開催日:2025年8月24日(日)
展開予報
サマースプリントシリーズ
第20回 キーンランドカップ(GⅢ) 3歳以上オープン 1,200(芝)別定
予報要約
スタート速い馬多く先行激化必至!短い直線は“まくれる差し馬”が台頭!洋芝+稍重適性も鍵に
展開予報
レースプロファイル予報
脚質:先□□□■□
差 ⇒ 先行激化必至!ただ直線短く、差し馬は“まくり”が必須
時計:遅□□□■□
速 ⇒ 1分08秒台後半、上がり先34秒台後半(差は0.5秒速い34秒前後)
馬券:荒□■□□□
堅 ⇒ 人気馬でも洋芝+稍重適性がなければ崩れる。波乱濃厚!
馬場:雨□■□□□
晴 ⇒ 稍重。火~木&土雨。降水確率50~70%と高い。当日も40%
フルゲート16頭に対して、22頭が登録しています。ティニア、レッドアヴァンティ、サウザンサニー、レッドヒルシューズ、ルージュラナキラ、ロートホルンが除外対象です。基本的には除外対象馬を除いて予想を行いますが、出走予定馬に回避が出た場合は、除外対象馬が繰り上がって出走する可能性があります。出走馬が確定する8月19日(木)16時までは、最新情報にご注意ください。
また、以下の分析は稍重を前提としています。重馬場までなら大きな差はありませんが、良馬場や不良馬場となった場合は改めて見直す必要があります。当日の天気予報や馬場状態には十分注意してください。
メンバーを見ると、スタートが速いのはウインカーネリアン、カルプスペルシュ、フィオライア、ペアポルックスです。カルプスペルシュ以外は逃げて結果を残しているものの、控えても走れているため、無理に先行争いを仕掛ける可能性は低いでしょう。とはいえ、これだけ先行力のある馬が揃えば、普通にポジション争いをするだけで序盤は速い流れになりやすいと考えられます。特に馬場が渋って外差しが効く展開なら、「早めにポジションを取って息を入れたい」という騎手心理が働き、騎手心理とは相反して息を入れられない激しい先行争いになる可能性を拭えません。序盤はハイペース必至とみています。
もし3コーナーまでにポジションが落ち着けば一息入れられる余地もありますが、吐出した速い馬がおらず、同様な速さのため、簡単には収まりそうにありません。一方で、後方に控えるパンジャタワー、プルパレイ、モリノドリームといった人気馬やキーンランドC常連馬が、最後の直線が266mとJRA最短であることを熟知していることから、3コーナーに入るとすぐに動いてくるはずです。その動きにつられて中団の馬も早めに仕掛けざるを得なくなり、中盤以降もペースは落ちない展開が予想できます。
従って、先行馬たちは終始スピードを要求されるため、直線では脚色が鈍り、後方で脚を溜めていた馬が外から差してくるシーンが浮かびますす。稍重で内が荒れればその傾向は増すでしょう。距離こそ異なりますが、先週の札幌記念と同じく、洋芝+稍重を得意とする3コーナーからまくる差し馬が上位を独占するシーンを予想しています。
稍重札幌1200mの勝ち時計は、稍重としては平均より少し速い1分08秒台を想定しています。上がりも先行馬でも34秒台後半、差し馬はさらに0.5秒以上速い34秒前後が求められる展開になると見ています。
注目馬の分析
以下の分析は稍重を前提としています。重馬場までなら大きな差はありませんが、良馬場や不良馬場となった場合は改めて見直す必要があります。当日の天気予報や馬場状態には十分注意してください。
自信度:💪💪
※上位5頭の注目馬が1~3着になる自信度です。最大💪💪💪💪💪です。自信の無いときは💪もありません。
★★☆☆☆:エーティーマクフィ
新馬戦の札幌稍重で上り33秒台の末脚を使って勝った(1:09.7)ことや、函館を含めた洋芝1200m戦は3戦2勝2着1回と崩れていない安定感が魅力です。4歳以降はダートを使いオープンクラスで惜しい競馬が続いていましたが、前走芝に戻して1着になったことから、未知の芝適正が開花した可能性があります。洋芝で相手関係が手薄な今回が最後の狙い目になるかもしれません。父マクフィはイギリスの洋芝1400~1600mで活躍し、母父ハーツクライのパワーとスタミナも加わる血統で、札幌芝1200mの稍重にも十分対応可能です。懸念点としては、重賞が札幌2歳ステークス以来の挑戦になることと、前走勝った際の斤量が56kgで、今回芝では初めて57kgを背負う点です。
★★★☆☆:カルプスペルシュ
良馬場ではあるものの、今回と同じ53kgで札幌芝1200mを1:07.4(33.5)という優秀な時計で勝っています。また、函館を含む洋芝1200m戦では5戦4勝と高い適性を示しています。札幌リーディングジョッキー争いで首位の横山武史騎手が3回騎乗して3回とも勝っている点も魅力です。懸念点は、2歳重賞を2回走って2回とも5着以下に敗れていることと、先行脚質で今回は先行争いに巻き込まれそうなメンバー構成ですが、札幌を熟知する横山武史騎手の手腕に期待できます。
★★★☆☆:パンジャタワー
G1・G2勝利の実績は、このメンバーでは最上位ですが、すべて3歳戦で、今回初めての古馬との対戦となるのが懸念材料です。芝1200mは中京の新馬戦で1着となって以来の挑戦ですが、東京芝1600mで1:31.7(34.2)という優秀な時計で勝っており、今回先行勢が多く後方から長くいい脚を使える展開になりそうなのは好材料です。洋芝は初めてですが、父タワーオブロンドンが稍重のキーンランドカップでダノンスマッシュの2着、札幌は3戦1勝2着2回と適性があったことことから、血統的にはこなせるとみています。また、3ヶ月の休養明けなことも懸念材料です。
★★☆☆☆:フィオライア
先行して持続力ある末脚を発揮できる馬で、札幌芝1200mは2戦2勝の実績があります。父ファインニードル産駒は札幌芝1200mが得意で、ファインニードル自身も渋った馬場を得意としていました。稍重の洋芝が嵌まりそうな血統です。懸念点は中1週での出走ですが、牝馬は好調が続きやすく、前走から調子を上げている可能性があります。調教を見て判断する必要がありそうです。重馬場では1着と13着の極端な結果がありますが、13着のときは阪神の坂のあるコースだったと考えれば度外視できる可能性があります。
★★★★☆:モリノドリーム
札幌芝1200mは3戦2勝4着1回と好成績で、唯一の敗戦である4着は昨年のキーンランドカップで、今回も手綱を取るルメール騎手騎乗時のものでした。展開的には稍重で外差しが決まりそうな点が魅力で、今年もルメール騎手が騎乗することから昨年の雪辱を期待したいところです。今年4戦目で青函ステークス以来の出走となりますが、昨年とほぼ同じローテーションで臨んでおり、キーンランドカップに照準を合わせている点も好感が持てます。さらに、父モーリス×母父ディープインパクトという血統は洋芝や稍重への適性を裏付けており、夏場に強い牝馬であることもプラス材料です。懸念は常に後方から競馬をするため展開に左右されやすい点ですが、今回は先行勢が多く展開が向きそうです。また、2024年6月22日の青函ステークス以来6戦連続で馬券圏内を外していますが、大きく負けたレースでも0.7秒差と、展開が噛み合わなかったと捉えることもできます。
その他では、★☆☆☆☆:ウインカーネリアン、★★☆☆☆:ナムラクララ、★★☆☆☆:ゾンニッヒ、★★☆☆☆:レイピアにも注目しています。枠順、調教内容、馬体重、馬場状態、除外馬の状況次第では、注目上位5頭への入れ替えも検討します。
コース・過去の傾向
コース特性 札幌芝1,200m
札幌芝1,200mは2コーナー奥からスタートして、最初のコーナーまで約400mあります。序盤は長めの直線が続くので、極端に先行争いが激しくならず、逃げ・先行馬は自分のペースで位置を取りやすいです。
3~4コーナーはカーブがゆるやかでスピードを落とさずに回れるため、馬群がスムーズに流れて直線に入ります。さらに3コーナーを過ぎて下り坂に入るとペースが速まり、ここからレースが動き始めることが多いです。
最後の直線は約266mとJRAで一番短いコースです。差し馬は直線だけでは届きにくく、3コーナーから早めに動かないと間に合いません。
基本的には「逃げ・先行馬が有利」な舞台ですが、カーブが緩いため大外を回しても不利が少なく、まくり差しで勝ち切る馬も出ます。さらに全面洋芝で力の要る馬場なので、洋芝実績のある馬を重視するのがポイントです。
まとめると、このコースは 先行力があって洋芝に強い馬が有利なコースです。
※この情報は、以下のサイト等のデータをもとに考察しています。詳しくは各サイトをご確認ください。

過去10年の傾向
過去10年のうち、6回が良馬場、2回が稍重、2回が重でした。2025年8月18日(月)時点の天気予報によれば、火~木曜日が降水確率30~50%の雨予報、金曜日は曇時々晴で降水確率30%、土曜日は降水確率70%で曇一時雨となっています。当日は晴時々曇で、降水確率は40%です。稍重~重馬場での開催となる可能性が高いと考えられます。そのため、以下では稍重~重馬場で行われた4回分のデータをもとに分析します。
出走馬64頭(1レース16頭)のうち、馬券圏内に入ったのは12頭でした。逃げ馬の成績は(1-1-0-2)(約50%/4頭)と好成績です。4コーナーを3番手以内で通過した先行馬(まくりを含む)は3頭(25%/12頭)とまずまずです。5番手以内に広げると8頭(40%/20頭)と好成績です。10番手まで広げると10頭(25%/40頭)と確率が下がります。それ以外の馬は2頭(約8%/24頭)とほとんど馬券に絡んでいません。従って、4コーナー5番手以内の馬を中心に選ぶとよいでしょう。ただし、5番手以内に来た馬の多くは3コーナーでは後方に位置していた馬が押し上げてきたため、後方からまくれる馬を選ぶのが良さそうです。
勝ち馬の走破時計は1分09秒2~1分10秒6で、1:09秒台での決着が多いようです。上がり3ハロンのタイムは34秒7~35秒9です。先行馬であれば35秒台、差し馬はそれより0.5秒以上速い34秒台が求められる傾向にあります。
※この情報は、以下の競馬関連サイト等のデータをもとに考察しています。詳しくは各サイトにてご確認ください。

当週の馬場傾向
開催5週目 札幌競馬場
先週土曜日の札幌競馬場は良馬場で行われ、芝7レース中の逃げ馬成績は(1,2,0,4)とまずまず。ただし馬券に絡んだのは1・2・4番人気の実力馬で、人気薄の逃げ馬は結果を残せませんでした。脚質面では、先行馬が残るレースもあれば後方からの馬が差してくる場面もあり、札幌特有の大回りコーナーの影響が見られました。
翌日曜日は3レースまで良馬場でしたが、5レース以降は稍重に。良馬場での逃げ馬は不発でしたが、稍重では芝5レースのうち、メイクデビューで逃げた2番人気馬が1着になったのみで全体的には低調でした。馬場悪化の影響で外差しが決まりやすく、後方勢の台頭が目立ちました。
今週は火曜から木曜、さらに土曜まで雨予報が出ています。開催当日は晴れ時々曇りの予報ですが、札幌競馬場は排水性の高い山砂や単粒砕石を使用し、柵下には暗渠管も設置されているため水捌けは良好です。それでも週中から前日まで雨が続けば、稍重~重馬場での開催が濃厚です。先週同様、後方勢の外差しが決まりやすい馬場になる可能性があります。
詳しくは、以下のサイトなどもご参照ください。
おまけ
voxねこ夫の予想
予想中!!
レース結果と振り返り
予想中!!
過去の展開予報
まだありません。
今週の重賞レース
展開予報とは
競馬で勝つためには『強い馬』ではなく、『展開が有利な馬』を見極めることが大切だと考えています。詳しくはこちらをご覧ください。
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