパレス
☆シャフリヤール✓スターズオンアース
☆ダノンデサイル
☆ディープボンド
◎ドウデュース
✓プログノーシス
☆ベラジオオペラ
✓レガレイラ
✓ローシャムパーク
※◎☆は調教が良く見えた馬
レース結果:予報と予想の検証
結果
1着 枠4 8番 レガレイラ
2着 枠8 16番 シャフリヤール
3着 枠1 1番 ダノンデサイル
横山典さんで内枠1番を引いたダノンデサイルが逃げる展開は想定内でした。また、4コーナーで中団より前にいなければ上位には来られないという傾向も想定通りでした。しかし、ディープボンド、スターズオンアース、ハヤヤッコといった前に行った馬が大敗していることから、予想以上に前に行く馬たちにとってスタミナを要するレース展開になっていたようです。基本的には前崩れの展開だったようですが、それでもダノンデサイルとベラジオオペラは、リズム良く走れたことがよかったのか掲示板に残りました。そこはさすが親子だな(騎手)と思いました。一方、レガレイラはエリザベス女王杯の敗因が力負けではないと判断していたので「次も絶対に買おう!」と決めていただけに、今回絞るタイミングで外してしまったのが悔やまれます。
共通のレース展開プロファイル
コース特性
外回りの3コーナー付近からスタートし、すぐに4コーナーのカーブになります。そのため、外枠を引いた逃げ・先行馬は不利です。さらに、直線に2.2mの急坂を2回走ることや、1~2コーナーのカーブが緩やかな上り坂になっているため、前半はスローになるのが一般的です。競馬が動き始めるのは坂の頂上にあたる2コーナーからで、ここから4コーナーまで緩やかな下り坂が続きます。
前半でポジションが取れなかった馬が、ここで巻き返しを図る展開が見られます。最後の直線は310mしかないため、3コーナーまでにうまくポジションを取れなかった馬は4コーナー手前から仕掛けるしかありません。そうならないよう向こう正面でポジション調整をするのですが、調整がうまくいかなかった馬は「まくる」戦法に出ることになります。
坂、坂、ポジション争い、まくり争い、そして最後にまた坂と、中山2500mはとにかくパワーとスタミナが要求されるコースです。東京競馬場で驚異的なレコードを叩き出したアーモンドアイでさえ勝てなかったコースということを考えれば、スピードに加えてスタミナが必要なことは言うまでもありません。
過去10年の傾向
過去10年のうち9回は良馬場で開催され、1回は稍重でした。逃げ馬の成績は(1,0,2,7)で、内2回はキタサンブラック、もう1頭はタイトルホルダーという実力上位馬です。並みの逃げ馬では難しいでしょう。また、先行馬よりも差し馬の方が多く馬券に絡んでいます。先行有利なコースとはいえ、差し馬に実力馬が揃っていることが結果に反映されています。走破時計は2分30秒5~2分35秒3と幅がありますが、2分32秒台での決着が多いようです。勝ち馬の上がり時計は33秒8~36秒5と幅があり、時計の違いに、先行・差しの脚質の違いはあまり関係ないようです。中山2500mはスタミナを要するコースですので、道中の展開次第でスタミナを消耗するかどうかによって決着時計も変わるようです。
個別のレース展開プロファイル
開催4週目
開催4週目は芝が荒れて内枠が不利になります。
過去のレース展開予報とvoxねこ夫の予想
まだありません。
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