2025年 関屋記念(GⅢ)の競馬予想~重賞展開予報~

G3関屋記念(アイキャッチ) 07月
2025年7月27日(日)

開催日:2025年7月27日(

展開予報

サマーマイルシリーズ 第60回 関屋記念(GⅢ) 3歳以上オープン 1,600(芝・外)別定

以下は、2025年7月22日(火)時点での予想です。今後、調教や枠順などの情報により予想が変わる可能性があります。内容に影響を与えない範囲での加筆や文章の校正は随時行いますが、大きな修正が必要となる場合は、吹き出しに日付を明記した上で追記として対応する予定です。

予報要約

猛暑の開幕週ハンデ戦。人気の4歳馬はいずれも不安要素あり。荒れる気配が漂う

展開予報

レースプロファイル予報
脚質:先先行有利(ねこ2)30×30□■□□□差し有利(犬)30×30差 ⇒ 開幕週で前が止まらない。直線が長くても先行有利
時計:遅遅い(かめ2)30×30□□■□□速い(うさぎ4)30×30速 ⇒ 1分32秒台。上がり先33秒台(差0.5秒以上速い32~33秒台)
馬券:荒固い(お金少3)30×30□■□□□固い(お金少4)30×30堅 ⇒ 猛暑の開幕週ハンデ戦。4歳人気馬に不安あり
馬場:雨雨30×30□□□■□晴れ30×30晴 ⇒ 良馬場。週中に雨予報無し。前日当日も晴時々曇

フルゲート18頭に対し、19頭が登録しています。アームテイルは除外対象のため、予想から外しておきます。ただし、出走予定馬の回避があった場合は、アームテイルが出走する可能性もあります。出走馬が確定する7月24日(木)16時までは、最新情報にご注意ください。

何が何でも逃げたいというタイプの馬はいませんが、このメンバー構成なら、テンの速い馬としてはイミグラントソング、シヴァース、ジョウショーホープ、シンフォーエバー、ハクサンバード、フォーチュンタイムが挙げられます。枠順や騎手の意図にもよりますが、新馬戦で新潟を逃げ切って勝っているシンフォーエバーが、ハナを主張していくと予想されます。

2番手グループにはシヴァース、ジョウショーホープ、ハクサンバード、フォーチュンタイムが控えつつ追走し、その他の馬たちは枠なり・馬なりで後方からレースを進める展開になるでしょう。イミグラントソングは、石川裕紀人騎手に戻ることで、中段に待機する競馬を選択するでしょう。また、後方待機策で惜しい競馬が続いているボンドガールは、ルメール騎手への乗り替わりにより、これまでより前目のポジションを狙うと予想しています。

ただし、新潟の外回りコースは最後の直線が長いため、全体的には各馬が抑え気味にポジションを取りにいくと考えられ、前半はスローペースになると予想しています。そのため、レースのポイントになるのはイミグラントソングの動きでしょう。この馬は中盤からの加速と持続力が持ち味で、3~4コーナーのスパイラルカーブを活かしながら徐々にペースを上げていくと考えられます。

それにより、先行馬も動かざるを得なくなり、そこへカナテープ、ダイシンヤマト、ボンドガール、レガーロデルシエロといった差し馬たちも早めに進出して途中から速くなると考えられます。一方で、オフトレイル、トランキリテ、メイショウシンタケなど、できるだけ末脚を温存したいタイプの馬は、4コーナーまでじっくりと脚を溜めるレース運びをしてくるでしょう。

最後の直線では、逃げるシンフォーエバーを捕らえようとするシヴァースなどの先行勢に、早めに動いたイミグラントソングボンドガールらの差し馬が絡み、さらに後方から追い込み勢が追撃する、ハンデ戦らしい混戦のたたき合いになると見ています。

しかし、今週は開幕週で前が止まりにくい馬場に加え、直線の長さを意識した騎手心理から前半がスローになる可能性が高く、先行勢に展開が向きそうです。展開利を活かせる先行馬と、新潟の長い直線を味方にできる、地力上位の差し馬のうち、猛暑でも調子を崩していない馬が上位に来ると見ています。

勝ち時計は、前半がスローでも中盤からペースが上がることで、最終的には1分32秒台に収まると予想しています。先行馬でも上がりは33秒台差し・追い込み馬はそれよりも0.5秒以上速い、32~33秒台前半の末脚が求められる厳しい展開になりそうです。

注目馬の分析

自信度:💪💪

※上位5頭の注目馬が1~3着になる自信度です。最大💪💪💪💪💪です。自信の無いときは💪もありません。

★★★★★イミグラントソング
先行力がありながら末脚も兼ね備えており、新潟コースとはいえ開幕週で前が止まりにくい馬場では大きなアドバンテージとなりそうです。3歳で重賞を勝っている実績馬ですが、年齢の影響で斤量は55kgと軽めに設定されています。これは年齢による斤量優遇の恩恵を受けている形で、他の古馬に対して有利です。前走のNHKマイルCは11着と大敗していますが、アドマイヤズームをマークして先行争いに巻き込まれたことが敗因と明確で、着差も0.7秒、タイムも1:32.4(35.5)と悲観する内容ではありません。鞍上も前走のテン乗りルメール騎手から、重賞勝ちした石川裕紀人騎手に戻る点は好材料です。

★★★★☆:カナテープ
ある程度前の位置で競馬しながらも早めの追い出しで長く脚を使えるのが特徴で、持続力勝負になりそうな開幕週の馬場に合っています。先週の函館記念では人気薄の馬を逃がして勝利に導いた絶好調のキング騎手が騎乗してくるのは心強い要素です。夏場に強い牝馬で、54kgと軽ハンデなのも魅力で、たたき2戦目で状態も上向いていると見られます。さらに、東京1600mで今回より2kg重い斤量で1:31.6(33.9)という優秀な時計で2着している点からも、地力の高さが伺えます。一方で、ここ4戦は1800m戦で、1600m以下の距離は約10ヶ月ぶりというローテーションのため、前半の追走に不安がありますが、スタート巧者のキング騎手ならカバーしてくれると見ています。また、瞬発力勝負になると少し分が悪いため、ある程度の位置取りか早めの仕掛けが必要になりそうです。

★★★☆☆:シヴァース
先行して長く脚を使えるタイプで、流れに乗れればしぶとい走りを見せてくれます。阪神1600mでは58kgを背負いながら1:32.3(33.4)で勝利した実績があり、新潟1600mでも1戦して55kgを背負って1:32.5(33.4)で勝っていることから、舞台適性と実績は十分です。ただし、前走のしらさぎS(阪神1600m)では今回も出走するダイシンヤマトに先着されており、さらに0.7秒差の11着と大きく敗れている点は気がかりです。前走は前半スローからのロングスパートという展開であり、今回も同様の流れになる可能性が高いため、展開面では少し不利になるかもしれません。

★★★☆☆:ダイシンヤマト
前半にしっかりと脚を溜められれば、ラストで鋭い末脚を繰り出せるタイプです。長く57~58kgで走ってきた実績があり、今回は自身にとって久々の56kgという斤量は大きなプラス材料です。吉田豊騎手がこれまで18戦中15戦で騎乗していることからも手の内に入れており、息の合ったコンビに期待が持てます。新潟コースは初参戦で、これまで中山・東京が主戦場という点から長距離輸送には若干の不安があります。1600mのベスト時計が中山1600mで1:32.6(34.0)とやや物足りませんが、時計の出やすい新潟ならその差を補える可能性があります。

★★★☆☆:メイショウシンタケ
阪神1600mでの1:31.7(34.3)という好時計を含め、過去に3度1:31秒台で走っている実績は秀逸です。新潟1600mでも過去2回の出走で、5着(0.3秒差)、10着(0.8秒差)と敗れはしましたが、いずれも57kgを背負って33.0秒、32.8秒という上がりを記録しており、京都1600mでも32.8秒という強烈な脚を見せていることから、展開さえ向けば一発の魅力があります。今回、2022/11/27以来の約3年ぶりの55kgは条件的に狙ってみたくなる要素です。一方で、出遅れ癖があり、毎回後方からの競馬になりやすく、惜しい競馬で終わることが多い点は懸念材料です。最後の勝利は2023年6月17日の米子S以来なく、2年以上馬券圏内にも絡めていませんが、その最後に勝ったときの時計が1:31.7(34.3)と優秀で、ある程度流れが速くなる展開なら浮上の余地はあります。

その他では、★★★☆☆:アームテイル、★★★☆☆:オフトレイル、★☆☆☆☆:フォーチュンタイム、★☆☆☆☆:ボンドガールにも注目しています。枠順、調教内容、馬体重、馬場状態、除外馬の状況次第では、注目上位5頭への入れ替えも検討します。特に今回50kgの軽ハンデで、33秒前半の脚を使って2連勝中のアームテイルには、騎手や調教にかなり注目しています。

コース・過去の傾向

コース特性 新潟芝1,600m

外回りを使用したワンターンのコーです。スタートは向こう正面の中ほどで、最初のコーナーまでは約548mと十分な距離があります。その途中、約300mにわたって3コーナーの坂の頂上まで緩やかな上りが続きます。3~4コーナーと直線入口まで緩い下りと上りが2回あり、かつスパイラルカーブになっているため、スピードに乗りやすいのが特徴です。

ただし、コーナーを抜けると待っているのは、日本一長い659mの直線です。新潟競馬場の芝は、唯一スピードが出やすい野芝100%で構成されています。3コーナーから加速しやすく、そのスピードを維持しやすい設計ではありますが、距離が長いため、下りから早めに仕掛けると、最後まで脚がもたないこともあります。

スピードに加えて、長く良い脚を使える持続力が求められるコースです。瞬発力だけではなく、直線を最後まで走り切るための脚力と配分が勝敗を分けます。

※この情報は、以下のサイト等のデータをもとに考察しています。詳しくは各サイトをご確認ください。

新潟競馬場 芝1600mの特徴と攻略情報まとめ|初心者向けにわかりやすく解説! | うましる
新潟競馬場 芝1600mのコースの特徴を競馬初心者向けに独自に解説しています。「これから競馬を始める!」「競馬場について知識がほとんどない……」という方に少しでもお役に立てれば嬉しいです。ぜひ予想の参考にしてみてくださいね。

過去10年の傾向

過去10年のうち、良馬場での開催は9回、稍重は1回のみでした。2025年7月21日(月)時点の新潟競馬場の天気予報では、前日・当日ともに「晴れ時々くもり」となっており、当日までに雨が降る予報もありません。そのため、当日は良馬場で行われる可能性が高いと見ています。

そこで以下では、良馬場で行われた9回のデータをもとに分析を行います。

過去9回の出走馬は計148頭(1レース平均約16頭)で、馬券圏内に入ったのは27頭。そのうち逃げ馬は(3-1-1-4)で、馬券圏内率は約56%(9頭中5頭)と非常に好成績を残しています。しかも、逃げ馬の中に1番人気の馬は1頭もいませんでした。

また、4コーナーを3番手以内で通過した先行馬は10頭(27頭中37%)、5番手以内に広げると14頭(同31%)と、いずれも好成績です。ただし、10番手以内まで広げると22頭(同24%)とやや率が下がり、それ以外の11番手以下の馬は5頭(同9%)しか馬券に絡んでいません。

日本一長い直線を誇る新潟コースとはいえ、直線に坂のない構造のため、前にいないと厳しいという傾向がデータにも表れています。したがって、4コーナーで5番手以内、少なくとも10番手以内につけられる馬を中心に選ぶのが良いでしょう。

勝ち馬の走破時計は1分31秒6~1分33秒1と、ほとんどのレースが1分32秒前後で決着しています。上がり3ハロンのタイムは32秒2~35秒5と幅がありますが、34秒以上かかった馬はすべて逃げ・先行馬でした。大逃げをした馬やそれについて行った馬出なければ、ほとんどの馬が33秒台で上がっており、差し馬には0.5秒ほど速い32秒台の脚が求められます。

つまり、先行馬であれば33秒台差し馬であれば32~33秒台の末脚が必要となるレースといえるでしょう。

※この情報は、以下のサイト等のデータをもとに考察しています。詳しくは各サイトをご確認ください。

関屋記念の過去10年データ、好走馬一覧(2025年7月27日新潟7R) | 競馬ラボ
関屋記念過去10年データです。

当週の馬場傾向

開催1週目

開幕週となります。2025年7月21日の天気予報では、前日・当日ともに「晴時々曇」の見込みで、週の中頃にも雨の予報は出ていません。そのため、馬場状態は良好なまま推移する可能性が高いでしょう。こうした条件ではトラックバイアスは生じにくく、コースロスの少ない先行馬が止まりにくい展開が予想されます。

詳しくは、以下のサイトなども参考にしてください。

トラックバイアス&血統研究
トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

おまけ

voxねこ夫の予想





レース結果と振り返り

レースプロファイル予報◎:想定通り〇やや想定通り×:やや想定外✖:想定外


【レース結果】


タイム


コーナー通過順位


※色の違い  1着:太赤|2着:細赤|3着:太青|4着:細青|5着:太緑

【レース回顧】
スタート直後の先行争い:1F~2F() 2F()

1~2コーナー:2F~3F() 2F()

前半のペース:1F~4F()  3F() 4F()

向こう正面:4F~6F() 1~5F()

3~4コーナー:7F~9F() 3F()

最後の直線:9F~10F() 2F()

次走に向けたメモ:

voxねこ夫の予想


【何が良くて何がダメだったのか】

過去の展開予報

まだありません。

今週の重賞レース

展開予報とは

競馬で勝つためには『強い馬』ではなく、『展開が有利な馬』を見極めることが大切だと考えています。詳しくはこちらをご覧ください。

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