開催日:2025年10月26日(日)
展開予報
以下は、2025年10月22日(火)時点での予想です。今後、調教や枠順などの情報により予想が変わる可能性があります。内容に影響を与えない範囲での加筆や文章の校正は随時行いますが、大きな修正が必要となる場合は、吹き出しに日付を明記した上で追記として対応する予定です。
第86回 菊花賞(GⅠ) 3歳オープン 3,000(芝・外)牡・牝
予報要約
逃げ候補3頭もベテラン騎手がうまく乗る。差し有利な舞台でも外差し決まらず!
展開予報
レースプロファイル予報
脚質:先□■□□□
差 ⇒ 稍重で外差有利も騎手・血統的に先行が残る展開になる
時計:遅□■□□□
速 ⇒ 3分06秒台、上がり先36秒台(差は0.5秒速い35秒台)
馬券:荒□■□□□
堅 ⇒ 人気の差し馬の血統不安有。先行馬に展開が向いて波乱も!
馬場:雨□□■□□
晴 ⇒ 稍重。前日⇒曇時々晴/降水30% 当日⇒曇時々雨/降水80%
※以下の分析は稍重馬場を前提としています。天気予報的に稍重馬場になる可能性が高めですが、もし、良馬場、重馬場や不良馬場となった場合は改めて見直す必要があります。当日の天気予報や馬場状態には十分注意してください。
フルゲート18頭に対して、20頭が登録しています。アロンディ、エコロディノス、キングスコール、コーチェラバレー、ラーシャローム、レイヤードレッドの内4頭が抽選で2頭が除外対象になります。出走馬が確定する10月24日(木)16時までは、最新情報にご注意ください。
メンバーを見ると、テンに速いのはジーティーアダマン、マイユニバース、ミラージュナイトの3頭です。京都3000mはスタートから最初のコーナーまで約250mと短く、内枠の馬が有利です。3000mという長丁場では無理に先行争いをしたくないのが本音で、前述した3頭の内、内枠の馬がスムーズに逃げる形になると考えられます。前走で他馬を10馬身ほど突き放したマイユニバースですが、あの時は横山典弘騎手の巧みなペースメイクによるもので、今回のメンバー相手では同じ戦法が通用するとは考えにくいです。加えて、今回は武豊騎手への乗り替わりに加え、距離も延びるため、大逃げにはならないと予想しています。
3番手集団にはゲルチュタール、ジョバンニ、ヤマニンブークリエ、ライトトラック、レクスノヴァスあたりがつける展開を予想します。人気が見込まれるエネルジコ、エリキング、ショウヘイは後方待機で、前半はスローペースの落ち着いた流れになるでしょう。逃げ候補3頭の騎手はいずれもベテランであることから、前半はスローペースで流れるとみています。
レースが動くのは2周目の2コーナーを回ったあたり。瞬発力勝負では分が悪い先行勢が、後続の脚を削るため、スタミナに自信のあるジーティーアダマン、ヤマニンブークリエ、レクスノヴァスあたりがスピードを上げるでしょう。この場面がレースの最大のポイントになるとみています。もし後方勢に楽に追走できる馬がいれば、瞬発力のある差し馬に展開が向く可能性もあります。
ただ、血統面や脚質を見ても、スピードが上がった時に無理なくついていけそうなのはジョバンニくらいで、他の差し馬には厳しい展開になりそうです(抽選対象馬を除く)。全体としては、先行馬がスタミナ勝負に持ち込み、後続勢が脚を使わされる展開になると見ています。
稍重の京都3000mであれば、勝ち時計は3分8秒台と予想します。上がりは先行馬で36秒台、差し馬なら0.5秒以上速い35秒台が求められるでしょう。
注目馬の分析
※以下の分析は稍重馬場を前提としています。天気予報的に稍重馬場になる可能性が高めですが、もし、良馬場、重馬場や不良馬場となった場合は改めて見直す必要があります。当日の天気予報や馬場状態には十分注意してください。
自信度:💪
※上位5頭の注目馬が1~3着になる自信度です。最大💪💪💪💪💪です。自信の無いときは💪もありません
★★★☆☆:エネルジコ(執筆時の印:〇)
先行力はそれほどありませんが、末脚がしっかりしており、確実に脚を使って伸びてくるタイプです。ルメール騎手が2走前から継続して騎乗している点も魅力で、信頼度の高いコンビといえます。2勝馬が多い中、この馬は無傷の3連勝でGⅡ青葉賞を制しており、並の馬にはできない実績を誇ります。ただし、父ドゥラメンテ、母父Noverreという血統が3000mの距離に対応できるかは疑問です。とはいえ、父ドゥラメンテ産駒は道悪に強い傾向があるため、馬場が渋ればむしろプラスに働く可能性があります。
★★★★☆:ジョバンニ(執筆時の印:◎)
先行力・末脚・スタミナの3拍子が揃ったバランスの取れたタイプです。デビュー以来、松山騎手が一貫して騎乗しており、息の合ったコンビが強みです。父エピファネイアは自身が菊花賞馬で、産駒もこの舞台に強く、さらに道悪にも対応できる血統です。今回の条件はまさにこの馬にぴったりといえます。枠順も3枠5番と申し分なく、強豪相手に常に善戦してきた実績も評価できます。中距離では切れ味で惜しくも敗れてきましたが、スタミナと道悪適性が問われる今回は持ち味を最大限に発揮できると見ています。懸念点としては、他馬と同様に3000mが初挑戦となること。血統的には問題なさそうですが、実際に2400mへ距離を延ばした際に敗れている点は気になります。
★★★☆☆:ヤマニンブークリエ(執筆時の印:△)
先行力がありながら末脚もしっかりしており、キタサンブラック産駒らしい粘り強さを持っています。父キタサンブラックは自身が菊花賞馬で、産駒のソールオリエンスもこの舞台で好走しており、今後さらにこの系統の活躍が増えていくと考えられます。鞍上は長距離巧者の横山典弘騎手で、昨年のダノンデザイルでの雪辱を果たすべく気合十分でしょう。どの馬にもいえるように3000mは初めてですが、血統的には問題なさそうです。重賞勝ち星がない点は気になりますが、エネルジコとエリキング以外も同様に重賞未勝利のため、今回は力関係的に大きな差はないとみています。
★★★☆☆:ライトトラック(執筆時の印:☆)
キャリアはまだ3戦ながら、2勝・5着1回とすべて掲示板に入っており、安定感のある走りを見せています。特に前走の神戸新聞杯(GⅡ)では、初の重賞挑戦、600mの距離延長、初の阪神コースと課題が多い中で5着に粘った内容は評価できます。父キタサンブラックは菊花賞馬で、産駒のソールオリエンスに続く長距離適性を見せる可能性があります。2勝はいずれも今回と同じ京都競馬場で挙げており、コース相性も良好です。デビューから和田竜二騎手が一貫して騎乗している点も好印象です。懸念点はキャリアの浅さで、特に2000m以上は前走が初めてだったため、3000mで戸惑いが出ないかが鍵となります。
★★★☆☆:レクスノヴァス(執筆時の印:▲)
先行力がありながら末脚も堅実で、前走の稍重馬場を快勝したように道悪にも強いキタサンブラック産駒です。父キタサンブラックは菊花賞馬であり、今後も産駒の長距離適性が注目されています。デビューから5戦してすべて馬券圏内と安定感抜群で、横山和男騎手に乗り替わってから2戦2勝と勢いに乗っています。2勝馬が多い中、この馬は3勝を挙げており、そのうち2勝は2600mの洋芝コースというタフな条件での勝利でした。懸念点としては、速い時計での決着や瞬発力勝負に実績がない点です。ただし、今回はハイペースにはならないと見られるため、スタミナ勝負で押し切る展開を予想しています。
その他では、★★☆☆☆:エリキング、★★☆☆☆:アマキヒ、★★☆☆☆:マイユニバースにも注目しています。枠順、調教内容、馬体重、馬場状態、除外馬の状況次第では、注目上位5頭の入れ替えも検討します。
コース・過去の傾向
コース特性 京都芝3,000m
序盤は落ち着くが終盤の淀の坂を含む下り→上りで一気に流れてスタミナと仕掛けの巧みさが問われる長距離戦
スタート地点は向こう正面の真ん中付近で、最初の1コーナーまでの距離は約250mと短く、内枠の馬がロスなく好位置を取りやすい。とはいえ3,000mという長丁場のため、序盤から無理にポジションを取りに行く騎手は少なく、先行争いは比較的落ち着きやすい。スタート直後は緩やかな上り坂で、その後3コーナーにかけて下り坂へと変化する。この上り下りの区間は【淀の坂】と呼ばれ、2周目にもう一度通過するポイントでもある。レースが大きく動くのは2周目の向こう正面から3コーナーにかけてで、中団以降に控えていた馬が徐々に進出を開始する。このあたりでスムーズに加速できるかどうかが勝負の分かれ目となる。最後の直線は約404mで高低差はなく、持久力と瞬発力をどちらも発揮する必要がある。差し馬は2周目の3コーナー過ぎから下り坂の勢いをつけて仕掛けないと届きにくく、直線だけでの追い込みでは間に合わないことが多い。脚質としては、好位~中団で脚をためて最後まで長く脚を使えるタイプが安定して好走しやすく、極端な逃げや後方一気の馬は展開の助けが必要となる。枠順は、最初のコーナーまでの距離が短いぶん内枠がやや有利とされるが、距離が長くペースが落ち着きやすいため、外枠でも折り合いがつけば十分にチャンスがある。スタミナと冷静なペース判断がものを言うコースであり、騎手の手腕が結果を左右しやすいのが京都芝3,000mの最大の特徴である。
過去10年の傾向(良馬場9回分の分析)
過去10年の内、良馬場で開催されたのが9回、残りの1回は不良馬場でした。今回、京都競馬場の天気予報は、前日⇒曇時々晴/降水30% 当日⇒曇時々雨/降水80%(10/20月曜調べ)ですので、稍重馬場で開催される可能性が高いですが、過去10年に稍重で開催された年は無いため、今回は良馬場9回のデータのみで分析します。
良馬場時の出走馬は延べ161頭で、そのうち馬券圏内に入ったのは27頭です。脚質別の成績は以下の通りです。
逃げ馬(1コーナー先頭):9頭出走、2頭馬券圏内(複勝率約22%)
先行馬(4コーナー3番手以内):27頭中6頭馬券圏内(約22%)
先行馬(4コーナー5番手以内):45頭中14頭馬券圏内(約31%)
中団差し馬(4コーナー10番手以内):90頭中25頭馬券圏内(約28%)
後方追込み馬(11番手以降):71頭中2頭馬券圏内(約3%)
逃げ、先行馬も一定の好走率がありますが、4番手~10番手以内の中断待機馬が安定して馬券に絡んでいるようです。後方からの追込みはほとんど結果が出ていません。
良馬場時の勝ち時計・上がり3F
勝ち時計:3:02.4~3:06.1(3:04.5前後が目安)
上がり3F:33.9~36.9秒(先行馬 34秒台後半~35秒台、差し馬 33秒台後半~34秒台前半が目安)
客観的な(馬場を考慮しない)過去の傾向
■ 枠順傾向
勝率が高いのは2枠(20.0%)7~8枠の複勝率も高め
内~中枠がやや有利で、外枠でも勝利例はあるが安定感はやや内枠に軍配
■ 人気傾向
1番人気:勝率30.0%、複勝率60.0%
2番人気:勝率20.0%、複勝率50.0%
3番人気:勝率10.0%、複勝率20.0%
4~6人気:勝率10.0%、複勝率30.0%
7~9人気:勝率3.3%、複勝率16.7%
10人気以下:ほぼ馬券外(複勝率3.4%)
■ 所属別
美浦所属馬:勝率8.6%、複勝率17.2%
栗東所属馬:勝率4.1%、複勝率16.5%
※本稿は競馬関連サイトのデータをもとに作成しています。詳細は各サイトをご確認ください。

当週の馬場傾向
京都競馬場:稍重~重予想 開催4週目(開催8日目) Aコース
天気予報:前日⇒曇時々晴/降水30% 当日⇒曇時々雨/降水80% ※10/20月曜Yahoo天気調べ
仮柵:設置無し
京都競馬場は開幕4週目の8日目。馬場状態の目安となるクッション値は10.8で、依然として先行有利の状態が続いています。京都芝3,000mも基本的には先行馬が粘り込みやすい傾向にあります。ただし、当日は雨予報が出ており、1週間先のため変動の可能性はあります。もし馬場が悪化した場合は注意が必要です。開催の進行により内が荒れてくると、外からの差しや追い込みが決まりやすい馬場になることが考えられます。そのため、当日の馬場が渋った場合は、差し・追い込み勢が優位に立つ展開になると予想しています。
詳しくは、以下のサイトなどもご参照ください。
JRA公式クッション値
JRA公式コース概要(仮柵等設置状況&予定)
おまけ
voxねこ夫の予想
◎5ジョバンニ
〇8レクスノヴァス
▲4ヤマニンブークリエ
△9エネルジコ
☆3ライトトラック
注1:2アマキヒ
注2:11マイユニバース
◎先行スタミナ瞬発力
〇スタミナ有
▲☆血統魅力
△ルメール怖
注1:良血馬
注2:武豊怖
先行力・スタミナ・瞬発力を兼ね備えた馬が◎と予想
前走の直線の不利
距離伸びて挽回するとみています
買い目3300
馬連◎−◯▲△☆注1注2
3連複◎-〇▲△-▲△☆注1注2
3連単◎→〇▲△→〇▲△☆注1注2
レース結果と振り返り
レースプロファイル予報(◎:想定通り,〇やや想定通り,×:やや想定外,✖:想定外)
✖脚質:先□■□□□
差 ⇒ 稍重で外差有利も騎手・血統的に先行が残る展開になる
⇒上位2頭は中断・後方からの差し馬だった
✖時計:遅□■□□□
速 ⇒ 3分06秒台、上がり先36秒台(差は0.5秒速い35秒台)
⇒勝馬の走破時計は3:04.0(35.0)と想定よりかなり速かった
◎馬券:荒□■□□□
堅 ⇒ 人気の差し馬の血統不安有。先行馬に展開が向いて波乱も!
⇒13番人気の3着に来たエキサイトバイオは先行した馬だった
◎馬場:雨□□■□□
晴 ⇒ 稍重。前日⇒曇時々晴/降水30% 当日⇒曇時々雨/降水80%
⇒稍重での開催だった
【レース結果】
1着 枠5 9番 エネルジコ
2着 枠7 15番 エリキング
3着 枠7 14番 エキサイトバイオ
4着 枠6 12番 ゲルチュタール
5着 枠8 18番 レッドバンデ
タイム
ハロンタイム 13.1 - 11.6 - 11.7 - 12.8 - 11.6 - 12.7 - 13.2 - 12.9 - 12.8 - 12.2 - 12.0 - 12.1 - 11.9 - 11.5 - 11.9
上り 4F 47.4 - 3F 35.3
コーナー通過順位
1コーナー 10-(4,8)(7,14)3(18,16)(5,12)(2,13,17,11)(1,9)15,6
2コーナー 10,4,8,7,14(3,18,16)-(5,12)11(2,13)(17,9)1,15-6
3コーナー(2周目) (*10,14)(7,8,11)(4,18)(3,13,16,9)(5,1,12,15)17(2,6)
4コーナー(2周目) (*14,8)11(10,7,18,9)(4,3,13,12,15)16(1,6)(5,17)2
※色の違い 1着:太赤|2着:細赤|3着:太青|4着:細青|5着:太緑
【レース回顧】
スタート直後の先行争い:1F~2F(13.1 - 11.6) 2F(24.7)
スタート直後としては標準的。1コーナーまで距離が短く、やや押してポジションを取った馬もいたが、速すぎず落ち着いた入り。
3~4コーナー:3F~4F(11.7 - 12.8) 2F(24.5)
向正面に入る前の位置取り争い。やや緩んで平均より遅め。全体としては息を入れる形でペースは落ち着いた。
直線:5F~6F(11.6 - 12.7) 2F(24.3)
坂下で軽く流れが速まったが、全体としては依然スロー寄り。序盤は完全に折り合い重視の展開。
前半のペース:1F~5F(13.1 - 11.6 - 11.7 - 12.8 - 11.6) 3F(36.4)4F(49.2) 5F(60.8)
時計のかかる稍重を考えればやや速め寄り。とはいえ、長距離戦としては無理のない範囲。主導権争いの段階で極端な引っ張りはなかった。
1~2コーナー:7F~8F(13.2 - 12.9) 2F(26.1)
一気にペースダウン。明確に息を入れた区間。前が引きつけ、後方勢も脚を温存できた。スロー。
向こう正面:9F~11F(12.8 - 12.2 - 12.0) 3F(37.0)
ここで徐々に動きが出始める。11F目にかけて流れが速まり始めたが、依然として持久力勝負の序章。平均やや速め。
3~4コーナー:12F~13F(12.1 - 11.9) 2F(24.0)
レースが動いた区間。坂を下りながら一気にペースアップ。実質ここからロングスパート戦。持続力の差が明確に出る展開。
可能
最後の直線:14F~15F(11.5 - 11.9) 2F(23.4) 3F(35.3)
下りの勢いそのままに速いラップでまとめたが、ラスト1Fでやや落とす。前で脚を使った馬は苦しく、外から溜めていた馬が浮上。全体としては「やや後傾の持続戦」。
次走に向けたメモ:
エリキング(2着):後方待機から最速クラスの脚を使って2着。勝ち馬よりも1列後ろから進出しており、展開の読みと馬のリズムが噛み合った。稍重をこなした点も大きい。高速馬場ではやや切れ負けする可能性もあるが、スタミナを要する舞台でも上位争い可能。
エキサイトバイオ(3着):序盤から4~5番手で折り合い、2周目の3~4コーナーで早めに動いて先頭へ。前で運んだ馬が総崩れする展開で唯一残った内容は価値が高い。時計のかかる馬場と持続ラップに適性が高く、上がり勝負では分が悪いが、タフな長距離戦なら引き続き侮れない。京都よりも阪神や中山のような力の要るコースで狙い。
voxねこ夫の予想
◎ジョバンニ(8着):中団から脚を温存したが、2周目のペースアップで置かれる形。長く脚を使う持続戦で分が悪く、瞬発力を活かせる展開ではなかった。もう少し速い上がりが求められる中距離戦や、瞬発力勝負の舞台で見直せる。ただ、上位2頭との勝負付けは付いたか。
〇レクスノヴァス(9着):序盤から3番手を追走し、直線で粘るも坂下から余力なし。展開に恵まれず、ペース変化への対応に課題。長丁場より2400m前後で見直したい。ただ、上位2頭との勝負付けは付いたか。
▲ヤマニンブークリエ(16着):序盤から2番手でやや行きたがり、終盤はバッタリ。明らかに前半で消耗した形。折り合い重視の騎乗ができれば巻き返し可能。ただ、上位2頭との勝負付けは付いたか。
△エネルジコ(1着):中団後方からスムーズに外へ。2周目の坂下で一気に進出し、ルメール騎手のペース判断が光った。馬も折り合いがついて理想的。内容完勝で、現3歳世代長距離ではトップ級。
☆ライトトラック(12着):序盤から中団内で脚を溜め、直線大外を回したが、瞬発力勝負負け。見せ場なく終わる。
注1アマキヒ(11着):中団やや後方でジッと構えたが、直線勝負どころで瞬発力勝負負け。見せ場なく終わる。
注2マイユニバース(13着):3番手追走から直線で早々に手応えを失う。少しでも速い上がり勝負になると厳しい。持久力型だが3000mはやや長かった印象。距離短縮で見直し。
【何がダメだったのか】
結局、上位2頭はやはり強かった。さらに上位3頭はいずれも重賞勝ち馬で、実績上位の馬がそのまま上位に来た格好だ。GⅠとはいえ菊花賞は、まだキャリアの浅い馬たちが集う舞台。強い馬と弱い馬が一緒に走るため、力の差がはっきり出やすい。近年では、距離適性よりも「折り合い重視」でレースを運べるかどうかが重要になっており、実力があれば中距離型の馬でも十分に通用する。今回はいかにも長距離血統というタイプが何頭も出走していたが、ことごとく敗れている。つまり、「長距離適性」よりも「実績(能力)重視」という傾向は今後も意識しておきたい。長距離型の馬を評価する際は、やはり時計的な裏付けが必要だろう。今回、その裏付けを持つ馬はいなかった。
過去の展開予報
まだありません。
今週の他の重賞レース
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