開催日:2025年5月31日(土)
レース展開予報
第8回 葵ステークス(GⅢ) 3歳オープン 1,200(芝)
以下は、2025年5月29日(木)15:00時点での予想です。今後、除外馬、天気予報、調教や枠順などの情報により予想が変わる可能性があります。内容に影響を与えない範囲での加筆や文章の校正は随時行いますが、大きな修正が必要となる場合は、日付を明記した上で追記として対応する予定です。
予報要約
先行有利なレースだが、経験の浅い3歳馬。スタート次第で展開は一変。稍重馬場も波乱の予感
展開予報
レースプロファイル予報
脚質:先□■□□□
差 ⇒ 良~稍重なら先行有利。重以上になると差し馬に分がありそう
時計:遅□□■□□
速 ⇒ 1分08秒台、上がり先行34秒前半(差馬は0.5秒以上早い33秒台)
馬券:荒□■□□□
堅 ⇒ 経験の浅い3歳馬が多く、スタートひとつで波乱の展開も
馬場:雨□□□□■
晴 ⇒ 良馬場。開催当日まで雨予報なし。開催当日も曇時々晴予報
2025年5月27日追記
天気予報が変わりましたので、馬場予報も変更します
馬場:雨□■□□□
晴 ⇒ 稍重馬場。開催前日は曇時々雨。開催当日は雨のち曇
フルゲート16頭に対し、22頭が登録しています。モズリバーシャトーは除外対象で、ポッドベイダー、ムイ、ダンツエラン、クラスペディア、カワキタマナレア、ニタモノドウシの6頭は出走が可能です。
残る15頭のうち、10頭が出走可能となり、抽選で5頭が除外されます。アメリカンビキニ、ウイントワイライト、カンシン、ワースといった人気が予想される馬たちも抽選対象となるため、注意が必要です。
現時点では抽選結果が出ていないため、モズリバーシャトー以外は出走する前提で予想を進めます。出走馬が確定する5月29日(木)16時まで、最新情報にご注意ください。
逃げた方が持ち味を活かせるアメリカンビキニとベイビーキッスが、ハナを主張したいと考えているでしょう。しかし、ドゥアムール、ドラゴンウェルズ、レイピア、ワースといったテンのスピードが速い馬も複数います。とはいえ、京都芝1200mはスタート直後が上り坂で、3コーナーの頂上あたりから仕掛けるのが定石です。序盤から無理に脚を使う必要はなく、激しい先行争いにはなりにくいと見ています。
ベイビーキッスにとって、スタート直後に上り坂がある京都は初めての経験です。おそらく逃げるのはアメリカンビキニになるでしょう。2番手グループにはドゥアムール、ドラゴンウェルズ、レイピア、ワース、そしてベイビーキッスがつけると予想しています。

2025年5月29日(木)19:00追記
アメリカンビキニはまさかの除外になりました。これでベイビーキッスの逃げが濃厚になってきましたが、ベイビーキッスはスタート直後に上り坂がある京都がはじめてのため、途中で失速するとみています。
京都1200mでは、コーナーを回ったあたりで5番手以内につけていないと厳しい傾向があり、今回もレースが動くのは定石通り、3コーナー手前からでしょう。
スタートで好位置を取れなかったウイントワイライト、カンシン、モジャーリオなど、末脚に自信を持つ馬たちは、3コーナーあたりから動いてくるはずです。人気が予想されるムイは、後方からの競馬になりそうです。
レースの鍵は、4コーナーまでにいかに脚をためながら、5番手以内のポジションにつけられるかと考えています。逃げ馬の場合は、つつかれずに4コーナーまで行けるか、枠順的に先行勢はすんなり先行できる枠順か、差し・追い込み馬勢が無理なく3コーナーからまくっていける枠順か、という視点で予想を組み立てると良さそうです。
また、枠順以上に重視したいのが馬場状態です。先行馬が好走しているのは、あくまで良馬場の時です。稍重以上になると外差し傾向が強くなりますので、馬場状態には十分注意が必要です。
稍重が想定される今回は、勝ち時計は1分08秒台と予想されます。先行馬には上がり34秒前半、差し・追い込み馬には33秒台の鋭い末脚が求められる展開になりそうです。
注目馬の分析
★★☆☆☆:アメリカンビキニ前に行ける脚質で、今回のメンバー構成を考えるとハナを奪う展開が見込めそうです。京都芝1200mでは過去に2着の実績があり、一定の適性も示しています。さらにダートでの実績もあり、馬場が渋っても対応できそうなのは好材料です。ただし、その京都芝での2着時の走破タイムは1:09.7(上がり34.2)とやや平凡です。決定力に欠ける印象も拭えません。展開ひとつで粘り込みも可能な一頭ですが、軸にするには不安が残ります。

2025年5月29日(木)19:00追記
アメリカンビキニはまさかの除外になりました。代わりに★★☆☆☆:レイピアを上位5頭の1頭に入れることにします。
★★★★☆:ウイントワイライト
これまで無敗の2戦2勝と、底を見せていない勢いのある馬です。前走の東京芝1400mでは、上がり32秒9という鋭い脚を繰り出しており、瞬発力はかなりのものです。ダートでの実績もあり、多少馬場が渋っても力を出せそうです。今回はシュタルケ騎手が騎乗予定で、手替わりによる新味も期待できます。一方で、これまで東京コースしか走っておらず、初の京都コースにどこまで対応できるかは未知数です。さらに血統的には渋った馬場が得意とは言えず、当日のコンディションには注意が必要です。
★★★★☆:カンシン
安定した末脚が魅力の一頭で、しっかりと脚をためることができれば確実に差してきます。坂井瑠星騎手とのコンビでは3戦して2勝、4着1回と好相性。中山1200m2着で記録した1分7秒8(上がり34秒1)の内容は高く評価できます。父ビッグアーサー、母父ディープインパクトという血統面からも、やや渋った馬場に適性がありそうです。ただし京都コースは今回が初めてで、その点には不安が残ります。また、中山1200mではサウスバンクに敗れており、その比較で評価をどうするかがポイントです。
★★★☆☆:ドゥアムール
前々で運べる先行力があり、バテずに粘れるタイプです。京都芝1400mでは逃げて2着と粘り込みを見せており、京都コースとの相性にも一定の安心感があります。血統面でも、父ロードカナロア、母父サクラバクシンオーという構成から、渋った馬場にも対応できそうです。ただし京都芝1200mは初めてで、京都の距離短縮がどう出るかは不明です。加えて持ち時計が平凡なため、速い決着になったときに対応できるかが懸念です。

2025/5/30追記
見落としていなした🙏デュアムールも抽選除外だったのですね。代わりに★★☆☆☆:サウスバンクをを上位5頭の1頭に入れることにします。
★★★★☆:ポッドベイダー
先行しながらも速い上がりを使えるタイプで、自在性の高さが魅力です。良馬場での1200mは5戦3勝2着2回とパーフェクトに近い成績を残しており、京都芝1200mでも勝利経験があります。荻野極騎手とのコンビでは3戦2勝、2着1回と抜群の安定感を誇ります。ただし、唯一馬券圏を外したのは稍重馬場だった札幌1200m(4着)で、渋った馬場に対応できるかが懸念です。また、今回と同じ舞台設定の京都1200mでも1分9秒6(上がり33秒3)と、時計的には目立つものではありませんが、良馬場なら信頼度は高そうです。
その他では、★★☆☆☆:サウスバンク、★★☆☆☆:ニタモノドウシ、★★☆☆☆:ムイ、★★☆☆☆:レイピア、★★☆☆☆:ワースにも注目しています。枠順、調教内容、馬体重、馬場状態、除外馬の状況次第では、注目上位5頭への入れ替えも検討します。
共通のレース展開プロファイル
コース特性 京都 芝1,200m
京都1200mは、スタートしてから最初のコーナーまでの距離が約320mしかありません。また、スタート直後に緩やかな上り坂があるため、前半はゆったりと進むことが多いです。ただし、3コーナーの坂の頂上を上りきると、その後は大回りの4コーナーのカーブと328mの平坦な直線しかないため、パワーやスタミナに自信がない馬でも早めに仕掛けることがあります。下り坂の慣性を生かしてゴールまで一気に駆け抜けられるため、スピードに秀でた馬が活躍しやすい傾向にあります。
※本考察は以下のサイトなどの情報を基にしています。詳細は各サイトでご確認ください。

過去10年の傾向
葵ステークスは2018年に重賞へ昇格して以来、過去7回すべて良馬場で行われています。開催場は京都競馬場が5回、中京競馬場が2回です。
2025年5月26日(月)時点の天気予報によると、開催当日の5月31日(土)は「曇時々晴」。それまでに雨の予報もないため、今年も良馬場開催が濃厚です。以下では、京都競馬場での良馬場開催5回分のデータをもとに分析します。
出走頭数は合計84頭(1レース平均約17頭)で、馬券圏内に入ったのは15頭。そのうち逃げ馬の成績は(4-0-0-1)で、勝率80%(5頭中4頭が勝利)と圧巻の成績です。しかも、勝ち馬の人気は1・4・8・9番人気と、人気薄でも勝ち切っています。
4コーナーを3番手以内で通過した先行馬は7頭(15頭中47%)と好成績。5番手以内まで広げると12頭(25頭中48%)です。逆に、それ以外の馬は34頭中3頭(9%)しか馬券に絡んでおらず、苦戦傾向が顕著です。
したがって、逃げ馬は要チェック。4コーナーで3番手以内につけられる馬、少なくとも5番手以内で立ち回れる馬を中心に予想を組み立てるのが有効でしょう。
勝ち馬の走破時計は1分07秒1~1分08秒0と、大きな差はありません。決着は1分7秒台を想定しておくとよさそうです。上がり3ハロンは32秒7~34秒6と幅がありますが、先行馬なら34秒前後、差し馬ならそれより0.5秒以上速い33秒前半の脚が求められる傾向です。
個別のレース展開プロファイル
開催6週目
先週の土曜日は、午前中が良馬場、午後から稍重。日曜日は9レースまで重馬場、メインの11レースのみ稍重での開催でした。土曜午前は、低クラスのレースが中心だったためか、前残りの傾向が目立ちました。午後になると稍重に変わり、クラスが上がった影響もあってか、外差しが決まりやすくなっていました。一方、日曜日は重馬場にもかかわらず、低クラスのレースでも外差しが目立ち、馬場の悪化が影響していたと考えられます。今週は、開催当日まで雨予報がなく、良馬場開催の可能性が高い状況です。馬場が悪化しなければ、前残りの傾向が強く出るかもしれません。ただし開催6週目に入り、そろそろトラックバイアスが生じ、外差しが有利になっている可能性も視野に入れるべきかもしれません。

2025年5月27日追記
天気予報が変わりました。開催前日は「曇り時々雨」、当日は「雨のち曇り」となっており、稍重もしくは重馬場になる可能性が高そうです。そうなると、前が有利な展開ではなく、外差しが決まりやすいトラックバイアスになる可能性も出てきました。本来は前有利な傾向のあるレースだけに、悩ましいところです。当日の馬場状態には、十分注意を払いたいですね。
詳しくは以下のサイトなどを参考にしてください。
おまけ
予報に基づくvoxねこ夫の予想
◎14ポッドベイダー
◯2ウイントワイライト
▲11カンシン
△1ワース
☆12レイピア
◎▲△先行末良
〇末脚強烈
☆先行力有り
買い目2700
馬連Box◎〇▲△☆
3連複◎-〇▲-▲△☆
3連単◎〇→◎〇▲→◎〇▲△☆
レース結果:予報と予想の検証
レースプロファイル予報(◎:想定通り,〇やや想定通り,×:やや想定外,✖:想定外)
◎脚質:先□■□□□
差 ⇒ 良~稍重なら先行有利。重以上になると差し馬に分がありそう
⇒良馬場での開催。人気薄の先行した馬2頭が2,4着となる先行有利な展開
◎時計:遅□□■□□
速 ⇒ 1分08秒台、上がり先行34秒前半(差馬は0.5秒以上早い33秒台)
⇒勝ち馬の走破時計は1:08.3(33.6)と想定通り
〇馬券:荒□■□□□
堅 ⇒ 経験の浅い3歳馬が多く、スタートひとつで波乱の展開も
⇒1~5着は15,13,8,9,14番人気での決着と大荒れだった
×馬場:雨□■□□□
晴 ⇒ 稍重馬場。開催前日は曇時々雨。開催当日は雨のち曇
⇒良馬場での開催だった
【レース結果】
1着 枠4 8番 アブキールベイ
2着 枠8 15番 クラスペディア
3着 枠6 12番 レイピア
4着 枠5 10番 サウスバンク
5着 枠4 7番 モジャーリオ
タイム
ハロンタイム 12.0 - 10.6 - 10.9 - 10.9 - 11.5 - 12.4
上り 4F 45.7 - 3F 34.8
コーナー通過順位
3コーナー 15,10(6,16)-14(7,8)12(5,9,11)(1,4,13)(2,3)
4コーナー (*15,10)-(6,16)-14(7,8)-12(5,9,11)(1,4)(3,13)2
※色の違い 1着:太赤|2着:細赤|3着:太青|4着:細青|5着:太緑
【レース回顧】
スタート直後の先行争い:1F~2F(12.0 - 10.6) 2F(22.6)
特に2F目が少し速いペース。ベイビーキッスの逃げを抑えてクラスペディアが鼻を切った。クラスペディアは、結果的にそれがよかったようだ。
前半のペース:1F~3F(12.0 - 10.6 - 10.9) 3F(33.5)
良馬場とはいえ、稍重に近い良馬場。3歳のこの時期とすれば少し速いペースとみていいだろう。しかし、逆に速いペースだったため、クラスペディアが鼻を切った後は、先行争いも起きず、4コーナーまで淡々とした流れになった
3~4コーナー:3F~4F(10.9 - 10.9) 2F(21.8)
少し速いペースと考えられる。
後半のペース:4F~6F(10.9 - 11.5 - 12.4) 3F(34.8)
前半少し速いペースだったためか、後半は少し遅い上がりになった。
最後の直線:5F~6F(11.5 - 12.4) 2F(23.8)
最後の直線は消耗戦になった。逃げ粘るクラスペディアにアブキールベイがなんとか追いついた印象。
次走に向けたメモ:
これで逃げ馬の成績は6戦4勝・2着1回。やはりこのレースは逃げ馬に有利な傾向があるようです。その理由としては、この時期の3歳馬はまだ成長途上にあり、3コーナーから一気に下って直線も平坦という京都コースの形状が影響していると考えられます。前を行く馬を差し切るだけの脚力を持つ馬は、そもそも葵ステークスには出走してこないという面もありそうです。
voxねこ夫の予想
14着◎14ポッドベイダー
13着◯2ウイントワイライト
8着▲11カンシン
10着△1ワース
3着☆12レイピア
【何がダメだったのか】
1~5着に入った馬は、すべて京都コースを経験している馬でした。坂の途中から上って下るという、スピードが出やすい、ある意味で特殊なコース形状のため、ある程度の経験が必要なコースなのかもしれません。2着に入ったクラスペディアは、過去に逃げた経験がある馬です。この馬が逃げると想定できていれば、馬券的中に一歩近づけたはずです。また、1着のアブキールベイは、今回の出走馬の中で唯一、京都1200mを3回走っていました。現時点では、京都1200mのスペシャリストと捉えることができ、そう考えれば馬券的中に近づけたかもしれません。さらに、3着のレイピアは1分07秒台を2回記録している馬です。先行してスピード勝負になりやすい葵ステークスでは、そのスピードも重要な要素になります。スピード能力を予想に取り入れていれば、こちらも馬券に近づけた可能性があったと言えるでしょう。
過去のレース展開予報とvoxねこ夫の予想
まだありません。
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