2025年　京都2歳S（GⅢ）の競馬予想～重賞展開予報～

開催日：2025年11月29日（土）

展開予報

第12回ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス（GⅢ） 2歳オープン 2,000（芝）

予報要約

2歳戦は前で決まりやすいが、テンの速さ拮抗で展開は差し向きになりそう。波乱は差し馬か？！

展開予報

レースプロファイル予報
脚質：先□□□■□差　⇒　2歳戦は前で決まりやすいが逃・先多く展開自体は差しに向く
時計：遅□□□■□速　⇒　2分00秒台、上がり先34秒台後半（差は33秒～34秒台後半）
馬券：荒□■□□□堅　⇒　距離経験と未経験が混在。未知な部分多く荒れる可能性大。
馬場：雨□□□■□晴　⇒　良　前日晴時々曇(20%)、当日晴時々曇(10%) ※11/27木曜Yahoo調べ

枠順確定後

展開の概要
スタート直後：好枠の1枠1番を引いたネッタイヤライが逃げて、メイショウソラリスが2番手でジャスティンビスタが3番手で、その後にアスクエジンバラとバルセシートが付けて、よどみなく流れるでしょう。前半は平均ペースとみています。
３～４コーナー：前に行く馬の多くが2000mが初めてのため、抑えたいところで、後方勢はペースを上げるて先行勢を突きたいでしょう。馬群がギューっと凝縮されると予想。2000mを経験している
最後の直線：おそらく先頭は、メイショウソラリスに変わっているでしょう。2番手もバルセシートで、引き離しにかかるでしょう。後方勢の中でも瞬発力型でない、ロックターミガン、サトノアイボリー、フリーガーも早め追い出しになるとみています。一方、瞬発力がたの後方勢のカラペルソナ、ウイナーズナインは前が空くのを待ってからの追い出しになるでしょう。終始ペースが速めに流れる分、後方の馬にもチャンスが向く展開になるとみています。

枠順確定前

逃げ候補
◎ネッタイヤライ：このメンバーの中ではテンのスピードは速い。1,2走は出遅れても2番手での競馬。3走目の前走で出遅れずに逃げきり勝ち。出遅れなければこの馬が逃げる。
ジャスティンビスタ：このメンバーの中ではテンのスピードは速い。新馬戦の前走は2番手での競馬。ネッタイヤライが出遅れた場合や、行かなかった場合はこの馬が先頭に立つ可能性も。
メイショウソラリス：稍重の前走好スタートから楽に逃げてそのまま4馬身差の圧勝。ネッタイヤライ、ジャスティンビスタが押さえればこの馬が逃げる可能性も。

先行候補
バルセシート：新馬戦の前走は出遅れてもテン3Fは35.4とこのメンバーでは速い。C.デムーロ騎手に変わってすんなり出れば先行する。
◎アスクエジンバラ：新馬戦から3走ずっと番手の競馬で4,1,1着。前走中段～後方の競馬になり、7着惨敗もテンの3Fのスピードはこのメンバーの中では速め。逃げ先行が有利な2歳の2,000m戦で岩田康誠騎手であれば先行する。

走破時計：2:00秒台
先行馬の上がり：34秒台後半
差し馬の上がり：33秒台後半～34秒台前半

注目馬の分析

★★★★☆：ゴーイントゥスカイ
魅力：特筆するのは、新馬戦で、最後の直線で進路が無く普通なら伸びないような展開で、内に外に2回進路を探して3回目でやっと進路が空いたところを抜けて1着まで来る勝負根性が素晴らしい。終始内々を回って距離ロスないコースを取れたとはいえ、新馬戦の東京2000mで2:00.8(34.3)の時計は優秀。1週前調教の動きも良かった。
懸念：このメンバーに入るとスタートが遅い方。同じような進路取りができるかは、枠順次第。京都の内は空くため内枠がいい。

★★★★☆：ウイナーズナイン
魅力：前走、調教師が気にしていたという+12kgでも勝利。新馬から負けなし2連勝。調教時計は栗東CW84.2-36.7-11.1とまずまずだが、体全体を使った柔らかそうな走り方がいい。大物感が漂っている。
懸念：このメンバーに入るとスタートが遅い部類になるためいいポジションが取れないと厳しいかも。

★★★☆☆：メイショウソラリス
魅力：このメンバーであればハナを切れる可能性があるくらいの先行力。調教は栗東の坂路で54.6-12.4と平凡だが、軸のブレない体幹がしっかりした走りをしていた。
懸念：新馬戦も前走も渋った馬場で2,000mを2:02秒台。遅い時計では無いが良馬場で2秒以上時計を詰められるかはやってみないと分からない。

★★★☆☆：カラペルソナ
魅力：前走中京2,000mで2:00.5(33.1)の好時計で勝利。調教はCWであのクロワデュノールと合わせてさすがに遅れはしたものの82.9-51.0-36.2-11.1と好時計。食らいつく走りは勝負根性がありそう。
懸念：3ヵ月の休養明け。でも調子は良さそう。このメンバーに入るとポジション取りは期待できそうにない。Ａ．プーシャン騎手に替わってどこまで？

★★★☆☆：ブラックハヤテ
魅力：前走のコスモス賞ではとにかくテンションが高くて競馬ができなかった（丹内騎手談）。そのため4コーナーで大外の外を回る大不利がありながら、それでも3着まで来た潜在能力の高さ。今回も同じようにテンション高ければ、惨敗もあるかもしれませんが、3ヵ月半休養明けで馬が成長していれば能力の高さは間違い無さそう。
懸念：3ヵ月半の休養明け。前走の丹内騎手を見て落馬や他馬との接触を怖がっているのか、まだ騎手が決まっていないこと。

その他

★★☆☆☆：バルセシート
魅力：無傷の3連勝で阪神JFを勝ったレシステンシアの半弟。新馬戦の前走で出遅れて京都1600mを1:33.6(34.8)3馬身1/2差の圧勝。優秀な時計。母父のLizard Islandはマイル寄りの血統で、レシステンシアは父ダイワメジャーだったためよりマイルよりになった。バルセシートは父キズナなため、少し長い距離も大丈夫そう。
懸念：今回C.デムーロ騎手が、おそらく先行するとみているが、400mの距離延長でも同じような瞬発力を出せるかが少し疑問。調教は栗東販路で54.2-25.5-12.6と平凡な時計も、少し重い感じがあった。

★★☆☆☆：サトノアイボリー
魅力：2000mのメンバー中最速の1:59.3(36.1)の持ち時計(2着)がある。ただゴール前1着になったロードラヴォールに瞬発力で劣っていた。
懸念：前走は7頭立てで、今回は12頭。しかもメンバーが上がる。今回のメンバーであれば位置取りも期待できない。瞬発力勝負では分が悪いだけに自分で動く必要があるが、うまくペースをつかみきれない可能性が高そう。

枠順、調教内容、馬体重、馬場状態、除外馬の状況次第では、注目上位５頭の入れ替えも検討します。

コース・過去の傾向

コース特性京都芝2,000m

スタミナと立ち回りの上手さが問われるバランス型コース
初手のポジション争いは緩やかで、坂の使い方が勝敗を分ける

スタートはスタンド前の右寄りで、最初の1コーナーまで約297mとやや短めのため、序盤の先行争いは激しくなりにくく各馬は落ち着いてポジションを確保しやすいのが特徴です。1～2コーナーはタイトで、ここで無理をするとロスが大きくなるため自然と隊列が整い、向こう正面に入る頃から徐々にペースが上がります。中盤は3コーナーに向かって緩やかな上りとなり、この上り坂がそのまま【淀の坂】へつながり高低差約3mの負荷がかかります。3コーナー頂点を越えると一気に下りに変わり、ここでスピードに乗せたまま4コーナーへ進むため、差し馬はこの下りの勢いを利用して早めに進出しないと直線で届きにくい傾向があります。最後の直線は約328mと極端に長くはなく、平坦で加速しやすい分、瞬発力だけでなく4コーナーまでにどれだけスムーズに脚を使えたかが重要です。脚質は先行～差しが中心で、逃げはマイペースなら粘れるものの坂の上下動でリズムを崩すと脆く、追い込みは展開の助けが必要になります。枠順はコーナーを回りやすくロスが少ない内枠が有利で、外枠は序盤で外を回されると距離損が出やすい分だけ不利が残ります。このように、序盤は落ち着くものの中盤の上りと下りをどう使うかで差がつき、総合的な立ち回りに優れた先行・差しタイプが力を発揮しやすい造りになっています。

※この情報は、以下のサイト等の情報を元に考察しています。詳しくはサイトで確認してください。

京都競馬場芝2000mの特徴と攻略情報まとめ｜初心者向けにわかりやすく解説！ | うましる

京都競馬場芝2000mのコースの特徴を競馬初心者向けに独自に解説しています。「これから競馬を始める！」「競馬場について知識がほとんどない……」という方に少しでもお役に立てれば嬉しいです。ぜひ予想の参考にしてみてくださいね。

過去１０年の傾向

過去10年間の内、良馬場が9回、稍重が1回でした。今回、京都競馬場の天気予報は、前日は晴時々曇／降水30%、当日は晴／降水0%(11/24月曜調べ)ですので、良馬場で開催される可能性が高いです。今回は良馬場9回のデータのみで分析します。

良馬場時の出走馬は延べ81頭で、そのうち馬券圏内に入ったのは27頭です。脚質別の成績は以下の通りです。

逃げ馬（1コーナー先頭）：9頭出走、5頭馬券圏内【1,2,2,4】（複勝率約55.6%）
先行馬（4コーナー3番手以内）：27頭出走、12頭馬券圏内（約44.5%）
先行馬（4コーナー5番手以内）：45頭中20頭馬券圏内（約44.5%）
差し・追い込み馬（4コーナー10番手以内）：99頭中7頭馬券圏内（約7.1%）

逃げ馬の好走率が高く、4コーナー5番手以内の馬でほとんど決着しています。馬がまだ未完成の2歳にとっては2000mという距離は長いと考えられるため、バテる馬が多いのでしょう。前目のポジションを取れる馬から馬券を選ぶとよいでしょう。

良馬場時の勝ち時計・上がり3F

勝ち時計：1:59.8～2:03.3（2:01秒前後が目安）
上がり3F：33.6～37.2（先行馬 35秒台、差し馬 34秒台が目安）

客観的な（馬場を考慮しない）過去の傾向

枠順傾向
1枠：勝率10.0%、複勝率30.0%
2枠：勝率0.0%、複勝率18.2%
3枠：勝率8.3%、複勝率41.7%
4枠：勝率25.0%、複勝率33.3%
5枠：勝率0.0%、複勝率15.4%
6枠：勝率15.4%、複勝率46.2%
7枠：勝率12.5%、複勝率18.8%
8枠：勝率5.3%、複勝率26.3%

中枠（3～6枠）や6枠の好走が目立つ傾向です。1枠も一定の好走例がありますが、外枠はやや苦戦しています。

人気傾向
1番人気：勝率30.0%、複勝率60.0%
2番人気：勝率10.0%、複勝率60.0%
3番人気：勝率30.0%、複勝率60.0%
4～6人気：勝率10.0%、複勝率26.7%
7～9人気：勝率0.0%、複勝率6.9%
10人気以下：勝率0.0%、複勝率11.8%

人気上位の好走が目立ち、10番人気以下はほぼ馬券圏外です。

所属別
美浦所属馬：複勝率13.3%、勝率6.7%
栗東所属馬：複勝率30.8%、勝率9.9%

美浦の馬が活躍しているように見えますが、全部で15頭と出走数が少ないためです。

※本稿は競馬関連サイトのデータをもとに作成しています。詳細は各サイトをご確認ください。

ラジオＮＩＫＫＥＩ杯京都２歳ステークスの過去10年データ、好走馬一覧（2024年11月23日京都11R） | 競馬ラボ

ラジオＮＩＫＫＥＩ杯京都２歳ステークス過去10年データです。

当週の馬場傾向

京都競馬場：良予想　開催9週目（第4回後3日目）　Cコース設置後3日目

京都競馬場は開幕9週目（開催18日目）で、Cコース使用後3日目となります。先週日曜朝7時時点のクッション値は10.5と標準的な硬さでした。

天気予報は、前日は晴時々曇／降水30%、当日は晴／降水0%(11/24月曜調べ)と、良馬場で行われる可能性がかなり高いと見ています。

先週の競馬を見る限りでは内馬場はかなり荒れていたようで、外差しが決まりやすいように見えました。先週同様に中団からの差しが届く傾向が続くと予想しています。

ただ、私はトラックバイアスに関してはド素人ですので、詳しく知りたい方は以下のサイトなどを参考にしつつ、ご自身で予想を立てていただければと思います。

トラックバイアス＆血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

JRA公式クッション値

馬場情報（中京競馬場）　JRA

JRA公式コース概要（仮柵等設置状況&予定）

第3回・第4回京都競馬の馬場概要（馬場情報）　JRA

おまけ

voxねこ夫の予想

11/28(金)時点の予想です。その後の予想やパドックや馬体重を見て変える可能性があります。
⇒11/29(土)馬体重見てもそれほど危なそうな馬はいません。（ゴーイントゥスカイの+8kgちょっと気になりますが。。）このまま買います。

◎１１ウイナーズナイン
〇１０ゴーイントゥスカイ
▲２カラペルソナ
△７サトノアイボリー
☆４メイショウソラリス
注６バルセシート

◎大物感有
〇前走不利
▲躍動感有
△時計優秀
☆先行力有
注前走強し

買い目3300
馬連Box◎〇▲△☆
３連複◎→〇▲→▲△☆注
３連単◎〇→◎〇▲→◎〇▲△☆注

レース結果と振り返り

レースプロファイル予報（◎：想定通り，〇やや想定通り，×：やや想定外，✖：想定外）
◎脚質：先□□□■□差　⇒　2歳戦は前で決まりやすいが展開自体は逃・先多く差しに向く
⇒4コーナー8,5,5での決着と差し有利な展開だった
〇時計：遅□□□■□速　⇒　2分00秒台、上がり先34秒台後半（差は33秒～34秒台後半）
⇒2:00.4(35.0)と上り3Fが想定より少しかかっていた
◎馬券：荒□■□□□堅　⇒　距離経験と未経験が混在。未知な部分多く荒れる可能性大。
⇒9,10,3番人と荒れた。
◎馬場：雨□□□■□晴　⇒　良　前日晴時々曇(20%)、当日晴時々曇(10%) ※11/27木曜Yahoo調べ
⇒良馬場開催だった

【レース結果】
1着	枠7	8番	ジャスティンビスタ
2着	枠3	3番	アスクエジンバラ
3着	枠8	10番	ゴーイントゥスカイ
4着	枠1	1番	ネッタイヤライ
5着	枠2	2番	カラペルソナ

タイム
ハロンタイム	12.4 - 10.9 - 12.3 - 12.1 - 12.3 - 12.5 - 12.3 - 11.9 - 11.9 - 11.8
上り	4F 47.9 - 3F 35.6

コーナー通過順位
1コーナー	1,4,2,5-(3,8)7,11,9(6,10)
2コーナー	1,4,2,5,3(7,8)11,9(6,10)
3コーナー	1,4(2,5)(3,11)(8,10)(7,6)9
4コーナー	1,4(2,5)(3,11,10)(7,8)(9,6)

※色の違い　　1着:太赤|2着:細赤|3着:太青|4着:細青|5着:太緑

【レース回顧】
スタート直後の先行争い：1F～3F(12.4 - 10.9 - 12.3) 3F(35.6)
京都2000mとしては比較的に速い入り。スタンド前から1コーナーまで309mと短く、位置を取りたい馬が一気に前へ出たことでペースが締まった。ネッタイヤライ（最終4着）が主導権を握り、メイショウソラリス（11着）が早めに並びかける形。速めの先行争いにより前の馬は息を入れにくく、後続は楽に流れに乗れた序盤。

向こう正面：4F～5F(12.1 - 12.3) 2F(24.4) 5F(60.0)
坂の上り区間に入ったが、前の隊列はスローに落としきれず平均やや速めを維持。逃げ・先行勢は消耗度が高く、勝ち馬ジャスティンビスタ（1着）は中団の外で無理なく追走。展開は中団勢に明確に向いた。

３～４コーナー：6F～8F(12.5 - 12.3 - 11.9) 3F(36.7)
【淀の坂】下りに入りペースが自然に加速。外から動いた馬が勢いをつけられる京都特有のポイントで、ゴーイントゥスカイ（3着）はここでポジションを押し上げてスムーズ。対して前にいたメイショウソラリス（11着）は下りの加速がオーバーペースとなり、苦しくなった。

最後の直線：9F～10F(11.9 - 11.8) 2F(23.7) 3F(35.6)
フラットな直線でスピード勝負。先行勢は序盤の速い入りが響き、ネッタイヤライ（4着）・メイショウソラリス（11着）は失速。逆に、外から余力を持って伸びたジャスティンビスタ（1着）が鋭く差し切った。ゴーイントゥスカイ（3着）も最後まで伸びており、展開適性が大きく働いた直線。

次走に向けたメモ：
ジャスティンビスタ（1着）：中団外から淀みない流れを楽に追走し、下りで加速して直線もしっかり伸びた内容は高評価。速い流れへの対応力とラストの持続力が兼ね備わっており、京都外回りはベスト条件。次走も同じ中距離であれば安定して力を出せるタイプで、相手強化でも崩れにくい。

voxねこ夫の予想
◎ウイナーズナイン（6着）：中団から進めたが、序盤～中盤の速い流れで位置を押し上げられず、下りでの反応ももう一歩。脚は使っており悲観は不要で、次走はもう少し緩む展開なら巻き返し可能。
〇ゴーイントゥスカイ（3着）：下りでスムーズに加速し直線もしっかり伸びた。展開に恵まれた面はあるが、操縦性が高く安定感は本物。次走も中距離なら引き続き有力。
▲カラペルソナ（5着）：好位で上手く立ち回ったが、直線は前半の速い流れが響いた内容。休養明けを叩いて次走は少し調子アップしそう。ただ、A.プーシャン騎手によると、「成長を待ってもいいかもしれません」とのコメントも。
△サトノアイボリー（9着）：中団で脚を溜めたが、下りでの加速に乗り切れなかった印象。前走同コースで1:59.3の好時計を出した疲れがあるのかも。まだ若さがあり成長途上。次走は相手弱化で先手を取れれば見直せる。
☆メイショウソラリス（11着）：序盤に脚を使いすぎたことで後半余力を欠いた。能力は見せているので、次走はスローペースで先手を取れる組み合わせなら変わり身あり。
注バルセシート（7着）：出遅れても後方待機からの競馬で見せ場なく敗北。姉のレシステンシアを考えると距離が長かったか？「勝負どころの3、4コーナーで手応えが怪しくなりました。そこからジリジリと来ましたが、距離なのかどうかよくわかりません」というC.デムーロ騎手のコメントも。

【何がダメだったのか】
録画でジャスティンビスタのパドックを見たとき、素人目にも分かるほど、1頭だけ“完成度の高い大人の馬”に見えました。1戦1勝で前走の内容からも、来てもおかしくない馬だったと思います。
一方、2着に来たアスクエジンバラは完全にノーマークでした。1800mで2勝し、いずれも楽勝。逆に1600mでは4着、7着と敗れていることを踏まえると、距離延長がプラスに働くタイプで、2000mで開花した印象です。しかも今回は岩田康誠騎手との2回目のコンビ。騎手から陣営への進言があった可能性も考えられます。データが少ない2歳戦では、こうした“裏事情”も予想に組み込む必要がありそうです。