開催日:2025年9月6日(土)
展開予報
サマーマイルシリーズ 第70回 京成杯オータムハンデキャップ(GⅢ) 3歳以上オープン 1,600(芝・外)ハンデ
予報要約
中山1600mの開幕週・有力馬単騎逃げと先行が残る条件が揃い過ぎ!波乱を望むなら追込だが?!
展開予報
レースプロファイル予報
脚質:先■□□□□
差 ⇒ 開幕週で単騎逃げ。先行有利!
時計:遅□■□□□
速 ⇒ 1分31秒台、上がり先34秒台(差は0.5秒速い33秒台)
馬券:荒□□□□■
堅 ⇒ 先行馬が有力で堅め。波乱なら人気薄の追込馬
馬場:雨□□□■□
晴 ⇒ 良馬場。前日曇時々晴降水40%、当日曇時々晴降水10%
※以下の分析は良馬場を前提としています。天気予報的に良馬場が濃厚ですが、もし、稍重~重馬場や不良馬場となった場合は改めて見直す必要があります。当日の天気予報や馬場状態には十分注意してください。
このメンバーではエリカエクスプレスとシヴァースが速そうですが、シヴァースは控えることができるため、すんなりエリカエクスプレスが逃げる形になると考えられます。2番手にシヴァース、3番手にタシット、ドロップオブライト、ニシノスーベニア、ムーンプローブあたりが続くでしょう。中山1600mは最初のコーナーまで約240mと短く直角に曲がっていますが、スピード差ですぐに隊列が決まると考えられるため、激しい先行争いにはならないと予想しています。通常であれば先行馬にとって枠順が大きく影響するコースですが、今回枠順はそれほど問題にならないでしょう。むしろ中団で位置を取りたい馬たちにとっては枠順が不利になる可能性があります。後方一気を狙うジューンオレンジやタイムトゥヘヴン以外の中団待機組は、内枠が有利になりそうです。エリカエクスプレスはマイペースで逃げ、シヴァースも楽に追走できる展開が予想されます。ペースは平均かやや遅めで淡々と進み、タシットやコントラポストといった末脚勝負の馬が3~4コーナーから仕掛けてくるでしょうが、楽に逃げた先行馬は簡単には止まりにくいと考えられます。ジューンオレンジやタイムトゥヘヴンは後方で脚を溜める展開になりそうですが、直線でいい脚を使っても届くかどうかは微妙です。ただし、レース当日に「前有利」という騎手心理が働き、全体が前がかりになった場合は、後方勢にもチャンスが巡ってくるかもしれません。いつもこの2頭は狙っている馬なので期待したいです。定石的に考えると前や中団が有利で、後方一気の実力馬がどこまで迫れるかが見どころという展開になりそうです。
勝ち馬の走破時計は平均よりやや遅く、1分31秒台と予想しています。先行馬には34秒台の上がりが求められ、差し馬が勝ち負けに加わるには33秒台の速い上がりが必要になるでしょう。
注目馬の分析
※以下の分析は良馬場を前提としています。天気予報的に良馬場が濃厚ですが、もし、稍重~重馬場や不良馬場となった場合は改めて見直す必要があります。当日の天気予報や馬場状態には十分注意してください。
自信度:💪💪💪
※上位5頭の注目馬が1~3着になる自信度です。最大💪💪💪💪💪です。自信の無いときは💪もありません
★★★☆☆:エリカエクスプレス
先行力があり中山1600mに向いているタイプです。中山1600mは1戦1勝の実績があります。さらにハンデ戦で54kgと軽量なのも魅力です。一方で、持ち時計は中山1600mで今回より1kg重い斤量ながら1:32.8(35.1)と平凡でした。ただし、その時点では3歳牝馬で、8ヶ月経った今ならもう少し時計を詰めてくる可能性があります。加えて3ヶ月半の休養明けとなる点や、桜花賞で1番人気に推された実力馬だけに本来の目標は秋にありそうな点は懸念材料です。ただし賞金を積み上げる必要がある状況はプラス要素であり、仕上がり具合に注目したい一頭です。
★★★★☆:シヴァース
先行して33秒台の脚を使えるのが強みで、今回もエリカエクスプレスを楽に2番手で追走できそうです。前走でテン乗りだった内田博幸騎手が続けて手綱を取る点も好材料です。懸念は中山1600mの出走経験がない点ですが、父モーリス、母父ディープインパクトという血統背景はこの舞台に向いています。重賞実績はきさらぎ賞3着が最高で、他の3戦は5着以下に敗れていますが、近2走は10着、5着と着順を上げてきており、4歳牡馬で充実期に入ってきている印象です。
★★★★☆:ジューンオレンジ
脚を溜めたときに32~33秒台の鋭い脚を使える馬です。昨年のこのレースで5着に敗れたものの、その際の1:31.3(32.9)という好時計は強調できます。今回は4戦目から手綱を託し、通算10戦騎乗してきた富田暁騎手に戻る点も魅力です。さらに4ヶ月の休養明けを叩いて2戦目で、その初戦でも3着と好走しています。夏場に調子を維持しやすい牝馬という点も後押し材料です。懸念点は単騎スローの展開で差しが届かない可能性があることですが、この馬は自ら動いてまくる競馬もできるため、展開がスローでも対応できる余地があります。
★★☆☆☆:ダイシンヤマト
中団に構えられるだけの出足があり、最後はしっかりとした末脚を使えるタイプです。中山1600mは6戦して(4,0,1,1)と好相性で、唯一馬券圏外となったのも新馬戦の4着と適性の高さが光ります。岩田康誠騎手騎乗では1着と4着で、4着も古馬重賞初挑戦であったことを考えれば十分に評価できる内容です。懸念点としては重賞挑戦が3回と格下感があることに加え、中山1600mの持ち時計が今回より2kg重い58kgで1:32.6(34.0)とやや見劣りする点です。ただし今回は2kg軽くなり、かつ再び岩田康誠騎手が騎乗する点は心強いでしょう。
★★★☆☆:タイムトゥヘヴン
いつも脚を溜める競馬で色々な競馬場で32~33秒台の末脚を使って伸びてくる馬です。昨年のこのレースでは今回より0.5kg軽い56kgで出走し、2着1:31.0(32.4)という実績があり、展開さえ噛み合えば十分に馬券圏内を狙えます。また、3歳の京成杯以降31戦中26戦が重賞挑戦という豊富な実績を誇り、今回の出走メンバーの中では最も格上といえます。懸念は後方からの競馬しかできず、脚を余すケースが多いことです。今回も展開次第では届かない可能性があります。また6か月の休養明けであることや7歳という年齢から、上積みはあまり見込めない点も気になるところです。
その他では、★★☆☆☆:コントラポスト、★★☆☆☆:タシットにも注目しています。枠順、調教内容、馬体重、馬場状態、除外馬の状況次第では、注目上位5頭への入れ替えも検討します。
コース・過去の傾向
コース特性 中山芝1,600m
コーナーの奥にあるポケットからスタートし、その後、おむすび型の頂点にあたる向こう正面の外回りコースを3コーナーまで下り坂で走ります。スタートから最初のコーナーである2コーナーまではわずか240mしかなく、ほぼ直角に曲がる急カーブになっています。そのため、外枠の先行馬は距離ロスが大きくなるためかなり不利になります。
また、3コーナーまで緩やかなカーブが続き、その後の3~4コーナーは小回りになるため、コーナリングのうまさが求められるコース形態です。
もう一つの特徴として、スタートから3コーナーに入るまで下り坂が続くため、前半からスピードが出やすい点が挙げられます。さらに、スタート地点と3~4コーナーの高低差は4.4mもあり、自然とペースが速くなりやすい傾向があります。
最後の直線は310mと短く、手前には高低差2.2mの坂が待ち構えています。この坂を越えた先がゴールとなるため、レース終盤には大きな影響を及ぼします。前半から下り坂を走るためペース配分が難しく、スピードが出やすいコースではありますが、最後の急坂を乗り越えるスタミナも求められます。また、中山特有の小回りコースに対応できる器用さも必要となる点に注意が必要です。
※この情報は、以下のサイト等の情報を元に要約しています。詳しくはサイトで確認してください。

京成杯AH 過去10年の傾向
過去10年すべて良馬場で開催されました。2025年9月1日(月)時点の中山競馬場の天気予報によれば、開催前日は「曇時々晴れ・降水確率40%」、開催当日は「曇時々晴れ・降水確率10%」となっており、良馬場での開催となる可能性が高そうです。そこで以下では、良馬場で行われた10回のうち、2014年の新潟開催を除いた9回分のデータをもとに分析します。
出走馬136頭(1レースあたり約15頭)のうち、馬券圏内に入ったのは27頭。逃げ馬の成績は【1-2-0-6】(約33%/9頭)とまずまずでした。4コーナーを3番手以内で通過した先行馬(まくり含む)は11頭(41%/27頭)と好成績。さらに5番手以内に広げると15頭(33%/45頭)と少し下がるものの安定した数字です。10番手以内では23頭(26%/90頭)と確率はさらに低下し、それ以降の馬は4頭(約9%/46頭)と大きく数字を落としています。したがって、狙うべきは4コーナーで5番手以内につけられる馬といえるでしょう。
勝ち馬の走破時計は1分30秒3~1分33秒9と約4秒の差がありますが、これはいずれもトロワゼトワルが記録したもので、同馬の逃げに翻弄された展開による開きと考えられます。通常であれば1分30秒前後での決着が多い傾向です。上がり3ハロンは33秒0~35秒6と2.6秒の差があり、先行馬であれば34秒前後、差し馬であれば33秒台の脚が求められると考えてよいでしょう。
※この情報は、以下の競馬関連サイト等のデータをもとに考察しています。詳しくは各サイトにてご確認ください。

当週の馬場傾向
開催1週目
開催初週は芝の状態が良いため、多少の雨が降ってもトラックバイアスは出にくいでしょう。内側の芝がまだ荒れていないため、逃げ馬や先行馬は止まりにくく、例年通り開幕週は前が有利な展開になりやすいと予想しています。
詳しくは以下のサイトもご参照ください。
トラックバイアス&血統研究
JRA公式クッション値
JRA公式コース概要(仮柵等設置状況&予定)
おまけ
voxねこ夫の予想
予想中!!
レース結果と振り返り
予想中!!
過去の展開予報
まだありません。
今週のその他の重賞レース予報

展開予報とは
競馬で勝つためには『強い馬』ではなく、『展開が有利な馬』を見極めることが大切だと考えています。詳しくはこちらをご覧ください。
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