2025年　日本ダービー（GⅠ）の競馬予想～重賞展開予報～

🎯2025年このレースは、馬連（560円），３連複（2,990円），3連単(8,460円)の予想が的中しました！！

開催日：2025年6月1日（日）

レース展開予報

東京優駿（GⅠ）　（第92回日本ダービー）　3歳オープン　2,400（芝）牡・牝

以下は、2025年5月27日（火）時点での予想です。今後、除外馬、天気予報、調教や枠順などの情報により予想が変わる可能性があります。内容に影響を与えない範囲での加筆や文章の校正は随時行いますが、大きな修正が必要となる場合は、日付を明記した上で追記として対応する予定です。

予報要約

逃げ馬不在。まくりの動きも読まれており、流れは大きく変わらない。結局は瞬発力勝負で決着か！

展開予報

レースプロファイル予報
脚質：先□□■□□差　⇒　Cコース替わりと稍重。内外の有利不利相殺。瞬発力勝負。
時計：遅□□■□□速　⇒　2分24秒台、上がり先行34秒台（差馬は0.5秒以上早い33秒台）
馬券：荒□□■□□堅　⇒　有力馬にも血統的な不安があり、波乱の要素は十分
馬場：雨□□□□■晴　⇒　良馬場。開催当日まで雨予報なし。開催当日も曇時々晴予報
2025年5月27日追記
天気予報が変わりましたので、馬場予報も変更します
馬場：雨□■□□□晴　⇒　稍重馬場。開催前日、前々日は曇時々雨。開催当日は曇時々晴

フルゲート18頭に対して、現在20頭が登録しています。ジュンアサヒソラは除外対象で、トッピボーン、ホウオウアートマン、マイユニバースの3頭のうち2頭が抽選で出走する予定です。

なお、ジュンアサヒソラは出走しない可能性が高いため、今回は予想から除外します。それ以外の馬については、出走する前提で予想を行います。

出走馬が確定するのは、5月29日（木）16時の予定です。それまでは最新情報にご注意ください。

スタートが速いのはサトノシャイニング、ショウヘイ、ホウオウアートマンですが、いずれも「逃げたい」とまでは考えていないでしょう。特に人気を背負いそうなサトノシャイニングとショウヘイは、あえて控える競馬を選ぶと見られます。ゲートが開いたタイミングで、人気のない馬が押し出されるようにして逃げる展開になると予想されます。

逃げる可能性があるのは、上記の3頭に加えて、エムズ、ジョバンニ、ニシノエージェント、ファンダム、マスカレードボールあたりです。いずれにしても、スタート直後からペースが速くなることはないでしょう。

レースのポイントは、向こう正面に入ってからのファウストラーゼンの動きです。これまでの3戦では、すべて向こう正面からまくる競馬をしており、今回もその可能性が高いと見られています。ただし、今回はこれまで騎乗していた杉原騎手ではなく、デムーロ騎手が騎乗予定です。騎手が変われば馬に対する感触も変わるため、必ずしも同じ戦法を取るとは限りませんが、デムーロ騎手もまくりを得意とする騎手であり、陣営としてもまくりを期待しているところもあっての乗り替わりでしょう。

仮にファウストラーゼンがまくってきたとしても、今回は距離不安を抱える馬が多く、直線の長い東京競馬場での開催となるため、皐月賞のような激しいまくり合戦にはならないと考えています。ファウストラーゼンにとっては有利な展開になる可能性がありますが、血統的に距離が持つかどうかには少し疑問が残ります。

そのため、おそらく今回は、皐月賞のような大胆なまくりは仕掛けてこないと予想しています。たとえファウストラーゼンが向こう正面で先頭に立ったとしても、それに続いて動く馬は少なく、結果として先週のオークスのように、3コーナーまではスローな流れとなり、4コーナーを回ってからの直線勝負になる展開が想定されます。

そうなると、ある程度の位置（少なくとも4コーナーで10番手以内）につけられる馬の中で、瞬発力に優れた馬が有利になるでしょう。

ただし、問題はトラックバイアスです。

先週のオークスでは、午後から良馬場に回復したにもかかわらず、差し馬が上位を占めました。良馬場とはいえ、内の馬場が荒れていた可能性があります。しかし、今週から仮柵が外側に移され、「Cコース」へと変更されます。このコース替わりにより、例年ダービーでは1枠が有利になる傾向があります。

ただ、予報では金・土曜日と雨予報が出ています。もし、予報通り雨が降った場合は内側の馬場が荒れやすく、外枠の馬が有利になる可能性が高まります。

したがって、仮柵を移動して内枠有利になる傾向と、雨による外差し有利の影響が相殺されれば、結果的に有利不利の無い、つまりトラックバイアスは発生しない可能性も出てくるのです。

枠順に加えて、前日から当日の天気や馬場の傾向にも十分な注意が必要です。

想定される勝ち時計は1分24秒台。先行馬には上がり34秒前後、差し・追い込み馬にはそれより0.5秒以上速い、33秒台前半の脚が求められる展開になると見ています。

注目馬の分析

★★★☆☆：クロワデュノール
4戦3勝2着1回と、ほぼ完璧な成績を誇ります。東京1800mでは2戦2勝、いずれも先行して上がり33秒台の脚を使っており、舞台適性は非常に高そうです。3ヶ月の休養明けを一度使われての叩き2戦目という点も好感が持てます。父キタサンブラック産駒のため渋った馬場も大丈夫です。ただし、前走中山の皐月賞ではミュージアムマイルに完敗しており、急坂のある中山では勝負付けがついた印象です。東京コース代わってどこまで挽回できるか期待したいです。また、母父Cape Cross産駒自体は中距離馬も多く輩出していますが、Cape Cross自身の実績は短距離に寄っており、2400mという距離に関しては多少の不安が残る血統です。

★★★☆☆：ショウヘイ
スタートが良く、先行して33秒台の末脚も使える瞬発力があります。今回はテン乗りとなりますが、鞍上は名手ルメール騎手。一発があってもおかしくありません。血統的にも父サートゥルナーリア、母父オルフェーヴルと距離延長には十分対応できそうですし、多少の道悪も問題なさそうです。ただし、これまで京都コースしか経験しておらず、左回りや東京の瞬発力勝負には一抹の不安があります。また、中2週と間隔が詰まっており、疲労の蓄積にも注意が必要です。

★★★★☆：エリキング
ホープフルSや皐月賞で好走しているジョバンニに2度勝っている実績は注目に値します。5ヶ月の休養明けを叩いての2戦目になるため、状態面でも上積みが見込めそうです。デビューから一貫して川田騎手が手綱を取っており、継続騎乗も好材料。血統面でも、父キズナ、母父High Chaparralと中距離適正のある組み合わせで、東京2400mへの適性も十分です。とはいえ、皐月賞では内を通ったとはいえやや負けすぎの印象があり、その内容をどう評価するかがカギとなります。また、東京コースは今回が初めてで、対応力を見極める必要があります。

★★★★★：マスカレードボール
東京コースでは2戦2勝と無敗。しかも今回の鞍上・坂井瑠星騎手とは東京で一度コンビを組んで勝利しており、相性の良さも感じさせます。ドゥラメンテ×母父ディープインパクトの良血で、渋った馬場でも対応可能な点は大きな強みです。5戦3勝で、負けた2戦はいずれも中山でのもので、位置取りの悪さから脚を余した形。広い東京コースであれば、その末脚を存分に発揮できそうです。今回のメンバー構成と舞台設定からは、最も信頼できる一頭といえるでしょう。

★★★☆☆：ミュージアムマイル
皐月賞では1分57秒0という破格のタイムで勝利し、上がりも34.1秒と優秀。しっかり脚をためれば33秒台も使える馬で、ポテンシャルの高さは折り紙付きです。テン乗りではありますが、レーン騎手が手綱を取るのも心強い材料です。ただし、東京コースは未経験で、直線の長い平坦勝負がどう出るかは未知数。また、左回りも一度も経験がなく、その対応力には不安が残ります。

その他では、★★☆☆☆：サトノシャイニング、★★☆☆☆：ジョバンニ、★★☆☆☆：ファンダムにも注目しています。枠順、調教内容、馬体重、馬場状態、除外馬の状況次第では、注目上位５頭への入れ替えも検討します。

共通のレース展開プロファイル

コース特性　東京2,400m

スタンド前のゴール直前からスタートします。1コーナーまでは約350mあり、平坦で直線が長く、さらに1〜2コーナーが大回りの緩やかな下り坂になっていること、また2400mという長めの距離を走る必要があることから、先行争いはそれほど激しくなりません。向こう正面は約450mあり、こちらも最初に下り、登り、再び下るという起伏の激しい構造です。距離が長いこともあり、このあたりで一度ペースが落ち着くのが一般的です。3〜4コーナーは東京2000mと同様に下り坂の大きなカーブで、スピードを保ったまま回れます。2000m戦と異なり、距離が長くスローペースになる傾向があるため、3～4コーナーから早めに仕掛けていく馬が多いのが特徴です。最後の直線は約524mあり、途中に高低差2mの坂が約100m続きます。この坂を越え、さらに約300m進んだ地点がゴールになります。直線が長く瞬発力勝負になりやすいですが、起伏も大きいため、瞬発力に加えパワーとスタミナも必要です。2000mよりさらに総合力が問われるコースで、力を持つ差し・追い込み馬が能力を発揮しやすい舞台です。

※この情報は、以下のサイト等の情報を元に考察しています。詳しくはサイトで確認してください。

東京競馬場芝2400mの特徴と攻略情報まとめ｜初心者向けにわかりやすく解説！ | うましる

東京競馬場芝2400mのコースの特徴を競馬初心者向けに独自に解説しています。「これから競馬を始める！」「競馬場について知識がほとんどない……」という方に少しでもお役に立てれば嬉しいです。ぜひ予想の参考にしてみてくださいね。

過去１０年の傾向

過去10年、すべて良馬場で開催されています。2025年5月26日（月）時点の東京競馬場の天気予報によると、開催当日の6月1日（日）は「曇時々晴」で、当日まで雨の予報はありません。良馬場での開催が濃厚です。

以下では、良馬場で行われた過去10回のデータに基づいて分析を行います。

出走馬は合計179頭（1レース平均約18頭）、馬券圏内に入ったのは30頭でした。逃げ馬の成績は（0-1-0-9）で、勝率10％（10頭中1頭）と振るいません。

一方、4コーナーを3番手以内で通過した先行馬（まくり含む）は6頭（30頭中20％）とまずまずの成績です。5番手以内に広げると12頭（50頭中24％）、10番手以内では23頭（100頭中23％）と、大きな変化は見られません。

それに対して、4コーナー10番手以降の馬は79頭中わずか7頭（約9％）しか馬券に絡んでおらず、明らかに苦戦傾向が見られます。

つまり、4コーナーを10番手以内で通過できる馬なら、どの脚質でもある程度チャンスがあるといえるでしょう。なかでも、終いの瞬発力に秀でた馬を中心に選ぶのが良さそうです。

勝ち馬の走破時計は2分21秒9～2分26秒9と幅がありますが、これは2017年（レイデオロ勝利）の2分26秒9が例外的に遅かったためで、ほとんどの年は2分23～24秒で決着しています。したがって、2分23秒台を想定しておくのが妥当でしょう。

上がり3ハロンのタイムは33秒3～35秒3とやや幅がありますが、多くの場合33秒台の末脚が求められる傾向にあります。

※この情報は、各種競馬関連サイトのデータをもとに考察しています。詳細は各サイトをご参照ください。

東京優駿(日本ダービー)の過去10年データ、好走馬一覧（2025年6月1日東京11R） | 競馬ラボ

東京優駿(日本ダービー)過去10年データです。

個別のレース展開プロファイル

開催6週目

先週の土曜日は終日良馬場での開催でした。一方、日曜日は5レースまでは稍重、7レース以降は良馬場での開催となりました。土曜日はメインが1400mだったこともあり、先行馬が馬券に絡んでいましたが、全体としては差し馬が優勢な傾向が見られました。日曜日の午前中は稍重の影響もあって、先行馬、とくに逃げ馬の好走が目立ちました。午後になると良馬場に回復し、再び外差しが決まりやすくなっていた印象です。今週は開催当日まで雨の予報がなく、良馬場開催が濃厚です。馬場が悪化しなければ、開催6週目ということもあり、トラックバイアスの影響で外差しがより決まりやすくなる可能性もあります。

詳しくは以下のサイトなどを参考にしてください。

トラックバイアス＆血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

おまけ

予報に基づくvoxねこ夫の予想

◎１７マスカレードボール
◯１３クロワデュノール
▲１８サトノシャイニング
△２ショウヘイ
☆１５ファウストラーゼン
注３エリキング

◎〇▲能力上位
△先行力有り
☆鞍上強化

考えられているより混戦とみていますが、
結局買える馬券はこうなってしまいます

買い目3300
馬連Box◎〇▲△☆
３連複◎－〇▲－▲△☆注
３連単◎〇→◎〇▲→◎〇▲△☆注

レース結果：予報と予想の検証

レースプロファイル予報（◎：想定通り，〇やや想定通り，×：やや想定外，✖：想定外）
×脚質：先□□■□□差　⇒　Cコース替わりと稍重。内外の有利不利相殺。瞬発力勝負。
⇒上位に来たのは先行馬が多かった。後ろの馬は5着までだった
×時計：遅□□■□□速　⇒　2分24秒台、上がり先行34秒台（差馬は0.5秒以上早い33秒台）
⇒勝馬の走破時計は2:23.7(34.2)と想定より少し早かった
×馬券：荒□□■□□堅　⇒　有力馬にも血統的な不安があり、波乱の要素は十分
⇒1,3,6番人気と割と堅めの馬券だった
×馬場：雨□■□□□晴　⇒　稍重馬場。開催前日、前々日は曇時々雨。開催当日は曇時々晴
⇒良馬場開催だった

【レース結果】
1着	枠7	13番	クロワデュノール
2着	枠8	17番	マスカレードボール
3着	枠1	2番	ショウヘイ
4着	枠8	18番	サトノシャイニング
5着	枠2	3番	エリキング

タイム
ハロンタイム	12.6 - 11.4 - 11.7 - 12.1 - 12.2 - 12.1 - 12.1 - 12.5 - 12.2 - 11.8 - 11.3 - 11.7
上り	4F 47.0 - 3F 34.8

コーナー通過順位
1コーナー	(18,*14)-2,13(6,8,16)-(9,17)1,7,5,12(3,11)4,10=15
2コーナー	14-18(2,13)16(6,8)(1,9,17)(5,7)-12(3,11)4,10=15
3コーナー	14=(18,13)(2,16)8(6,17)(1,9)7,5,12-(3,11)(4,10)15
4コーナー	14-18,13(2,16)8(6,17)9(1,7)(5,12)-(3,11)(4,10)15

※色の違い　　1着:太赤|2着:細赤|3着:太青|4着:細青|5着:太緑

【レース回顧】
スタート直後の先行争い：1F～2F(12.6 - 11.4) 2F(24.0)
スタート直後は平均より少し遅いペースだった

１～２コーナー：2F～3F(11.4 - 11.7) 2F(23.1)
1週前のオークスと違いスローにはならず、そのままのペースで流れたため平均ペース

前半のペース：1F～4F(12.6 - 11.4 - 11.7 - 12.1)  3F(35.7） 4F(47.8)
2400mの距離を考えると 3F(35.7） 4F(47.8)はそれほど遅いペースではない。前半だけで考えると平均ペースだったといえるでしょう。

向こう正面：4F～6F(12.1 - 12.2 - 12.1)  3F(36.4） 1～5F(59.9)
3F(36.4）というのは、平均ペースとみていいでしょう。このレースは、３コーナーまでずーっと一定のペースでレースが流れたといえる。

３～４コーナー：7F～9F(12.1 - 12.5 - 12.2) 3F(36.8)
3F(36.8）は若干遅いが平均ペースとみていいでしょう。オークスに続き失敗できないG1レースということもあって、まくりを仕掛けることを躊躇してすべての騎手が直線の勝負にかけたと考えられる。

最後の直線：9F～12F(11.8 - 11.3 - 11.7) 2F(34.8)
結局、スタート直後から直線に向くまでずーっと平均ペースだったが、たんたんとした流れだったため、スタミナを使う消耗戦にはならず、ある程度前にいないと上位争いは難しい展開といえる。最後は瞬発力が決めてのレースになった。

次走に向けたメモ：
ショウヘイ：前走稍重で勝っている。今回は良馬場だったが、ルメール騎手によると「緩い馬場に滑っていた」とのこと。パンパンの良馬場で見直したい。
エリキング：上がり33.4の最速で掲示板を確保した。川田騎手が「次に繋がる競馬ができた」とのこと。
サトノシャイニング：武豊騎手のコメントで「被されたのが敗因」とのこと。成長した秋が楽しみ。ただし、個人的に菊花賞は距離が長いと思っている。
マスカレードボール：菊花賞で再度狙ってみたい。
クロワデュノール：菊花賞は距離適性が無いかもしれないが、現時点では能力が１枚上な気がする。

voxねこ夫の予想
２着◎１７マスカレードボール
１着◯１３クロワデュノール
４着▲１８サトノシャイニング
３着△２ショウヘイ
１８着☆１５ファウストラーゼン
５着注３エリキング


買い目3300
馬連Box◎〇▲△☆ 560円
３連複◎－〇▲－▲△☆注 2,990円
３連単◎〇→◎〇▲→◎〇▲△☆注 8,460円

【何が良くて何がダメだったのか】
1着、2着、4着はいずれも東京コースで実績のある馬でした。やはりダービーでは、東京コースの実績がある馬を選ぶ判断が正解だったと言えるでしょう。また、ジョバンニについてはコースは異なるものの、これまでエリキングに2度敗れていたため、今回は選ばなかったのですが、結果的にもエリキングに先着することはできませんでした。この判断も正しかったといえそうです。ファンダムを選ばなかった理由は、父サートゥルナーリア、母父ジャスタウェイという血統から、距離適性に不安を感じたためです。来年のダービーも、東京コースでの実績、血統背景から距離が持つかどうか、過去の対戦成績などを総合的に判断するのが有効だと感じました。