開催日:2025年9月21日(日)
レース展開予報
第71回 産経賞オールカマー(GⅡ) 3歳以上オープン 2,200(芝・外)別定
以下は、2025年9月17日(水)時点での予想です。今後、調教や枠順などの情報により予想が変わる可能性があります。内容に影響を与えない範囲での加筆や文章の校正は随時行いますが、大きな修正が必要となる場合は、吹き出しに日付を明記した上で追記として対応する予定です。
予報要約
逃げ馬不在で序盤は超スロー。途中からスピード上がり結局スタミナ勝負。頭数も少なく荒れにくい
展開予報
データプロファイル予報
脚質:先□■□□□
差 ⇒ スローで前残り。4コーナーまでにポジションを取れるかが鍵
時計:遅□□■□□
速 ⇒ 2分13秒台、上がり先行35秒台(差し馬は0.5秒速い34秒台)
馬券:荒□□□■□
堅 ⇒ 頭数が少なく、荒れにくい
馬場:雨□■□□□
晴 ⇒ 稍重。前日⇒曇一時雨/降水50% 当日⇒曇り/降水40%
※以下の分析は稍重を前提としています。天気予報的に稍重馬場が濃厚ですが、もし、良、重、不良馬場となった場合は改めて見直す必要があります。当日の天気予報や馬場状態には十分注意してください。
メンバーを見る限り、逃げ馬もテンの速い馬もいません。騎手を見渡しても、一発を狙いそうな若手騎手はおらず、スローペースが濃厚と考えられます。枠順の影響は大きいですが、このメンバーの中で比較的前に行けそうなのは、フェアエールング、ヨーホーレイク、リビアングラス、ワイドエンペラーあたりです。場合によっては、枠順次第でコスモキュランダがスタートを決めれば逃げる可能性もあります。いずれにせよ、現時点ではどの馬が逃げるか特定するのは非常に難しい状況です。
ただ、ドゥラドーレスやレガレイラといった末脚自慢の馬が後方に控えていることや、スタート直後に坂があることを考えると、どの馬が逃げても前半はスローに落とすとみられます。レースが動き出すのは、2コーナーを回ったあたりからでしょう。スタミナとスピードに自信を持つコスモキュランダやヨーホーレイクが、下り坂を利用して徐々にスピードを上げていくと予想します。
今回出走する馬はいずれもスピードとスタミナに自信を持っている馬のあるため、その仕掛けに乗って、レースはここから一気に速くなり、ポジション争いが激しくなる中で、スタミナを使いつつ4コーナー出口を迎えるでしょう。先行馬が粘る中、コスモキュランダが外からまくり、続いてヨーホーレイク、さらにドゥラドーレスやホーエリートが追走します。さらには、大外からレガレイラが鬼脚で追い込んでくる展開も考えられます。
ただし、前半がスローだったこと、仮柵を外したCコースであること、雨の影響で稍重となり内外の伸び差が小さいことから、内を通った馬が有利になるとみています。
勝馬の走破時計は、2分13秒台を予想しています。上がりは、先行馬であれば35秒台、差し馬であれば34秒台が求められると見ています。
注目馬の分析
※以下の分析は稍重を前提としています。天気予報的に稍重馬場が濃厚ですが、もし、良、重、不良馬場となった場合は改めて見直す必要があります。当日の天気予報や馬場状態には十分注意してください。
自信度:💪💪
※上位5頭の注目馬が1~3着になる自信度です。最大💪💪💪💪💪です。自信の無いときは💪もありません。
★★★★☆:コスモキュランダ
先行力はありませんが、途中からスピードを上げても最後までバテないスタミナがあります。中山2200mは良馬場で今回と同じ57kgを背負って2:11.9(34.2)の好時計で2着に来ており、中山コースは得意で(2,3,1,1)ですべて掲示板に入っています。皐月賞では今回出走して人気になりそうなレガレイラに先着しており、近9戦はいずれもGⅡ以上の重賞で中山ではすべて3着以内です。4ヵ月半休養明けを叩いて2戦目になること、丹内騎手が連続騎乗して3戦目となる点も心強いです。ただ、毎回出遅れることがあり、瞬発力勝負では分が悪いものの、陣営と騎手もそれを承知しており、出遅れをカバーするまくりで上位に来ています。
★★☆☆☆:ドゥラドーレス
脚を溜めれば鋭い末脚を発揮でき、全成績が(5,2,2,2)とほぼ馬券圏内に入っています。ルメール騎手が騎乗し、稍重成績は(2,1,1,0)と好成績で、父ドゥラメンテ、母父ハービンジャーという血統から稍~重馬場までなら得意と考えられます。また、父が違うレガレイラの兄にあたります。ただし、重賞での成績は4戦未勝利で3,4,2,2着とやや見劣りし、中山コースや2000m超えの距離は初めてとなります。
★★★☆☆:ホーエリート
今回のメンバーであればある程度前に付けられ、有利な位置で競馬ができそうです。重馬場成績は1戦1勝で、父ルーラーシップ、母父ステイゴールドという血統から重馬場が得意と考えられます。中山2200mでは2:13.0(35.1)のまずまずの時計で勝っており、中山では(1,2,0,1)とまずまずの成績です。ただし、3ヵ月半の休養明けで横山武騎手が初騎乗、瞬発力勝負では分が悪く、今回戸崎騎手が騎乗してこないことが懸念材料です。今のところ1週前追切を見る限り順調に調整されている印象です。
★★★★☆:ヨーホーレイク
スピードとスタミナ、末脚すべてが揃った馬で、GⅡ2200mは2戦2勝と好成績です。中京2200mでは2:11.7(34.1)の好時計で勝利し、中山はホープフルステークス、皐月賞とGⅠ2000mで3、5着とまずまずの成績です。稍重では5戦3勝1回5着と安定しており、宝塚記念17着の大敗を除けば得意といえます。3戦目のホープフルステークス以降、12戦すべて重賞で戦ってきました。懸念材料は、前走宝塚記念で17頭立ての17着、着差3.3秒と初の大敗をしたこと、3ヵ月の休養明けなことです。今のところ1週前追切を見る限り順調に調整されている印象です。
★★☆☆☆:レガレイラ
脚を溜めれば爆発的な末脚を使える馬で、中山はGⅠを3戦して2勝6着1回と好成績を残しています。全9戦中6戦がGⅠレースと、今回のメンバーと比べるとかなり強い相手と戦ってきました。ただし、今回57kgを背負うことが初めてで、56kgの前走で大敗していることが懸念です。さらに、2200mは2戦6、11着と結果を出せておらず、稍重でも5、11着と振るいません。出遅れ癖があり、いつも展開待ちになり脚を余すことが多いですが、今回は頭数が少なく捌ける可能性はあります。予想時点では騎手が正式に確定しておらず、結果を求められる馬のため、騎手も慎重になっているのかもしれません。

2025/9/17 追記
ちょっとモレイラ騎手も期待していたのですが、予想通り戸崎騎手になりましたね。まずは一安心です。枠順とスタートによっては先行できるかもしれません。そうなると圧勝するかもしれませんね。最終調教、枠順に注目です。
その他では、★★☆☆☆:リカンカブールにも注目しています。枠順、調教内容、馬体重、馬場状態、除外馬の状況次第では、注目上位5頭への入れ替えも検討します。
コース・過去の傾向
コース特性 中山芝2,200m
アップダウンの激しいトリッキーな舞台。スタミナとパワーが求められ、坂を越えて粘れる馬が浮上しやすいコース
スタートはスタンド前の直線で、最初のコーナーまでは約432mあります。序盤には中山名物の急坂があり、そのまま1コーナー途中まで上り坂が続くため、先行争いは落ち着きやすくスローに流れることが多いです。そこから下りに変わり、2コーナーから向こう正面へかけて一気にペースが上がりやすくなります。向こう正面は短いため隊列は大きく動きませんが、3コーナー手前から徐々に位置を上げないと差し馬は間に合いにくい構造です。最後の直線は約310mと中央4場の中で最も短く、しかもゴール前に再び急坂が待ち構えています。そのため直線だけで差し切るのは難しく、3コーナーからロングスパートを仕掛ける形が理想になります。脚質的には、スタミナを活かして押し切る先行馬、もしくは早めに動ける差し馬が有利です。追い込み一辺倒では届きにくいのが特徴です。枠順は内回りの影響もあって1枠が好成績を残しており、内枠有利の傾向があります。全体として、持久力とパワーを兼ね備え、早めに仕掛けて坂を踏ん張れるタイプの馬が結果を残しやすいコースです。

過去10年の傾向
過去10年間のうち9回は良馬場、1回は稍重で開催されました。2025年9月15日(月)時点の中山競馬場の天気予報は、前日=曇一時雨(降水確率50%)、当日=曇り(降水確率40%)。稍重での開催となる可能性が高そうです。ただし稍重のデータは1回分しかないため、以下では良馬場も含めた10回分のデータをもとに分析します。
出走馬137頭(1レース平均約14頭)のうち、馬券圏内に入ったのは30頭。
- 逃げ馬(1コーナー先頭):【1-1-0-8】/10頭=20% → まずまず。
- 先行馬(4コーナー3番手以内、まくり含む):30頭中12頭=約40% → 好成績。
- 5番手以内まで広げると50頭中20頭=約40% → 安定して好成績。
- 10番手以内なら100頭中30頭=約30% → やや成績低下。
- それ以外(10番手以降)は37頭中0頭=0% → まったく絡めず。
結論として、4コーナー10番手以内、特に5番手以内で運べる馬が有利。10番手以降の馬は能力があっても割り引く必要がありそうです。
勝ち馬の走破時計は2分11秒2~2分15秒5で約4.3秒の幅があります。最も遅かった2分15秒5は稍重でのもの。良馬場では2分12秒台が多く、今回稍重なら2分15秒前後までかかる可能性があります。上がりは、稍重時の先行馬でも35秒台が必要で、差し馬ならさらに0.5秒以上速い34秒台が求められます。
※この情報は競馬関連サイトのデータをもとに考察しています。詳しくは各サイトをご確認ください。
当週の馬場傾向
開催3週(開催7日目) 中山競馬場
天気予報:前日⇒曇一時雨/降水50% 当日⇒曇り/降水40% ※月曜調べ
仮柵:Cコース使用⇒Aコースから6メートル外に内柵を設置後2日目
仮柵設置で前が残りやすいと推測
詳しくは、以下のサイトなどもご参照ください。
JRA公式クッション値
JRA公式コース概要(仮柵等設置状況&予定)
おまけ
予報に基づくvoxねこ夫の予想
◎コスモキュランダ
○ヨーホーレイク
▲ホーエリート
△ドゥラドーレス
☆レガレイラ
注リビアングラス
◎中山得意
〇2200m得意
▲先行できる
△☆末脚強烈
注先行力有り
前半スローもまくりが嵌ってスタミナ勝負差し馬も届く展開を予想
買い目3100
馬連Box◎〇▲
馬単◎→〇▲△☆注
3連複◎-〇▲-▲△☆注
3連単◎〇→◎〇▲→〇▲△☆注
レース結果と振り返り
レースプロファイル予報(◎:想定通り,〇やや想定通り,×:やや想定外,✖:想定外)
✖脚質:先□■□□□
差 ⇒ スローで前残り。4コーナーまでにポジションを取れるかが鍵
⇒前半からハイペースで前が厳しい展開に。
✖時計:遅□□■□□
速 ⇒ 2分13秒台、上がり先行35秒台(差し馬は0.5秒速い34秒台)
⇒2:10.2(34.0)とかなり速い時計だった
〇馬券:荒□□□■□
堅 ⇒ 頭数が少なく、荒れにくい
⇒1,2,4番人気と荒れた。しかし、3連単は7,740円と意外とついていた。
✖馬場:雨□■□□□
晴 ⇒ 稍重。前日⇒曇一時雨/降水50% 当日⇒曇り/降水40%
⇒稍重開催だった
【レース結果】
1着 枠4 4番 レガレイラ
2着 枠7 9番 ドゥラドーレス
3着 枠6 7番 ヨーホーレイク
4着 枠8 10番 フェアエールング
5着 枠5 5番 ホーエリート
タイム
ハロンタイム 12.5 - 10.7 - 11.9 - 12.1 - 12.7 - 12.6 - 11.5 - 11.7 - 11.6 - 11.4 - 11.5
上り 4F 46.2 - 3F 34.5
コーナー通過順位
1コーナー (*2,6)5-8-1-10,3,4(7,9)-11
2コーナー 2,6,5-8-1(3,10)4(7,9)-11
3コーナー 10,1(2,6,9)(5,4)3(8,7)-11
4コーナー 10,1(2,6,9)(5,4)7(8,3)11
※色の違い 1着:太赤|2着:細赤|3着:太青|4着:細青|5着:太緑
【レース回顧】
スタート直後の先行争い:1F~2F(12.5 - 10.7) 2F(23.2)
中山2200mの坂を含む序盤で10.7が入ったのはやや速め。リビアングラスが積極的に出していったため、序盤からペースは落ち着かず。前に行った馬には厳しい流れ。
1~2コーナー:3F~5F(11.9 - 12.1 - 12.7) 3F(36.7)
坂を上った後のコーナー区間も平均的で緩みは少なめ。2コーナーで下りに入るためペースは引き締まったまま。前にいた馬はスタミナを消耗しやすい展開。
前半のペース:1F~5F(12.5 - 10.7 - 11.9 - 12.1 - 12.7) 3F(35.1) 4F(47.2) 5F(59.9)
中山外回り2200mとしてはかなり速い流れ。平均より1秒以上早く、逃げ・先行馬には厳しいラップ。差し・追い込み勢に展開利が生まれる形。
向こう正面:6F(12.6)
ここで一息入ったが、単騎先行のリビアングラスがまだ引っ張る形。後続は隊列のまま脚を溜めた。
3~4コーナー:7F~9F(11.5 - 11.7 - 11.6) 3F(34.8)
再び速い流れに。外回りの下り坂でスピードに乗る展開。先行勢は苦しく、好位差しや中団差しが浮上してくる流れに。
最後の直線:10F~11F(11.4 - 11.5) 2F(22.9)
ラスト2Fも速く完全に瞬発力勝負。前半で脚を削られた先行勢は苦しく、差し馬が上位を独占。レガレイラが末脚を炸裂させて快勝。
次走に向けたメモ:
次走狙いは ヨーホーレイク(3着)、消耗戦でもしぶとく伸びており叩き良化で期待値が高いです。
voxねこ夫の予想
☆レガレイラ(1着):前半の速い流れを中団から運び、最後は瞬発力で突き抜けた。消耗戦でも切れる脚を使える強さを証明。引き続き中山外回りや東京など瞬発力勝負で信頼。
△ドゥラドーレス(2着):早めに動いて直線もしぶとく伸びた。展開に恵まれたわけではなく、地力を示す内容。持久力勝負でさらに良さが出そう。
○ヨーホーレイク(3着):久々の重賞挑戦で差し込み3着は好内容。叩いた上積みも期待でき、次走さらに上を狙える。
▲ホーエリート(5着):好位から伸びきれず。上がりの速い決着だと分が悪い印象。時計がかかる馬場やタフな流れで見直せる。
◎コスモキュランダ(8着):2番手から進めたが前半のハイペースで消耗し直線失速。展開不利は明らか。ペースが落ち着けば巻き返せる。
リビアングラス(11着):序盤から飛ばして粘れず。典型的な展開負け。スローでマイペースならガラリ一変の可能性あり。
【何がダメだったのか】
旅行中のため簡易版。
一応☆△〇が1~3着だった。リビアングラス、シュバルツクーゲル、ホーエリートが色気を出して逃げ争いをしたとが想定外だった。スローになると見越して3頭の騎手が色気を出してしまったのでしょう。コスモキュランダもいつもより前の位置でいつもより早めのスパートだったため、失速してしまった。スローの展開を予想したにも関わらず、前半からハイペースだったことが敗因です。
過去のレース展開予報とvoxねこ夫の予想
まだありません。
今週の重賞レース
展開予報とは
競馬で勝つためには『強い馬』ではなく、『展開が有利な馬』を見極めることが大切だと考えています。詳しくはこちらをご覧ください。
おすすめ記事
買い物をもっと便利に!voxねこ夫が作ったAndroid用メモアプリ

音声だけで操作できるのが、このアプリの大きな特徴!他の買い物アプリとは一味違います。さらに、カテゴリで簡単に絞り込んだり、夫婦や家族間でメモを共有できるので、買い物がもっとスムーズになります。
長期車中泊に役立つ!ポータブル電源使用時の注意点

1週間以上の長期車中泊に必要なポータブル電源選びや電源確保の方法など、出発前に知っておくべき情報を紹介しています。このブログを読んでおけば、車中泊中の電源不足に悩むことはなくなるはず!快適な車中泊のために、ぜひチェックしてみてください!
コメント