2025年 デイリー杯2歳S(GⅡ)の競馬予想~重賞展開予報~

11月
2025年11月15日(土)
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開催日:2025年11月15日(

展開予報

第60回 デイリー杯2歳ステークス(GⅡ) 2歳オープン 1,600(芝・外)

予報要約

逃げ馬が好枠を引いてすんなり隊列ができる。先行有利な展開で有力差し馬どこまで迫れるか?!

展開予報

レースプロファイル予報
脚質:先先行有利(ねこ2)30×30□■□■□差し有利(犬)30×30差 ⇒ 前有利も能力は差し馬がありそう
時計:遅遅い(かめ2)30×30□□■□□速い(うさぎ4)30×30速 ⇒ 1分34秒台、上がり先34秒台(差は0.5秒速い33秒台)
馬券:荒固い(お金少3)30×30□□■□□固い(お金少4)30×30堅 ⇒ 差し馬の能力が高そうだが、先行有利な展開で?!
馬場:雨雨30×30□□□□■晴れ30×30晴 ⇒ 良 前日は晴れ/降水0%、当日は晴/降水0% ※11/13木曜Yahoo調べ
枠順確定後

エイシンディードが1枠1番、マイケルバローズが2枠2番と、絶好の枠順を引きました。隊列はすんなり決まり、想定どおりスローペースでレースが進むでしょう。アスミルが出走回避したことで、キャンディードが楽に3番手の位置を取れる見込みで、後方勢もこの馬を意識するため、実質的にペースを握る形になりそうです。

3〜4コーナーもスローで入り、3コーナーを回ったあたりからペースが上がり、直線ではスピードが落ちない叩き合いになる展開が予想されます。もっとも有利なポジションにいるのはキャンディードと見ています。

逃げるキャンディードに対し、外を回して動くアドマイヤクワッズ、カヴァレリッツォ、ガリレアがどこまで迫れるかがポイントとなるでしょう。内枠を引いたガリレアは、4コーナーで内が空きやすい京都コースに替わることで、前走とは違い、今回はスムーズに内を突けると予想しています。

キャンディードガリレアが展開利を受ける一方で、能力の高いアドマイヤクワッズ、カヴァレリッツォがどこまで瞬発力を発揮できるかが鍵になるでしょう。

枠順確定前

逃げ候補
◎エイシンディード:芝に替わった函館2歳Sでは、前半3F34.2という速い時計で逃げ切り勝ち。高杉騎手も逃げの形を得意としており、距離延長や休養明けの不安はあるものの、今回もハナを切る可能性が高いでしょう。
マイケルバローズ
:途中で下り坂になるとはいえ、前走・中京2歳Sの前半3Fは33.9とメンバー中最速。もしエイシンディードが調整面などで逃げられなかった場合、この馬が押し出される形でハナを奪う展開も考えられます。

先行候補
アスミル:3走前の中京1400mで前半3F34.3という速いラップを経験して以降、近2走も35秒台前半と比較的速めの流れを経験。今回のメンバー(37秒前後の馬が多い)であれば十分に先行可能です。現時点で騎手が未定のため、陣営や騎手の考え方次第では控える可能性もあります。
キャンディード
:前々走は下り坂の小倉とはいえ、前半3Fが34.8と速めのラップでした(鞍上:松山騎手)。前走の中京1400m戦では、出遅れを挽回するために前半3F34.4の速い流れとなりましたが、それでもレコード勝ち。今回も北村友一騎手が騎乗し、出遅れたとしても前への意識を強く持って先行する可能性が高いでしょう。

展開の概要
スタート直後:エイシンディードの逃げが濃厚ですが、鞍上が替わる点は気になります。とはいえ、逃げ先行する馬はすべて距離延長組のため、距離を持たせる騎乗(=末脚を温存した騎乗)をするはずです。前半はスローペースで進むと見ています。エイシンディードが主導権を握り、マイケルバローズが2番手。アスミル、キャンディードがその後ろの3〜4番手を追走。人気のアドマイヤクワッズカヴァレリッツォは後方からの競馬になるでしょう。
3~4コーナー:スローペースでも、9頭立てという少頭数で最後方でもある程度ポジションになるため、無理な動きはしないはずです。3コーナーの上りでは仕掛けず、定石どおり4コーナーの下りに入ってからアドマイヤクワッズカヴァレリッツォなど後方勢がスパートを開始する展開が予想されます。
最後の直線:直線では、逃げるエイシンディードマイケルバローズが並びかけ、さらに外からキャンディードが併せてくる形になるでしょう。前半がスローだった分、前にいる馬が有利な展開になりそうですが、能力差に勝りそうなアドマイヤクワッズ、カヴァレリッツォ、ガリレアの瞬発力が上回るとみています。逃げ・先行勢がどこまで粘れるかがポイントになるでしょう。

走破時計1:34秒台
先行馬の上がり34秒台
差し馬の上がり33秒台

注目馬の分析

★★★★☆:アドマイヤクワッズ
魅力:新馬戦の初戦が東京1600mで1:34.1(33.3)と優秀。直線坂の上りをふらふらしながらも33.3の時計は優秀。調教では1週前にウッドで好時計を出して並走馬を置き去り。当週は弱点の坂道を強化する坂路での調教と調子を上げている印象でした。
懸念:後方からの競馬で届くか?坂の無いコースで前が止まらない馬がいれば捕まえられない可能性も

★★★★☆:ガリレア
魅力:3戦すべて1600mの競馬。前走内を付いて前が壁になり、外を回して追い出しに時間がかかっての2着。とはいえ1:34.1(34.0)と優秀。すんなりならもっと時計を詰められるはず。新馬戦と未勝利戦は直線平坦な新潟で33.3の末脚。今回も平坦な京都であれば末は確実。カヴァレリッツォ以外の他馬が55kg⇒56kgになるのに対して前走と同じ56kgのままで出走するのは有利です。
懸念:1,2着になった前走と前々走は1枠1番と距離ロスの無い枠。外枠からの競馬がスムーズにできるかと、内が荒れていそうな京都で内枠で包まれる懸念。杉原騎手の京都実績があまり無いことも懸念材料。

★★★★☆:キャンディード
魅力:唯一の芝2勝馬で無敗。前走の中京2歳Sでは、+10kgの馬体で臨みながら、3着だったマイケルバローズを7馬身突き放す圧倒的な内容。しかも記録した1分19秒4(前半3F33.9)のレコードは優秀で、単純に200mあたりの平均12秒を加算すれば、1分31秒4とこのメンバーの中では群を抜いた時計になります。仮に決着時計が1分34秒0前後になるとすれば、200mを14.6秒で走ればよい計算になり、余裕のある数字といえます。京都コースだけに時計は多少速くなるかもしれませんが、北村友一騎手が人気のカヴァレリッツォではなく、こちらを選んで騎乗する点も大きな好材料です。
懸念:200mの距離延長。レコードの反動。約2ヶ月半の間隔。

★★★☆☆:カヴァレリッツォ
魅力:新馬戦の初戦が中京1600mで1:34.2(34.0)と優秀。しかも0.8秒差の圧勝。C.デムーロ騎手が騎乗する。ガレリア以外の他馬が55kg⇒56kgになるのに対して前走と同じ56kgのままで出走する。
懸念:前走勝った北村友一騎手がキャンディードに騎乗する。約2ヶ月半の間隔。前走終始内を回って偶然内が空いたとラッキーだったこと。それでも34.0秒と瞬発力比べでは他馬と少し見劣る。

★★★☆☆:グッドピース
魅力:前走直線坂のある阪神1600mの上りを33.2で走った切れる末脚。先行して鋭い脚を出して0.4秒差の圧勝と横綱レースだった。
懸念:前走の走破時計が1:35.1と平凡。今回のメンバーでは先行できない可能性が高いこと。無理に先行すると末脚が無くなる可能性も。

枠順、調教内容、馬体重、馬場状態、除外馬の状況次第では、注目上位5頭の入れ替えも検討します。

コース・過去の傾向

コース特性 京都1,600m

スピード能力が問われる高速コース。ロングスパート性能の差がはっきり出る。

スタート地点は2コーナー奥のポケットで、最初のコーナー(3コーナー)まで約700mと非常に長い直線があります。そのため序盤はポジション争いが緩やかになりやすく、先行馬は無理なく好位を確保できます。3コーナー手前にはゆるい上り坂、コーナーに入ると下り坂へ変化し、スピードに乗ったまま4コーナーへ向かいます。最後の直線は約400mで、直線に坂がないため惰性でスピードを落とさずにラストまで伸び切れるのが特徴です。差し馬は3~4コーナーで下り坂を利用して勢いを付けて仕掛ける必要があり、タイミングを誤ると届かない場面が目立ちます。基本的にはスピードを活かせる先行~差しが有利で、追い込み一辺倒の馬には厳しい傾向があります。枠順は内~中枠がポジションを取りやすい反面、外枠はコーナーまで距離があるため、外を回されるとロスが大きくなります。総じて「スムーズに位置を取って、4コーナーでスピードに乗れる馬」が結果を残しやすいコースです。

※この情報は、以下のサイト等の情報を元に考察しています。詳しくはサイトで確認してください。

京都競馬場 芝2000mの特徴と攻略情報まとめ|初心者向けにわかりやすく解説! | うましる
京都競馬場 芝2000mのコースの特徴を競馬初心者向けに独自に解説しています。「これから競馬を始める!」「競馬場について知識がほとんどない……」という方に少しでもお役に立てれば嬉しいです。ぜひ予想の参考にしてみてくださいね。

過去10年の傾向

過去10年間の内、良馬場が8回、稍重が2回でした。今回、京都競馬場の天気予報は、前日は曇時々晴/降水10%、当日も曇時々晴/降水10%(11/10月曜調べ)ですので、良馬場で開催される可能性が高いです。今回は良馬場8回のデータのみで分析します。

良馬場時の出走馬は延べ 71頭 で、そのうち馬券圏内に入ったのは 24頭 です。脚質別の成績は以下の通りです。

逃げ馬(1コーナー先頭):8頭出走、3頭馬券圏内【2,1,0,5】(複勝率37.5%)
先行馬(4コーナー3番手以内):24頭出走、12頭馬券圏内(約50.0%)
差し馬(4コーナー5番手以内):40頭中19頭馬券圏内(約47.5%)
後方追込み馬(6番手以降):31頭中5頭馬券圏内(約16.1%)

良馬場での過去データを見ると、4コーナー5番手以内の先行・差し勢が非常に強く、半数の馬が馬券に絡んでいるようです。さらに、逃げ馬も複勝率37.5%と高い数値を記録しているように、2歳戦特有の前に行った方が有利というデータが示しているようです。一方で後方の馬も馬券い絡むこともあるようですが、基本は 前有利のコース形態 といえます。

良馬場時の勝ち時計・上がり3F

勝ち時計:1:32.4~1:36.3(1:34台が目安
上がり3F:33.1~35.1(先行馬 34秒台差し馬 33秒台が目安)

客観的な(馬場を考慮しない)過去の傾向

■ 枠順傾向
2,3,6,8枠から2勝と枠による傾向はあまり見られないようです。

■ 人気傾向
1番人気:勝率 50.0%、複勝率 80.0%
2番人気:勝率 22.2%、複勝率 55.6%
3番人気:勝率 20.0%、複勝率 40.0%
4~6人気:勝率 3.3%、複勝率 23.3%
7~9人気:勝率 0.0%、複勝率 20.0%
10人気以下:ほぼ馬券外(複勝率 9.1%)

ほぼ人気通りの確率です。

■ 所属別
美浦所属馬:複勝率 25.0%、勝率 8.3%
栗東所属馬:複勝率 32.9%、勝率 11.0%

若干栗東所属の方が有利なようです

※本稿は競馬関連サイトのデータをもとに作成しています。詳細は各サイトをご確認ください。

デイリー杯2歳ステークスの過去10年データ、好走馬一覧(2025年11月15日京都11R) | 競馬ラボ
デイリー杯2歳ステークス過去10年データです。

当週の馬場傾向

京都競馬場:稍重~重予想 開催7週目(開催14日目) 第5回京都前3日目 Bコース

仮柵:Aコースから直線部4メートル、曲線部3メートル外に内柵を設置後5日目

京都競馬場は開幕7週目(14日目)で、Bコース使用後5日目となります。先週日曜朝7時時点のクッション値は10.3とかなり高く、馬場は硬めでした。しかしその日の雨で、2Rまでは稍重だったものの、5Rから重馬場に。とはいえ内はまだ荒れていなかったようで、芝の6レース中、逃げ馬が2勝するなど先行勢が活躍しました。

今週の天気予報では、前日が曇時々晴(降水確率10%)、当日も曇時々晴(降水確率10% ※11/10時点)と良馬場で行われる可能性が高そうです。先週の内容を見る限り、内の傷みはそれほど進んでいない可能性があります。ただし、天候次第で馬場状態は大きく変わる可能性があるため、前日および当日の天気と馬場発表には注意が必要です。

詳しくは、以下のサイトなどもご参照ください。

トラックバイアス&血統研究
トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

JRA公式クッション値

馬場情報(中京競馬場) JRA

JRA公式コース概要(仮柵等設置状況&予定)

第3回・第4回京都競馬の馬場概要(馬場情報) JRA

おまけ

voxねこ夫の予想

予想中!!(変える可能性もあります)
明日外出予定のため早めに予想しました
⇒馬券購入しました。
キャンディードの+10kgちょっと気になるので
馬連に〇▲追加しました。

◎5キャンディード
〇3ガリレア
▲6アドマイヤクワッズ
△7カヴァレリッツォ
☆8グッドピース

未知数が多い2歳戦は金額低めにします

買い目2200円
馬連1頭軸流し◎-〇▲△☆、〇▲
3連複◎-〇▲-▲△☆
3連単◎〇→◎〇▲→〇▲△☆

レース結果と振り返り

レースプロファイル予報◎:想定通り〇やや想定通り×:やや想定外✖:想定外
脚質:先先行有利(ねこ2)30×30□■□■□差し有利(犬)30×30差 ⇒ 前有利も能力は差し馬がありそう
⇒前半からペースが速く差し馬に有利な展開だった
時計:遅遅い(かめ2)30×30□□■□□速い(うさぎ4)30×30速 ⇒ 1分34秒台、上がり先34秒台(差は0.5秒速い33秒台)
⇒1:33.1(34.0)のレコード決着と想定外に速かった
馬券:荒固い(お金少3)30×30□□■□□固い(お金少4)30×30堅 ⇒ 差し馬の能力が高そうだが、先行有利な展開で?!
⇒1,2,7番人気と堅めの馬券だった
馬場:雨雨30×30□□□□■晴れ30×30晴 ⇒ 良 前日は晴れ/降水0%、当日は晴/降水0% ※11/13木曜Yahoo調べ
⇒良馬場開催だった

【レース結果】
1着 枠6 6番 アドマイヤクワッズ
2着 枠7 7番 カヴァレリッツォ
3着 枠4 4番 アイガーリー
4着 枠1 1番 マルチエイシンディード
5着 枠2 2番 マイケルバローズ

タイム
ハロンタイム 12.3 - 10.9 - 11.3 - 12.0 - 12.1 - 12.1 - 11.2 - 11.2
上り 4F 46.6 - 3F 34.5

コーナー通過順位
3コーナー 1,3,7(2,4)(6,5,8)
4コーナー 1(7,3,4)(2,8)6,5

※色の違い  1着:太赤|2着:細赤|3着:太青|4着:細青|5着:太緑

【レース回顧】
スタート直後の先行争い:1F~3F(12.3 - 10.9 - 11.3) 3F(34.5)
京都外回りにしても速めの流れで進み、前半3F34.5は明確にハイペース気味。逃げ・先行勢は息を入れづらく、差し馬向きの序盤

3~4コーナー:4F~6F(12.0 - 12.1 - 12.1) 3F(36.2)
3コーナーの上り区間でもペースは落ちず、淀の坂を含む中間としては流れが緩まず平均より締まった展開

最後の直線:7F~8F(11.2 - 11.2) 2F(22.4) 3F(34.5)
上り坂のない京都外回りらしくトップスピード勝負に突入。前半が速かったため消耗戦気味で、スピードの持続力が結果を左右した。

次走に向けたメモ:
アイガーリー(3着):前半速い流れを中団で受けながらもしっかり脚を使い、レコード決着で0.9差の3着は価値大。直線の伸びも良く、外回り向きの持続力型。馬体が細いタイプなので間隔を空けたレースならさらにパフォーマンスを上げられる可能性。次走も相手なりに走れる。

voxねこ夫の予想
キャンディード(8着):+10kgが堪えたのか序盤から追走に余裕がなく、速い前半ペースが完全に逆風。直線も伸び切れず本来の持続力を発揮できなかった。距離延長も向かなかった可能性も。叩いた次走は距離短縮で見直し
ガリレア(7着):先行して前半の速さに巻き込まれた形で、直線は余力を失った。平均~スローでこそ本来の持ち味である末脚が発揮されるはず。
▲アドマイヤクワッズ(1着):速い前半を無理なく対応し、直線では持続力とトップスピードを兼備した完勝のレコード。完成度が非常に高く、現状では相手関係が替わっても大崩れしない
△カヴァレリッツォ(2着):好位から手応え良く運び、勝ち馬にアタマ差まで迫る内容は秀逸。速い時計への対応力が示され、コース不問で安定感ある走りが期待できる。
グッドピース(6着):+14kgでこのパフォーマンス。叩いた次走に期待か?!

【何がダメだったのか】
◎キャンディード(8着)、〇ガリレア(7着)と、結果は完全に大外れ。キャンディードは+10kgが堪えたのか、後方からの競馬でまったく見せ場を作れなかった。やはり2歳戦は難しい。今回ばかりは、もう少し金額を抑えるべきだったかもしれない。あえて“買わない”という選択をする勇気も必要だと痛感した。

過去の展開予報

まだありません。

今週の他の重賞レース

展開予報とは

競馬で勝つためには『強い馬』ではなく、『展開が有利な馬』を見極めることが大切だと考えています。詳しくはこちらをご覧ください。

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