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快適な車中泊!アウトドア電源の充電対策:第4回 – 長期車中泊に最適なソーラーパネルの実例

ポータブル電源とソーラーパネル選び:第4回 -実例とまとめ
実例とまとめ

前回は、ポータブル電源を充電するためのソーラーパネルの選び方について詳しくお話ししました。今回は、さらに具体的な実例を交えながら、私が実際に使用しているポータブル電源とソーラーパネルの組み合わせをご紹介します。

私が使用しているのは、TACKLIFE P16(167W)とSYRIDE MIGHTY(331W)のポータブル電源です。これらの電源にぴったりなソーラーパネルを選ぶ際のポイントや、なぜこれらの組み合わせが最適なのか、その理由についても詳しく解説します。

長期車中泊を快適に過ごすためには、適切な機器の選定が欠かせません。実際の使用例をもとに、皆さんの参考になる情報を提供できればと思います。これを読んで、自分に合ったポータブル電源とソーラーパネルを見つけ、さらに充実した車中泊ライフを楽しんでください。

実際に私が買ったポータブル電源とソーラーパネルの組み合わせ

Rockpals ソーラーパネル 30W(TACKLIFE P16(167Wh)用)

TACKLIFE P16ポータブル電源の最適な充電に適したソーラーパネルは12-22V-2A 20Wでした。20Wの電力を供給できるソーラーパネルが最適ということですが、購入当時(2019年頃)、20Wの出力を持つソーラーパネルの中で、TACKLIFE P16ポータブル電源の入力端子の形状に合うものはありませんでした。

そこで、私が選んだのは『Rockpals ソーラーパネル 30W』です。このソーラーパネルには、TACKLIFE P16ポータブル電源の入力コネクタと同じ外径3.5mm内径1.35(3.5*1.35mm)のDC出力コネクタが備わっているため、コネクタ変換プラグを別途購入する必要がありません。(2024年時点では、新製品はリリースされていません。)

Rockpals ソーラーパネル 30WとTACKLIFE P16
外径3.5mm内径1.35

私はこのソーラーパネルを車のダッシュボードに置いて常時充電する予定だったので、サイズ(約97cm)がちょうどよく、最大出力電圧18V、電力30W(計算では電流1.6A)と、TACKLIFE P16ポータブル電源の入力仕様に近い発電能力を持っています。

voxねこ夫婦(夫)
voxねこ夫婦(夫)

実際に使用した感想ですが(2024年5月)、晴れて雲一つない日は充電できませんでした。そのタイミングは、おそらく20Wの入力仕様のポータブル電源に20~30Wの電力を供給しようとしているのでしょう。ソーラーパネルを冷やしても同様の結果だったことから、ポータブル電源の過電流・過電圧保護機能が作動していると思われます。また、暗い雨の日も同様で、充電できませんでした。こちらは単純に発電量が足りないようです。しかし、驚いたことに、雨の日でも少し明るければ充電されていました。したがって、一番充電が進むのは朝夕や曇りや雨の日という結論になりました。このようなタイミングは、結構多いので、ある意味理想的なソーラーパネルなのかもしれません。

Rockpals ソーラーパネル 50W(SYRIDE MIGHTY(331W)用)

Rockpals ソーラーパネル 50W

同じメーカーの少し能力の高いこちらの製品も購入しました。こちらの製品にもTACKLIFE P16 ポータブル電源の入力コネクタと同じ、外径3.5mm内径1.35(3.5*1.35mm)のDC出力変換コネクタが内包されています。

このソーラーパネルでTACKLIFE P16 ポータブル電源を充電した場合、晴天時は充電がうまくいきません。しかし、曇りの日や雨の日には充電されることがあります。そのため、晴れた日には「Rockpals ソーラーパネル 30W」を使用し、雨や曇りの日には「Rockpals ソーラーパネル 50W」を利用するという使い分けをすれば効果的だと思います。

このソーラーパネルはSYRIDE MIGHTY(331W)には最適です。まず、ソーラーパネルからの出力とポータブル電源の入力コネクタが同じですので、変換の必要ありません。また、ポータブル電源の充電可能範囲が20~100Whと広いため保護機能が働きにくく、晴天、薄曇り、曇り、雨の日でも充電できそうです。天候にもよりますが、1日平均30W程度の電力を供給できれば、約11時間で満タンにできます。1日3~4時間作れれば3~4日で満タンという計算です。

voxねこ夫婦(夫)
voxねこ夫婦(夫)

実際に使用した感想ですが(2024年5月)、ポータブル電源の充電可能範囲が20~100Whと仕様通りで、薄曇りの日から晴れて雲一つない日までほぼ充電できています。出力電力が50Wと少し少ないですが、それでも晴れた日に車の天井にソーラーパネルを置いて充電した際、半分以下に減っていてもほぼ1日で満タンになります。本来は80Wくらいの出力性能を持つものが最適なのでしょうが、50Wでも十分に使えることがわかりました。

ポータブル電源とソーラーパネルの選び方まとめ

いかがでしたでしょうか?実際に私が購入した製品を例に挙げて、長期の車中泊に必要なポータブル電源とソーラーパネルの選び方を説明しました。商品が変わっても考え方は同じです。

ポータブル電源とソーラーパネルを選ぶ手順は以下の通りです。

  1. 省エネの家電を選ぶ
  2. 1日の電力消費量を見積る
  3. 3~4日分の電力を供給できるポータブル電源を探す
  4. 3~4日でフル充電できるソーラーパネルを探す

最も重要なのはポータブル電源とソーラーパネルの相性です。セットで販売されているものがあれば間違いありませんが、セットの場合は価格が少し高めになる傾向がありますので、ぜひ、このページを参考に自分で相性を調べて、自分に合ったポータブル電源とソーラーパネルを選んでください。

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