開催日:2025年8月3日(日)
展開予報
第72回 北海道新聞杯 クイーンステークス(GⅢ) 3歳以上オープン 1,800(芝)(牝)別定
以下は、2025年7月29日(火)時点での予想です。今後、調教や枠順などの情報により予想が変わる可能性があります。内容に影響を与えない範囲での加筆や文章の校正は随時行いますが、大きな修正が必要となる場合は、吹き出しに日付を明記した上で追記として対応する予定です。
予報要約
逃げ候補3頭でハイペース必至!先行有利なコースでも中段まくりが決まりそう。後方勢は?
展開予報
レースプロファイル予報
脚質:先□□■□□
差 ⇒ 先行有利なコースも展開は差し有利。最後は能力次第
時計:遅□□□■□
速 ⇒ 1分47秒前後、上がり先行35秒台(差し馬は0.5秒以上速い)
馬券:荒□□□■□
堅 ⇒ 前半からペースが流れ波乱は起きにくい
馬場:雨□□□■□
晴 ⇒ 良馬場。火~土月曜日に雨予報無し。開催当日は曇時々晴
フルゲート14頭に対して21頭が登録しています。グランスラムアスク、ハニーコム、ラーンザロープス、テリオスララ、アマイ、エラトー、エープラスの7頭が除外対象です。予想では除外対象馬を外しますが、出走予定馬が回避した場合は、これらの馬が繰り上がって出走する可能性があります。
出走馬が確定する7月31日(木)16時までは、最新情報にご注意ください。
テンが速いのは、アリスヴェリテ、クリスマスパレード、コンクシェルの3頭です。特に逃げたいと考えているのは、前走ヴィクトリアマイルでゴール直前まで逃げ粘り、0.1秒差の5着に敗れたアリスヴェリテでしょう。
ただし、札幌競馬場の1800mは最初のコーナーまでが約180mと非常に短いため、枠順によっては内枠の馬が先手を奪う可能性もあります。逃げ馬にとって枠順は大きなファクターとなるでしょう。
それでも、これまで逃げた時に最も持ち味を発揮しているアリスヴェリテが、どの枠からでも主導権を握ると予想します。2~3番手にはクリスマスパレードとコンクシェルがつけ、その後ろにアルジーヌ、シングザットソング、ビヨンドザヴァレー、マサノカナリア、ラーンザロープス、レーゼドラマあたりが続き、その他の馬たちは後方からの競馬になると見ています。
2025年7月29日(火)時点では、クリスマスパレードの騎手が未定のため、展開予想はやや難しい面もありますが、逃げ候補が3頭いることを踏まえると、前半からハイペースになる可能性が高いでしょう。ヴィクトリアマイルのように単騎で離して逃げる展開にはならず、常にプレッシャーを受けながらの逃げになると予想しています。
そのため、息が入りづらい淡々とした流れのまま3コーナーに突入し、先行集団の少し後ろで控えていたアルジーヌやレーゼドラマあたりが仕掛けを開始。後方で待機していた馬たちも徐々に押し上げてくる展開になるでしょう。先行馬にとっては非常に苦しい流れとなりそうです。
4コーナーを抜ける頃には中団にいた馬たちが先頭に立ち、直線では後方から来た馬たちが猛追。ただし、届くか届かないかギリギリの攻防になると予想します。
つまり、中団やや前方~後方で末脚に優れる馬が上位を争う展開になると見ています。
想定される勝ち時計は、ハイペースを前提にして1分47秒前後。先行馬には上がり35秒台が求められ、差し・追い込み馬にはそれより速い34秒台前半の脚が必要になると予想します。
注目馬の分析
自信度:💪💪💪💪
※上位5頭の注目馬が1~3着になる自信度です。最大💪💪💪💪💪です。自信の無いときは💪もありません。
★★☆☆☆:アリスヴェリテ
すんなり先手を取れたときの粘り強さが持ち味で、札幌1800mは先行有利なコースでもあるため条件は悪くありません。重賞を除く1800m戦では(1,1,3,0)と安定した成績で、近6戦はすべて重賞と高いレベルのレースを経験しています。前走のヴィクトリアマイルでは逃げて0.1秒差の5着と、GⅠでもあと一歩届かなかった実力があります。ハンデ50kgではありましたが、京都1800mのマーメイドS(GⅢ)を勝っており、能力の裏付けもあります。ただし、洋芝の札幌や函館の経験はなく不安材料となりますが、父キズナ産駒は洋芝に適性がある傾向にあります。また、同型のクリスマスパレードとココナッツブラウンがいるため展開の影響をうけそうです。
★★★★★:アルジーヌ
先行力と末脚を兼ね備えた安定感のあるタイプで、昨年のこのレースでは55kgを背負い3着。1・2着は軽量の3歳馬だったことから、古馬では最先着という評価ができます。13戦すべてで掲示板を確保しており、特に1800m戦は(4,1,1,0)とほぼ完璧な成績です。前走のヴィクトリアマイルでは、着差なしの4着と重賞でも上位の能力を示しています。札幌1800mでは稍重馬場で今回より1kg軽い55kgを背負い1:47.5(35.0)で3着(0.1秒差)と、今回のメンバーでは十分通用する内容でした。函館を含めた洋芝成績も(1,1,1,0)と好調です。中山1600mのターコイズS(GⅢ)も斤量55.5kgで勝利しており実力は本物です。ただし川田騎手の騎乗は1年半ぶりであり、父ロードカナロア産駒は野芝向きで洋芝は得意とは言えない点、56kgのハンデも少し見込まれた印象があります。
★★★★☆:ココナッツブラウン
脚を溜めたときの切れ味が非常に鋭く、洋芝適性が抜群です。札幌芝1800mでは、今回より2kg軽い53kgで1:47.6(34.0)と0.5秒差の大楽勝で1戦1勝、函館でも(1,1,0,0)と好成績を残しています。前走は3ヶ月ぶりの休養明け初戦で快勝しており、今回さらに調子を上げて臨めると期待できます。ただし、北村友一騎手が初騎乗である点と、テンのスピードが乏しく後方からの競馬になりそうなことが懸念材料です。それでも末脚の破壊力には魅力があり、展開が向きそうな今回は一発があってもおかしくありません。
★★★☆☆:フェアエールング
札幌競馬場では2戦目だった札幌2歳S(13着)を除けば(3,1,0,0)と好相性を見せています。ハンデ53kgとはいえ、小倉1800mの小倉牝馬S(GⅢ)を勝利しており、重賞実績も十分です。近3戦はすべて重賞で2,1,2着と安定して勝ち負けを演じており、流れが速くなる重賞のほうが持ち味を活かせるタイプです。ただし、今回は3ヶ月半の休養明けで、テンのスピードもそれほどないため、後方からの競馬になりそうです。また、2000m戦に良績が多く、1800m戦は(1,1,0,4)とやや苦手気味な点も気になります。それでも、得意の札幌であれば巻き返しは可能と見ています。
★★★☆☆:パレハ
洋芝適性があり、札幌コースでも期待できる一頭です。函館芝1800mでは今回より2kg重い56kgを背負って2度走り、いずれも1:46.3という好時計で走破しており、洋芝の適性を証明しています。良馬場の1800m戦でも(2,1,0,0)と安定感があります。一方で、テンのスピードが無いため、今回のメンバー構成では後方からの競馬になる可能性が高いことが懸念されます。札幌コースは初めてとなりますが、函館で全勝していることから洋芝そのものには適応できるでしょう。また、中2週のローテーションはややタイトですが、叩き3戦目で状態が上向いていると考えればむしろ好材料かもしれません。
その他では、★★☆☆☆:クリスマスパレード、★☆☆☆☆:フィールシンパシー、★★☆☆☆:レーゼドラマにも注目しています。枠順、調教内容、馬体重、馬場状態、除外馬の状況次第では、注目上位5頭への入れ替えも検討します。
コース・過去の傾向
コース特性 札幌芝1,800m
スタート地点はスタンド側中央付近のゴール手前。最初のコーナーまで約180mとかなり短いため、先行馬にとっては内枠が有利です。1~2コーナーは大回りで、向こう正面の高低差も約0.7mとわずかで、ほぼ平坦。そのため、スタート直後に逃げ・先行馬が取ったポジションを維持しやすく、流れは淡々と進みます。
向こう正面は約250mと中央10場の中で最も短く、長い直線でのまくりは難しい構造です。3~4コーナーも大回りで、最後の直線は約266mと短いため、逃げ・先行馬に展開が向くことが多く、差し馬は3~4コーナーから早めに動くのが一般的です。
また札幌競馬場は洋芝を使用しており、スピードタイプよりも、洋芝適性のあるパワータイプの馬に向いているコースです。
過去10年の傾向
過去10年のうち、9回が良馬場、1回が重馬場で行われました。2025年7月28日(月)時点の札幌競馬場の天気予報では、開催当日は「曇り時々晴れ」、前日は「晴れ時々曇り」となっており、月曜日に一時的な雨予報があるものの、その後は開催当日まで雨の予報はありません。したがって、良馬場で行われる可能性が高いと考えられます。以下では、良馬場で行われた9回分のデータをもとに分析します。
出走馬は合計113頭(1レース平均約13頭)で、そのうち馬券圏内に入ったのは27頭。逃げ馬の成績は【1-0-1-7】(好走率約22%/全9頭)とあまり良くありません。4コーナーを3番手以内で通過した先行馬(まくり含む)は7頭(26%/27頭)、5番手以内に広げると13頭(29%/45頭)と少し上がります。10番手以内に広げた場合は24頭(27%/90頭)と好走率はまずまず。それ以外(11番手以下)からは3頭(13%/23頭)にとどまりました。
全体的に脚質による明確な偏りは見られず、どの位置取りからでもチャンスはありますが、あえて挙げるなら「4コーナー10番手以内」に付けられる馬がやや好成績といえます。
勝ち馬の走破タイムは1分45秒7〜1分47秒8とやや幅があり、1分47秒前後を目安とするとよいでしょう。上がり3ハロンのタイムは33秒4〜35秒6。先行馬であれば35秒前後、差し馬ならそれより0.5秒以上速い34秒台の脚が求められる傾向です。
当週の馬場傾向
開催2週目
開幕週だった先週の札幌競馬場。土曜日は7レース中4レースで逃げ馬が馬券に絡みました。ただし、クラスが上がる後半のレースでは、逃げ・先行馬の好走率はやや下がっていたようです。
一方、日曜日も同じく7レース中4レースで逃げ馬が馬券圏内に入り、後半のレースでも逃げ・先行馬の活躍が目立ちました。開催初週らしい結果だったと言えそうです。
今週は開幕2週目となりますが、引き続き馬場状態は良好と予想され、先週同様に逃げ・先行馬の活躍が期待できそうです。
詳しくは、以下のサイトなどもご参照ください。
おまけ
voxねこ夫の予想
予想中!!
レース結果と振り返り
予想中!!
過去の展開予報
まだありません。
今週の重賞レース
展開予報とは
競馬で勝つためには『強い馬』ではなく、『展開が有利な馬』を見極めることが大切だと考えています。詳しくはこちらをご覧ください。
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