2025年 皐月賞(GⅠ)の競馬予想~重賞展開予報~

G1皐月賞(アイキャッチ) 04月
2025年4月20日(日)

開催日:2025年4月20日(

レース展開予報

第85回 皐月賞(GⅠ) 3歳オープン 2,000(芝)牡・牝

以下は、2025年4月16日(水)時点での予想です。今後、天気予報、調教や枠順などの情報により予想が変わる可能性があります。内容に影響を与えない範囲での加筆や文章の校正は随時行いますが、大きな修正が必要となる場合は、日付を明記した上で追記として対応する予定です。

予報要約

逃げ馬の出走不透明も、展開はまくる馬次第。有力馬中心だが、波乱は中山巧者か?

展開予報

レースプロファイル予報
脚質:先先行有利(ねこ2)30×30□□■□□差し有利(犬)30×30差 ⇒ まくる馬居て展開不問。スタミナ×瞬発力が鍵か?
時計:遅遅い(かめ2)30×30□□■□□速い(うさぎ4)30×30速 ⇒ 1分59秒前後、上がり先行35秒前後(差し馬は34秒台前半)
馬券:荒固い(お金少3)30×30□□□□■固い(お金少4)30×30堅 ⇒ 実力差有り。穴は中山巧者か?
馬場:雨雨30×30□□□■□晴れ30×30晴 ⇒ 良馬場。ただし、開催当日は曇一時雨のため注意が必要

フルゲート18頭に対し、21頭が登録しています。アスクシュタインマテンロウバローズが除外対象で、ジュタジーティーアダマンのうち1頭が抽選で出走可能です。もし無敗の逃げ馬であるジーティーアダマンが出走してきた場合、今回も逃げる可能性が高く、展開を大きく左右するため無視できません。出走の可能性を意識して予想しますが、確定は4月17日(木)16時過ぎの発表まで注意が必要です。

確実に出走できる馬の中で、過去に逃げた経験があるのはピコチャンブラックです。一方、ジーティーアダマンは現在1/2の抽選対象で出走は確定していませんが、もし出走してきた場合は、こちらの方がテンのスピードが速いため、主導権を握る可能性が高いと考えています。ジーティーアダマンが出走するか否かで、展開は大きく変わってきそうです。

ジーティーアダマンが出走してこない場合は、ピコチャンブラックキングスコールが逃げる展開になるでしょうが、どちらも極端に速いペースで逃げるタイプではないため、前半スローペースになると予想しています。

ジーティーアダマンが出走した場合は、ジーティーアダマンが逃げてピコチャンブラックキングスコールが2番手につける展開になり、前半からペース速くなると予想しています。

出走してくるかどうかが1/2という状況の中での予想は難解ですが、ペースが速くても遅くても、ファウストラーゼンが向こう正面でまくってくるのは確実でしょう。そうなると、展開を作るのは逃げ馬ではなく、まくるファウストラーゼンと考えられます。

もしジーティーアダマンが出走して、なおかつ、ファウストラーゼンに先頭を譲らないような展開になった場合、共倒れになるリスクがあります。ファウストラーゼン陣営としては、ジーティーアダマンが出走しないことを望んでいるかもしれません。

枠順にもよりますが、先行しそうな馬は、ヴィンセンシオ、キングスコール、クロワデュノール、サトノシャイニング、ジョバンニ、ピコチャンブラック、マスカレードボール、ローランドバローズと、多くの馬がいます。また、直線が短くかつ小回りの中山2,000mですので、定石通り先行争いは激しくなりそうです。

一方、ファウストラーゼンは、2戦続けて今回と同条件のレースで、まくって結果を出しています。2回続けて同じようなレースをしたため、他の陣営もさすがに対策を練っているでしょう。とはいえ、まくって自分でレースを作れる馬の対策は難しいと考えられます。できる対策とすれば、『過去にまくったことのない馬でまくってみる』くらいでしょう。前半いい位置が取れなさそうなスタミナ型の馬であるアロヒアリイ、ドラゴンブースト、ニシノエージェントが無欲のまくりの策に出れば、ファウストラーゼンと一緒について動くことが考えられます。

ファウストラーゼンは3コーナーに入る前に先頭を奪うちょっと変わったまくりスタイルですが、もし、同じようなスタイルでまくった馬たちが抑えられずに、さらに先頭を奪い返すような展開になると、ファウストラーゼンにとっても、一緒にまくった馬にも厳しい展開になりそうです。そうなると、まくった馬はスタミナ比べの消耗戦になるため、先行して末脚に自信を持つクロワデュノール、サトノシャイニング、マスカレードボールにお膳立てするような展開になるでしょう。さらには、もっと位置取りが悪そうなエリキングミュージアムマイルも展開が向きそうです。

整理をすると、今回のレースのポイントは3つです。

1つ目は、ジーティーアダマンが出走してくるかどうかです。出走してきた場合、レース全体のペースが上がり、末脚勝負にかける馬に展開が向く可能性が高くなります。

2つ目は、ファウストラーゼンのまくりにどれだけの馬がついて行って、どれだけの馬がまくり合戦をするかです。まくり合戦が激しくなれば末脚勝負型が有利な展開に、逆にまくる馬が少なくあまりまくり合戦が起きなければ先行馬が粘る展開になる可能性が出てきます。

3つ目は、有力馬であるクロワデュノールとサトノシャイニングの仕掛けどころです。後方の動きを意識しすぎて仕掛けが遅れると、ファウストラーゼンやその他のまくる馬が粘る展開になり、逆に早仕掛けになれば後方で脚を溜めていた馬が浮上する展開になりそうです。

今回の皐月賞は、ファウストラーゼンというまくる馬の存在によって、各陣営の戦略が複雑に絡み合う、予想する方としてはとても難解ですが、レース自体は、わくわくする戦いになりそうです。しかし、戦法がわかっているまくりが何度もはまることは考えにくく、後方で待機した馬にも有利な展開になる可能性も十分ありそうです。また、先行がいいのか、後方待機がいいのか、位置取りについては、ジーティーアダマンの出走の可否が大きく影響しそうなため、ジーティーアダマン出走の可否と枠順決定後にもう一度予想を練り直す必要がありそうです。

想定される勝ち馬のタイムは1分59秒前後先行馬であれば上がりは35秒前後差し・追い込み馬なら0.5秒以上速い34秒台前半になると予想しています。

注目馬の分析

◎ヴィンセンシオに注目しています。この馬の魅力は、先行力があって自分でレースを作れることと、このメンバー中で中山2000mの持ち時計が最も優秀なところです。中山2000mで1分58秒8(上がり34秒7)という時計は、クロワデュノールがホープフルステークスで記録した2分0秒5(上がり34秒9)より1秒7も速く、11月の馬場状態が良好だったとはいえ、高く評価できる内容です。その後、3か月ぶりの弥生賞では、ファウストラーゼンの2着に敗れましたが、そのときは馬体重が+14kg→+10kgと増えてきており、本番を見据えた仕上げだったと考えられます。今回はさらに状態が上がっている可能性が高く、前走以上のパフォーマンスができると考えています。それに加え、この馬にルメール騎手が騎乗することがとても心強いです。

〇クロワデュノールにも注目しています。この馬の魅力は、先行して鋭い瞬発力を長く発揮できる点です。デビュー以来、一度も敗れておらず、東スポ2歳ステークス以外は楽勝しています。唯一の接戦だった東スポ2歳ステークスは、サトノシャイニングとのマッチレースになったためで、相手が強かっただけと考えられます。この馬の強みは、ダッシュ力があり先行できる上に、3~4コーナーから動いても最後まで脚色が鈍らないことです。さらに、今回と同じ条件であるホープフルステークスを楽勝しているのも心強い材料です。懸念点は、速い持ち時計がないことと、3か月ぶりのレースになることです。ただ、ホープフルステークスでの2分0秒5、上がり34秒9というタイムは、2歳時の時計としてはまずまず優秀な時計です。また、このレースで敗れた馬たちが3歳になってから、持時計を更新していることから、クロワデュノール自身も大幅な時計短縮が見込めそうです。調教を通じて、成長の度合いを確認するのが楽しみです。

▲アロヒアリイに注目です。この馬の魅力は、長く良い脚を使えるところです。前走・前々走ともに中山2000mを使ってきて、いずれも3コーナーから外をまくる積極的な競馬をしながら、ゴール前までしっかりと脚を伸ばしていました結果は2着・3着と敗れはしたが、中山2000mに向いていると感じました。特に前走では、スタート直後に隣のファウストラーゼンと接触しながらも、最後まで集中力を切らさないで3着まで追い上げました。もし今回好枠を引いて、もう少し前目で競馬ができたなら、上位争いに加わっても不思議ではありません。横山和生騎手との2度目のコンビにも期待です。

△ファウストラーゼンにも注目です。この馬の魅力は、スタミナを活かして長く良い脚を持続できるところです。中山2000mは坂の多いトリッキーなコースですが、この馬はホープフルステークス・弥生賞と連続して経験しており、今回が3度目となります。特に、向こう正面から動くという独自の騎乗スタイルに対する他馬の対策は難しく、同じように動くくらいしか打つ手がないでしょうが、真似してできるような走りでは無いため、今回もこの馬だけが押し切れる展開に持ち込める可能性は高いでしょう。懸念材料は、ホープフルステークスでクロワデュノールやジョバンニに完敗している点です。ただし、今回は他にもまくってきそうな馬が居そうなため、クロワデュノールやジョバンニの仕掛けが遅れる可能性もあるため、前回負けた相手にも先着できる可能性も出てきます。中山2000mのトリッキーな条件だけに、まくって自分の競馬ができるこの馬だけが有利な展開にすることも可能と考えています。どのようなレースをしてくれるか、今からとても楽しみです。

注サトノシャイニングには注意が必要です。この馬の魅力は、先行して鋭い瞬発力を発揮できるところです。3戦2勝で、唯一の敗戦は東スポ2歳ステークスでのクロワデュノールとの接戦でした。そのレースでは、一度は突き放されながらも、ゴール前で詰め寄る根性を見せました。後からわかったことですが、そのレースで落鉄していたとのことです。それでもゴール前で1/2馬身差まで差を詰めたことは高く評価できます。懸念材料は、2000mの持ち時計がないところ、中山2000mが初めてなことです。また、母父のStar Dabblerがダートの1700mまでしか走ったことが無いことも不安の裏付けにもなっています。

注エリキングにも注意が必要です。この馬の魅力は、3戦無敗ですべてのレースを楽に勝ってきたところです。特に、有力馬のジョバンニに2度も勝っているため、ジョバンニが上位争いをするのであれば、この馬も上位争いをしてもおかしくありません。懸念材料としては、中山コース初挑戦であること、関東への長距離輸送、さらに5か月の休養明けと少し不安要素がそろっています。ただし、中京の坂のあるコースで上がり33秒4の末脚を繰り出して勝っていることから、坂に対する不安は少なそうです。輸送や休み明けの影響については、調教や馬体重を見て見極めたいところです。

その他では、ジョバンニ、ドラゴンブースト、ニシノエージェント、ミュージアムマイルにも注目しています。調教内容や馬体重、除外馬の状況次第では、印の入れ替えも検討します。

共通のレース展開プロファイル

コース特性

スタート地点は4コーナーの出口付近にあるため、1コーナーまでの多少距離はありますが、スタート直後に急坂があることや、坂を上ってからコーナーまでの距離が短いため、小回りコースで外を回りたくない先行馬が先行争いをしやすいコースです。特に外枠の先行馬は不利になります。位置取りがうまくいかないと、鋭角な2コーナーの影響で、ストライドの大きな馬は向こう正面の直線まで位置取りの修正を余儀なくされることがあります。1コーナーまでに良い位置取りができなければ、向こう正面でスピードを上げることになります。もしそれもできなければ、位置取りが不利なまま3コーナーに入ることになり、最終的に4コーナーを出る際には位置取りが悪いままで、直線が310mと短く急坂がある中山では脚を余すことがあります。これが中山2000mがストライドの大きく不器用な実力馬が力を出せないと言われる所以です。多少の力差で劣っていても、ストライドが小さく器用で、かつ中山の急坂を2回駆け上がるスタミナを兼ね備えた馬を狙いたいところです。

※この情報は、以下のサイト等の情報を元に考察しています。詳しくはサイトで確認してください。

中山競馬場 芝2000mの特徴と攻略情報まとめ|初心者向けにわかりやすく解説! | うましる
中山競馬場 芝2000mのコースの特徴を競馬初心者向けに独自に解説しています。「これから競馬を始める!」「競馬場について知識がほとんどない……」という方に少しでもお役に立てれば嬉しいです。ぜひ予想の参考にしてみてくださいね。

過去10年の傾向

過去10回の開催のうち、良馬場は6回、稍重が4回でした。2025年4月14日(月)時点の中山競馬場の天気予報によれば、開催前日の4月19日(土)まで雨の予報はありませんが、開催当日の4月20日(日)は曇一時雨の予報になっています。馬場が渋る可能性はありますが、以下では、良馬場開催を前提にしたデータ分析を行います。

出走馬108頭(1レース平均約18頭)のうち、馬券圏内に入ったのは15頭でした。逃げ馬の成績は(0-0-0-6)(0%/6頭)と、まったく馬券に絡んでいません。一方、4コーナーを3番手以内で通過した先行馬(まくり含む)は6頭(40%/15頭)が馬券に絡んでおり、5番手以内まで広げると11頭(37%/30頭)と、少し確率は下がりますが、それでも好成績です。それ以外の馬は4頭(5%/78頭)と、かなり成績が悪いようです。4コーナー5番手以内、できれば3番手以内につけられる先行馬を中心に予想馬を決めると良さそうです。

勝ち馬の走破時計は1分57秒1~2分00秒6と少し差がありますが、だいたい1分58秒前後での決着になると考えていればいいでしょう。上がり3ハロンのタイムは33秒8~36秒6と、こちらも差があるようですが、これは脚質というより展開によるようです。脚質的には、先行馬であれば35秒前後差し馬であればそれより0.5秒以上速い時計が求められるようです。

※この情報は、以下のサイト等のデータをもとに考察しています。詳しくはサイトでご確認ください。

皐月賞の過去10年データ、好走馬一覧(2025年4月20日中山11R) | 競馬ラボ
皐月賞過去10年データです。

個別のレース展開プロファイル

開催8週目

先週日曜日は雨でしたが、メインの11レース以外はすべて良馬場での開催でした。土曜日は晴れており、終日良馬場でした。土曜日・日曜日ともに、逃げた馬は1頭も馬券圏内に来ていないものの、どちらかといえば先行馬の方が多く馬券圏内に入っていたようです。ということは、あまりトラックバイアスが出ていなかったと考えられます。

今週日曜日の天気予報は「曇一時雨」となっており、先週同様に稍重になるか微妙な天候です。もし雨が降れば、開催8週目ということもあり、トラックバイアスが出る可能性もありますが、あまり雨が降らなければ、トラックバイアスは発生せず、距離損の少ない前の馬が有利になると考えられます。

詳しくは以下のサイトなどを参考にしてください。

トラックバイアス&血統研究
トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

おまけ

予報に基づくvoxねこ夫の予想

◎15ヴィンセンシオ
◯10クロワデュノール
▲8ジーティーアダマン
△13アロヒアリイ
☆17ファウストラーゼン

◎▲時計優秀
〇能力上位
△末優秀
☆スタミナ有

買い目2500
馬連Box◎〇▲△☆,◎-〇
3連複◎-〇▲-▲△☆
3連単◎〇→◎〇→〇▲△☆,◎→▲→〇△☆

レース結果:予報と予想の検証

レースプロファイル予報◎:想定通り〇やや想定通り×:やや想定外✖:想定外
脚質:先先行有利(ねこ2)30×30□□■□□差し有利(犬)30×30差 ⇒ まくる馬居て展開不問。スタミナ×瞬発力が鍵か?
⇒2着クロワデュノールとまくった8着アロヒアリイ以外、11着まで4コーナー7番手以降の差決着
時計:遅遅い(かめ2)30×30□□■□□速い(うさぎ4)30×30速 ⇒ 1分59秒前後、上がり先行35秒前後(差し馬は34秒台前半)
⇒1:57.0(34.1)という早い時計での決着だった
馬券:荒固い(お金少3)30×30□□□□■固い(お金少4)30×30堅 ⇒ 実力差有り。穴は中山巧者か?
⇒3,1,4番人気での決着
馬場:雨雨30×30□□□■□晴れ30×30晴 ⇒ 良馬場。ただし、開催当日は曇一時雨のため注意が必要
⇒良馬場開催

【レース結果】
1着 枠6 11番 ミュージアムマイル
2着 枠5 10番 クロワデュノール
3着 枠3 6番 マスカレードボール
4着 枠3 5番 ジョバンニ
5着 枠8 16番 サトノシャイニング

タイム
ハロンタイム 12.1 - 10.2 - 12.2 - 12.5 - 12.3 - 11.4 - 11.5 - 11.8 - 11.4 - 11.6
上り 4F 46.3 - 3F 34.8

コーナー通過順位
1コーナー 9-4,8(1,10)(5,12)11(2,16)6(14,7)(3,15)18-13,17
2コーナー 9,4,8(1,10)(5,12)(2,11)(6,16)(14,7)(3,15,17)18,13
3コーナー (9,*17)13(8,4)(12,10)(1,11,16)(2,5)15(14,6,7)(3,18)
4コーナー 17(9,4,13,10)8(1,12,16)(2,11,5)(14,6,15,18)(3,7)

※色の違い  1着:太赤|2着:細赤|3着:太青|4着:細青|5着:太緑

【レース回顧】
スタート直後の先行争い:1F~2F(12.1 - 10.2) 2F(22.3)
ジーティーアダマンが先手を取ると予想していたがジュタが行った。外からジーティーアダマン、ピコチャンブラックが並びかけた。クロワデュノールもスタートが良く、4番手に付けた。先行争いが激しくなた分、スタート直後の前半は2Fが22.3と速くなった

1~2コーナー:3F~4F(12.2 - 12.5) 2F(24.7)
ピコチャンブラックが先頭に立ち、ジュタ、ジーティーアダマンの順で1コーナーに入った。さすがに小回りコースのコーナーに入ったため、スタート直後に比べるとペースは少し落ち着いたが、それでもピコチャンブラックジュタが争ったため、逃げ馬にとっては息が付けない展開だった

前半のペース:1F~4F(12.1 - 10.2 - 12.2 - 12.5)  3F(34.5) 4F(47.0)
前半は、それほど速いペースでは無いが、息が付けないよどみないペースだったため、先行馬にとっては苦しい展開だった

向こう正面:4F~6F(12.3 - 11.4 - 11.5) 1~5F(59.3)
2コーナーを回った頃にファウストラーゼンがいっきにまくって先頭に並びかけた。それにつれてアロヒアリイ、ドラゴンブーストがついて行ったため、ペースは落ち着かず上がってしまった。先行馬にとってはさらに苦しい展開になった

3~4コーナー:7F~9F(11.5 - 11.8 - 11.4) 3F(34.7)
先頭を走るピコチャンブラックファウストラーゼンが並びかけるも、ピコチャンブラックが抜かせないようにとペースを上げたため、ペースがさらに上がり、そのペースに後方の馬もついて行ったため、全体のペースがさらに上った。しかし、当然ながら脚を溜めていた後方の馬の方がペースが速く馬群が凝縮されて4コーナーの出口を向かう

後の直線:9F~10F(11.4 - 11.6) 2F(23.0)
スタミナに自信のあるファウストラーゼンが抜け出してスタミナ勝負に持ち込もうとするが、ファウストラーゼンに照準を合わせていたクロワデュノールが襲い掛かり、さらにはそのクロワデュノールに照準を合わせていた馬たちがクロワデュノールに襲い掛かる。中でも一番脚が溜まっていたミュージアムマイルがなんなくクロワデュノールを交わしたところがゴールでした。

次走に向けたメモ:
クロワデュノール
何頭もまくる馬が居て、逃げた馬、先行馬が総崩れになる中、2着を確保したのは、改めて強い馬と感じた
ミュージアムマイル
1:57.0という早い時計の中で、34.1という1頭だけ別次元の脚を使ってクロワデュノールを一瞬で交わすのはすごい。前走の弥生賞の敗北が稍重とのことだったため、馬場が渋った場合は割り引く必要がある
マスカレードボール
中山があまり得意ではないという横山武史騎手コメントがあっての4着は能力の証か?ダービーで狙ってみたい1頭
ジョバンニ
今回も上位に来た。サトノシャイニングをなんなく交わしたところから、中山ではサトノシャイニングより上か

voxねこ夫の予想
9着◎15ヴィンセンシオ
2着◯10クロワデュノール
14着▲8ジーティーアダマン
8着△13アロヒアリイ
15着☆17ファウストラーゼン

【何がダメだったのか】
予想がはずれてジーティーアダマンが逃げなかったが、ファウストラーゼンがまくってアロヒアリイがかぶせてまくって、他の馬(今回はドラゴンブースト)がついて行くところまでの展開は予想通りでした。でも時計がこれほど早くなるとは予想していなかったため、本命にしたヴィンセンシオは自信の持ち時計1:58.8を上回る1:57.9で走っていても、上位に来ることはできませんでした。先行ポジションを取れていないので、完全に力負けです。声のメンバーであれば、今後も上位争いは難しいでしょう。まくる戦法を阻止するまくりがある場合、全体の時計が早くなるということ、そうなれば差し馬に有利な展開になるということ、をわすれないようにしたと思いました。

過去のレース展開予報とvoxねこ夫の予想

まだありません。

その他の今週の重賞レース予報

展開予報とは

競馬で勝つためには『強い馬』ではなく、『展開が有利な馬』を見極めることが大切だと考えています。詳しくはこちらをご覧ください。

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