2025年 新潟記念(GⅢ)の競馬予想~重賞展開予報~

G3新潟記念(アイキャッチ) 08月
2025年8月31日(日)

開催日:2025年8月31日(

展開予報

サマー2000シリーズ 第61回 農林水産省賞典 新潟記念(GⅢ) 3歳以上オープン 2,000(芝・外)ハンデ別定

予報要約

単騎逃げ濃厚でスローペース必至!直線は単純なたたき合い!有力馬の仕上げ具合が波乱の鍵!

展開予報

レースプロファイル予報
脚質:先先行有利(ねこ2)30×30□■□□□差し有利(犬)30×30差 ⇒ 単騎逃げで先行有利。それでも瞬発力は必須
時計:遅遅い(かめ2)30×30□■□□□速い(うさぎ4)30×30速 ⇒ 1分58秒台後半、上がり33秒台(差は0.5秒速い32秒台)
馬券:荒固い(お金少3)30×30□□■□□固い(お金少4)30×30堅 ⇒ 瞬発力上位馬が人気も、仕上げ具合次第で波乱も
馬場:雨雨30×30□□□□■晴れ30×30晴 ⇒ 良馬場。開催前日~当日降水確率10%の晴れ時々曇り 

以下の分析は良馬場を前提としています。天気予報的に良馬場が濃厚ですが、もし、稍重~重馬場や不良馬場となった場合は改めて見直す必要があります。当日の天気予報や馬場状態には十分注意してください。

このメンバーであれば、直線の長い新潟でもコスモフリーゲンが単騎逃げを打つ展開になると考えています。2番手にはクイーンズウォーク、シランケド、シンリョクカ、ナムラエイハブが続き、アスクカムオンモア、エネルジコ、ダノンベルーガ、ブレイディヴェーグは後方で脚を溜め、その他の馬は中団で競馬をすると予想しています。

コスモフリーゲンは逃げながら33.9の上がりを使ったことがあるように、先行力に加え末脚にも自信を持つタイプです。大逃げではなく、できる限り脚を溜めて運びたい馬で、幸い先行勢も同じように溜めて運ぶタイプが多いため、前半はスローペースになる可能性が高いと考えています。

レースの鍵を握るのは中団で競馬を進めるヴェローチェエラ、ディープモンスター、そして先行が予想されるクイーンズウォークの動きです。誰かがスローペースを嫌って早めに仕掛ければ、直線の長い新潟ということもあり後方勢が浮上する可能性がありますが、動きがなければ、先行しながら末脚もしっかりしているシランケド、シンリョクカ、そして逃げるコスモフリーゲンを捉えるのは難しいと見ています。後方勢にとっては、「勝つために早めの仕掛け」が必要になるメンバー構成です。

ただし新潟の直線は659mと長く、スタミナに不安のある馬が3〜4コーナーから先行する馬を捕まえに行くのは難しい舞台です。加えて今回は休養明けの有力馬が多く秋の本番に向けた叩き台の意味合いが強い一戦です。想定以上に仕上がっている馬であれば3〜4コーナーからの仕掛けも可能ですが、基本的には秋を見据えた調整段階と考えるのが妥当です。結果として、前半のスローペースが保たれ、4コーナー出口まで動きがなく、直線だけの瞬発力勝負になると見ています。前で立ち回り、4コーナー出口で好位を取れる瞬発力型の先行馬が有利になると考えています。

勝ち時計は平均よりやや遅い1分58秒台後半を想定しています。上がりは先行勢・差し勢ともに33秒台が必要で、差し馬が勝ち切るためには32秒台前半の脚が求められると考えています。

注目馬の分析

以下の分析は良馬場を前提としています。天気予報的に良馬場が濃厚ですが、もし、稍重~重馬場や不良馬場となった場合は改めて見直す必要があります。当日の天気予報や馬場状態には十分注意してください。

自信度:💪

※上位5頭の注目馬が1~3着になる自信度です。最大💪💪💪💪💪です。自信の無いときは💪もありません。

このレースはサマー2000シリーズの最終戦です。現在、ヴェローチェエラトップナイフと並んで13点で首位に立っています。トップナイフはこのレースに出走予定でないため、参戦するだけで1点加算されるヴェローチェエラが総合優勝し、5000万円を獲得する可能性が高い状況です。唯一それを阻止できるのはコスモフリーゲン(現在10点)で、この馬が3着以内に入ればコスモフリーゲンが総合優勝になります(3着の場合は同点の総合優勝)。こうした背景から、ヴェローチェエラ陣営は大きなプレッシャーを感じる立場ではありませんが、コスモフリーゲン陣営は総合優勝を狙って全力で仕上げてくると予想しています。

★★★☆☆:アスクカムオンモア
しっかり脚を溜めることができれば末脚を確実に発揮できるタイプで、直線の長い新潟コースは合っていそうです。初戦の未勝利戦を除くと2000m戦は(3,1,2,0)すべて馬券圏内に入っており安定感があります。さらに東京競馬場ではありますが、今回より1kg重い58kgを背負って1:57.7(上がり33.8)という優秀な時計で勝っている点も評価できます。一方で4か月の休養明けになることや、過去に重賞挑戦(セントライト記念GⅡ、菊花賞GⅠ)でいずれも1秒以上離される惨敗をしている点は不安材料です。ただし、いずれのレースも距離が長かったことを考えれば見直せる可能性も十分にあります。

★★★★☆:エネルジコ
毎回末脚を確実に発揮できる馬で、直線の長い新潟は合いそうです。キャリアはまだ3戦のみですが負けなしの全勝馬であり、今回も前走に続いてルメール騎手が騎乗するのは心強いです。4か月の休養明けとなる点や新潟が初めてとなる点は懸念ですが、これまでの3勝がすべて左回りで直線の長い東京競馬場という点からも、新潟の条件には合いそうです。ただしキャリア3戦ということもあり持ち時計の裏付けはまだありませんが、馬の成長と鋭い末脚鞍上に期待しています。

★★★☆☆:コスモフリーゲン
先行力があり、今回は単騎で逃げられる可能性が高く、スローペースに持ち込めれば33.9という速い脚も使える点が魅力です。9戦して8回が馬券圏内で、唯一の4着も0.3秒差と大崩れしていません。横山武史騎手が一度騎乗した以外は、今回も手綱を取る柴田大知騎手が継続騎乗している点も心強いです。また他の有力馬が休み明けで秋の本番に向けた叩き台なのに対し、この馬は叩き2戦目で調子を上げてきそうです。さらに現在サマー2000シリーズ3位で、総合優勝のためには3着以内が必須となるため、陣営としても仕上げてくることが予想されます。ただし別定戦で58kgを背負う点や、2000mの持ち時計が中山良1:58.7(35.4)と少し見劣りする点、新潟が初めてとなる点は不安材料です。

★★★★☆:シランケド
先行力がありながら末脚もしっかりしており、脚を溜められれば33秒台前半の脚も出せるため新潟コースに合いそうです。新馬戦を除けば10戦して(5,2,3,0)とすべて馬券圏内に入っている安定感は大きな魅力です。斤量も55kgと他馬に比べると軽い点は有利に働きそうです。一方で坂井瑠星騎手が初騎乗となる点や、3か月の休養明けという点は懸念材料ですが、新たな能力を開花してくれそうな期待が大きな一頭です。

★★☆☆☆:ダノンベルーガ
末脚の確実さがあり、直線の長い新潟コースは合いそうです。新馬戦以外はすべて重賞に出走し、そのうち共同通信杯(GⅢ)、札幌記念(GⅡ)の2戦以外はすべてGⅠという強豪相手との戦いを経験している点は大きな実績です。別定で57kgと他の有力馬に比べて斤量が軽いのも好材料です。一方で新潟は初出走であること、2022年2月の共同通信杯以来勝ち星が無いこと、佐々木騎手が初騎乗となること、さらに8か月の休養明けという点は不安材料となります。

その他では、★★☆☆☆:クイーンズウォーク★★☆☆☆:シンリョクカ★★☆☆☆:ブレイディヴェーグにも注目しています。枠順や調教内容、馬体重、馬場状態、除外馬の状況次第では、注目上位5頭に入れ替えることも検討します。

コース・過去の傾向

コース特性 新潟2,000m

2コーナーの奥ポケットからスタートします。スタート直後は緩やかな下り坂が続き、最初のコーナーまでの距離は約950mです。この距離が長いため、先行争いはそれほど激しくなりません。さらに、3コーナー手前から少し上り坂となるため、ここで各馬は息を整えることができます。3~4コーナーは緩やかで大きなカーブなので、ペースを落とさなくても曲がることができます。3コーナー付近が坂の頂上であり、スパイラルカーブになっていることから、スタミナに自信のある馬はここから仕掛けることもあります。最後の直線は約659mで、最初の約200mには2回のアップダウンがあり、スピードを出しにくいですが、残りの約400mは平坦です。2000m戦にも関わらずコーナーが1回のワンターンであるため、スピードが出やすく、大回りのコーナーのため、どこからでも仕掛けやすいコースです。そのため、瞬発力も求められます最もスピードが重視される一方で、平坦な長い直線をバテずに走る瞬発力も必要とされるコースです。

新潟競馬場 芝2000m(外)の特徴と攻略情報まとめ|初心者向けにわかりやすく解説! | うましる
新潟競馬場 芝2000m(外)のコースの特徴を競馬初心者向けに独自に解説しています。「これから競馬を始める!」「競馬場について知識がほとんどない……」という方に少しでもお役に立てれば嬉しいです。ぜひ予想の参考にしてみてくださいね。

過去10年の傾向

過去10年の新潟競馬場では、9回が良馬場、1回が稍重での開催でした。2025年8月25日(月)時点の天気予報によれば、水曜日の降水確率は60%とやや高めですが、開催前日から当日にかけては降水確率10%で晴れ時々曇りとなっており、良馬場での開催となる可能性が高いと考えられます。そこで、以下では良馬場で行われた9回分のデータをもとに分析を行います。ただし、昨年まではずっとハンデ戦で、今年から別定戦になっているため、参考程度に留める必要はあります。

出走馬145頭(1レースあたり約16頭)のうち、馬券圏内に入ったのは27頭でした。逃げ馬の成績は(0-1-0-8)(約11%/9頭)とあまり良くありません。4コーナーを3番手以内で通過した先行馬(まくりを含む)は5頭(19%/27頭)と低い成績です。5番手以内に広げると7頭(16%/45頭)とさらに確率は下がり、10番手まで広げても13頭(14%/90頭)と低めです。それ以外の馬、すなわち11番手以降で位置を取った馬は14頭(約25%/55頭)とやや確率が上がります。したがって、4コーナー11番手以降で後方待機していた馬を中心に、末脚の鋭い馬であれば先行馬も考慮に入れる必要があるものの、基本的には差し馬が中心で、先行馬は割引して考えた方が良さそうです。

勝ち馬の走破時計は1分57秒5~1分59秒9で、約2秒の幅がありますが、1分58秒台での決着が多い傾向です。上がり3ハロンのタイムは32秒4~34秒6で、上位馬が34秒台だったのは2015と2017年、昨年2024年1着になったシンリョクカです。そのときは先行馬が34秒台の脚で残りました。しかし、基本的には、上位に食い込むには先行馬でも差し馬でも33秒前後の末脚が求められると考えておくと良いでしょう。

※この情報は、以下の競馬関連サイト等のデータをもとに考察しています。詳しくは各サイトでご確認ください。

農林水産省賞典 新潟記念の過去10年データ、好走馬一覧(2025年8月31日新潟11R) | 競馬ラボ
農林水産省賞典 新潟記念過去10年データです。

当週の馬場傾向

開催6週目 新潟競馬場

先週土曜日の新潟競馬場は全レースが良馬場での開催となりました。芝7レースの逃げ馬成績は(0,1,0,6)と振るわない結果でした。ただし「先行馬が残れない馬場」だったわけではなく、新潟らしく位置取りに関係なく瞬発力のある馬が上位に来ていた印象です。

翌日曜日も全レース良馬場で行われ、千直を除く芝6レースの逃げ馬成績は(2,1,0,3)とまずまずの内容でした。とはいえ「前有利」というよりも、新潟芝への適性が問われた印象で、前日同様、瞬発力に優れた馬が多く馬券に絡んでいました。

今週は水曜日に降水確率60%の曇り時々雨の予報が出ていますが、開催前日から当日にかけては降水確率10%の晴れ時々曇りとなっており、良馬場開催が見込まれます。先週同様、位置取りの有利不利よりも、瞬発力に優れた馬が上位に来る傾向が続くと予想されます。

詳しくは以下のサイトなどもご参照ください。

トラックバイアス&血統研究
トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

JRA公式クッション値

馬場情報(新潟競馬場) JRA

JRA公式コース概要(仮柵等設置状況)

第2回・第3回新潟競馬の馬場概要(馬場情報) JRA

おまけ

voxねこ夫の予想

予想中!!

レース結果と振り返り

予想中!!

過去の展開予報

まだありません。

今週の重賞レース

展開予報とは

競馬で勝つためには『強い馬』ではなく、『展開が有利な馬』を見極めることが大切だと考えています。詳しくはこちらをご覧ください。

おすすめ記事

買い物をもっと便利に!voxねこ夫が作ったAndroid用メモアプリ

【すぐわかる!】『覚えてねこ』 - アプリブ
少ない操作で買い物リストを作成 ねこが品物を覚えてくれるにゃ| (1)一度登録すれば、以降は文字入力不要に。シンプルかつ便利なメモアプリ (2)音声入力にも対応。マイクに呼びかけるだけで買い物メモをらくらく追加 (3)丁寧なチュートリアル付...

音声だけで操作できるのが、このアプリの大きな特徴!他の買い物アプリとは一味違います。さらに、カテゴリで簡単に絞り込んだり、夫婦や家族間でメモを共有できるので、買い物がもっとスムーズになります。

長期車中泊に役立つ!ポータブル電源使用時の注意点

快適な車中泊!アウトドア電源の充電対策:第1回 – 長期車中泊に必要な電力計画と家電
端子の形状や、電圧や電流の範囲等、ソーラーパネルとポータブル電源には相性があります。また、車中泊1日で使う家電の電力量とポータブル電源のバランスからポータブル電源を選ばなければなりません。自分の車中泊スタイルに合った、ポータブル電源とソラー...

1週間以上の長期車中泊に必要なポータブル電源選びや電源確保の方法など、出発前に知っておくべき情報を紹介しています。このブログを読んでおけば、車中泊中の電源不足に悩むことはなくなるはず!快適な車中泊のために、ぜひチェックしてみてください!

コメント

タイトルとURLをコピーしました