開催日:2025年8月17日(日)
レース展開予報
サマーマイルシリーズ 第72回 中京記念(GⅢ) 3歳以上オープン 1,800(芝)ハンデ
以下は、2025年8月12日(火)時点での予想です。今後、調教や枠順などの情報により予想が変わる可能性があります。内容に影響を与えない範囲での加筆や文章の校正は随時行いますが、大きな修正が必要となる場合は、吹き出しに日付を明記した上で追記として対応する予定です。
予報要約
単騎逃げのスローペース、頭数少なめで団子状態。後方待機馬にもチャンスあり。狙いは中京巧者か?
展開予報
データプロファイル予報
脚質:先□■□■□
差 ⇒ スローで先行有利も頭数は少なめで一瞬の切れも決まりやすい
時計:遅□■□□□
速 ⇒ 1分33秒台、上がり先行34秒台(差し馬は0.5秒速い33秒台)
馬券:荒□□■□□
堅 ⇒ 瞬発力のある馬が上位を占めそうで波乱は少なめ。中京巧者が鍵
馬場:雨□□□■□
晴 ⇒ 良馬場開催。確率高い=水~土の降水確率2~30%と低い
現時点では騎手がまだ決まっていませんが、このメンバー構成であれば、枠順に関係なくシンフォーエバーが逃げる展開が想定されます。2番手にはエルトンバローズ、3番手集団にはキープカルム、ディアナザール、ブルーミンデザイン、マピュース、メイショウシンタケがつける形が予想されます。
メンバー全体を見てもスピードタイプが見当たりません。末脚自慢の馬が多く、序盤は速くならずスローペースになる公算が大きいでしょう。途中から動く可能性があるのはエコロヴァルツやセブンマジシャンあたりですが、外を回される不利や後方待機馬の強烈な末脚を考えると、直線を向くまで仕掛けにくいかもしれません。
直線入口までは先行有利な状況が続くと見られます。3~4コーナーでは後方勢も仕掛け始めるでしょうが、ウォーターリヒトのように直線まで脚を温存する馬もいるはずです。前半スローで進んだ先行馬が粘り込みを図る一方、開幕4週目で外差しが決まりやすい馬場状態から、末脚の鋭い馬がゴール前で迫る展開が想像されます。
中京芝1600mはスタミナを要求するコースです。マイペースで先行しつつ、アップダウンの激しいコースでも最後まで脚を使える馬、またはスローペースからでも急坂を一気に差し切り、その後の緩やかな坂でもスピードを落とさない“パワーと切れ”を兼ね備えた馬が上位に食い込むでしょう。
勝ち時計はスローペースを想定し、1分33秒台になると予想します。上がり3ハロンは、先行馬であれば34秒台、差し馬はそれより0.5秒以上速い33秒台が求められる展開になると見ています。ただし、逃げると予想されるシンフォーエバーの騎手次第で、展開が大きく変わる可能性もあります。
注目馬の分析
自信度:💪💪💪
※上位5頭の注目馬が1~3着になる自信度です。最大💪💪💪💪💪です。自信の無いときは💪もありません。
★★★☆☆:ウォーターリヒト
いつも位置取りが悪く後方からの追走になるものの、最後は必ず爆発的な末脚を発揮できます。中京1600mも一度経験して2着(1:33.6 上り34.3)に来ており、1600m戦はG1を除くと(3,1,1,0)とすべて馬券圏内に入っています。たたき2戦目で状態が上がってきていそうですが、後方からの競馬になるため展開には左右されやすく、別定58kgで斤量が重いのは不利となりそうです。
★★★★☆:エルトンバローズ
先行力があり重賞で粘り込むスタミナを持っています。重賞を2勝しており、今回のメンバーでは実績最上位で能力差も大きいです。2023年7月から9戦連続で1600m~1800mの重賞を走り、良馬場では4着以上(2,1,2,1)と大きく負けていません。一方で中京コースは3歳未勝利戦で2200mを1回走って9着に負けている点や、9か月の休養明けな点が懸念材料です。調教を見て状態を見極める必要がありそうです。川田騎手が初騎乗ですが、先行抜け出しが得意なところは手が合いそうです。
★★★☆☆:キープカルム
今回のメンバーであれば、ある程度の位置に付けられる見込みがあり、末脚もしっかりしています。良馬場の1600m戦は(3,1,2,1)と最低着順が4着で底を見せていません。ただし中京競馬場は初めてですが、ロードカナロア産駒は中京1600mが得意です。前走勝ったときに騎乗した坂井流星騎手は今回はエコロヴァルツに騎乗し、松山騎手が初騎乗となる点が懸念材料です。
★★★★☆:ディアナザール先行して鋭い末脚で抜け出す競馬ができ、中京でも実績があります。中京1600mで今回より1kg重い55kgを背負い1:32.7(32.7)の好タイムで勝っている点は評価できますが、小頭数8頭立てでスピードの違いで逃げ切ったため、条件に恵まれた点は否めません。8か月の休養明けを叩いて2戦目ですが、中1週なのは気になります。調教を見て状態を見極める必要がありそうです。4戦して3勝2着1回と底を見せておらず、1600mでは2戦2勝と負けておらず、底を見せていませんが、現時点(2025/8/12)で、騎手はまだ決まっていません。前走、騎乗して勝利したにも関わらず団野騎手はブルーミンデザインに騎乗予定なのも気になります。誰が騎乗するかには注意する必要がありそうです。また、経験が浅く、10頭立てが最頭数であることも気になります。

2025/8/15 追記
態勢が整わないということで、ディアナザールは出走回避になりました。中1週でもあったし、団野騎手がので気になっていたのですが、ブルーミンデザインに騎乗することも気になっていました。でもこれで馬券的には悩まずにすみます。素直に★★★☆☆ブルーミンデザインと入れ替えることにします。
★★★☆☆:マピュース
脚を溜めたときの末脚がしっかりしており、別定ながら3歳牝馬で斤量52kgと軽量です。東京競馬場のNHKマイルカップでは55kgを背負い1600mで1:32.2(34.6)7着という、このメンバーの中でも時計上位の持ち時計があります。今回は、乗り替わりで先行が得意な横山武史騎手が初騎乗します。中京1600mは差し有利ですが、先行勢が手薄なため、いつも差しているこの馬が先行できそうな点は魅力です。ただし中京競馬場は初めてなことと、3ヶ月の休養明けなことが懸念材料です。
その他では、★★★☆☆:エコロヴァルツ、★★☆☆☆:トランキリテにも注目しています。枠順、調教内容、馬体重、馬場状態の状況次第では、注目上位5頭への入れ替えも検討します。

2025/8/13 追記
やっぱり、団野騎手がディアナザールではなくブルーミンデザインに騎乗するのが気になります。阪神とはいえ、前走の花のみちSを、稍重で1:32.6(34.6)は優秀な時計です。有力馬の多くが末脚自慢の中、先行できる魅力もあります。少し頭数多くなりますが、その他の注目馬に、★★★☆☆ブルーミンデザインも追加します。枠順や状態によっては、上位5頭との入れ替えも検討する予定です。
コース・過去の傾向
コース特性 中京芝1,600m
スタートは1・2コーナーの間にある奥ポケットからで、最初の2コーナーまでは約200mと短めです。スタートしてすぐに緩やかなカーブへ入るため、先行争いは比較的落ち着きやすく、特に内枠の馬がロスなく好位置を取りやすい構造になっています。向こう正面は序盤に上り坂があり、ペースはやや緩みますが、中間点を過ぎると長い下り坂が続きます。ここでペースが一気に上がりやすく、流れの変化に対応できるかがカギになります。
3~4コーナーはスパイラルカーブで下り坂のため、スピードを保ったまま直線へ向かいやすいです。最後の直線は約412mと長く、入り口に高低差2.0mの急坂、その後もゴールまで緩やかな上りが続きます。このため、差し馬は3~4コーナーから早めに進出するか、直線半ばまでに加速を開始しないと届きにくい傾向があります。
全体的にスタミナとパワー、そして長い直線を伸び切る持続力が問われますが、展開次第で差しも十分届くコースです。基本的には先行馬がやや有利ながら、持久力のある差し馬にもチャンスがある舞台です。
※この情報は、以下のサイト等のデータをもとに考察しています。詳しくは各サイトをご確認ください。

過去10年の傾向
過去10年のうち、このレースが中京競馬場で行われたのは6回、小倉競馬場が3回、阪神競馬場が1回でした。今回は中京競馬場での開催となるため、中京で行われた6回のデータを参照します。この6回のうち、5回は良馬場、1回は稍重でした。2025年8月11日(月)時点の天気予報では、水曜から土曜までの降水確率が2~30%と低く、良馬場での開催となる可能性が高いと見込まれます。そこで、以下の分析は良馬場で行われた5回分のデータをもとに行います。
出走馬80頭(1レース平均16頭)のうち、馬券圏内に入ったのは15頭。逃げ馬の成績は(1-0-0-4)で、率にすると約20%(5頭)と高くはありません。4コーナーを3番手以内で通過した先行馬(まくり含む)は4頭(26%/15頭)で、こちらも目立った好成績とは言えません。5番手以内に広げても5頭(20%/25頭)、10番手以内に広げると7頭(14%/50頭)と数字はさらに低下します。一方、10番手以降から差してきた馬は8頭(約26%/30頭)と、後方待機組のほうが好走率は高くなっています。以上から、4コーナー3番手以内の先行勢と10番手以降の後方勢という、両極端な脚質の馬を狙うのが有効と言えます。
勝ち馬の走破時計は1分32秒3〜1分33秒6の範囲で、目安としては1分33秒前後と考えてよいでしょう。上がり3ハロンは33秒6〜35秒6と幅がありますが、先行馬なら34秒台後半程度の脚、差し馬ならそれより0.5秒以上速い33〜34秒台が求められる傾向があります。
※この情報は、以下の競馬関連サイト等のデータをもとに考察しています。詳しくは各サイトにてご確認ください。

当週の馬場傾向
開催4週目 中京競馬場
先週土曜日の中京競馬場は良馬場で行われ、芝6レース中の逃げ馬成績は(1,2,0,3)とまずまずでした。馬券に絡んだのはいずれも前半の低いクラスのレースでしたが、後半のレースでも差し馬より先行馬のほうが上位に入る場面が多く見られました。
翌日曜日も良馬場での開催となり、芝7レース中3レースで逃げ馬が1着を記録するなど、逃げ馬の活躍が目立ちました。ただし、前日に比べると中団からの差し馬や追い込み馬が上位に食い込むシーンも多く見られました。
今週は月曜から火曜にかけて雨の予報が出ていますが、その後は曇り時々晴れの予報で、良馬場開催が見込まれます。先週同様、土曜日は前有利な傾向が予想される一方、日曜日は外差しも決まりやすいコンディションになる可能性があります。
詳しくは、以下のサイトなどもご参照ください。
おまけ
予報に基づくvoxねこ夫の予想
馬体重発表前の予想です。発表後に変える可能性があります。
馬体重発表後も変更ありません。このまま購入しました。
◎3エルトンバローズ
○9ブルーミンデザイン
▲1マピュース
△7ウォーターリヒト
☆11キープカルム
注5シンフォーエバー
◎能力上位
〇前走時計優秀
▲△末脚強烈
☆自在性有
注単騎逃げ
注目の本命馬(◎)にとっては、絶好の枠を引きました。
絡んでくる馬も見当たらず、すんなりと隊列が決まりそうです。
展開としては前有利になる可能性が高く、
末脚自慢の馬がどこまで追い上げられるかが見どころになりそうです。
買い目2900
馬連Box◎〇▲△
3連複◎-〇▲-▲△☆注
3連単◎〇→◎〇▲→◎〇▲△☆注
レース結果:予報と予想の検証
レースプロファイル予報(◎:想定通り,〇やや想定通り,×:やや想定外,✖:想定外)
◎脚質:先□■□■□差 ⇒ スローで先行有利も頭数は少なめで一瞬の切れも決まりやすい
⇒先行した2頭が1,2着。上りの速い差し馬はギリギリ届かなかったが上位に来た
×時計:遅□■□□□速 ⇒ 1分33秒台、上がり先行34秒台(差し馬は0.5秒速い33秒台)
⇒1:32.3(33.6)と想定より早かった
×馬券:荒□□■□□堅 ⇒ 瞬発力のある馬が上位を占めそうで波乱は少なめ。中京巧者が鍵
⇒5,7,10番人気での決着と少し荒れた。
◎馬場:雨□□□■□晴 ⇒ 良馬場開催。確率高い=水~土の降水確率2~30%と低い
⇒良馬場開催だった
【レース結果】
1着 枠1 1番 マピュース
2着 枠5 5番 シンフォーエバー
3着 枠5 6番 ジューンオレンジ
4着 枠6 8番 エコロヴァルツ
5着 枠8 11番 キープカルム
タイム
ハロンタイム 12.8 - 11.1 - 11.5 - 11.5 - 11.5 - 11.1 - 11.1 - 11.7
上り 4F 45.4 - 3F 33.9
コーナー通過順位
2コーナー 5,1,3(2,8)(4,9,10)6-11,7-12
3コーナー 5-1,3(2,8,10)(6,4,9)(7,11)-12
4コーナー 5-1,3(2,8,10)(6,4,9)11,7,12
※色の違い 1着:太赤|2着:細赤|3着:太青|4着:細青|5着:太緑
【レース回顧】
スタート直後1~2コーナー:1F~2F(12.8 - 11.1) 2F(23.9)
序盤は緩めの入りからやや加速。内枠有利の中京マイルにしては平均ペースで、逃げ・先行勢が無理なく隊列を形成。
前半のペース:1F~3F(12.8 - 11.1 - 11.5) 3F(35.4)
向こう正面の上り坂区間に入っても極端に緩まず、平均やや速め。スタミナを求められる展開になった。
3~4コーナー:4F~6F(11.5 - 11.5 - 11.1) 3F(34.1)
下りとスパイラルカーブで一気に加速。先行勢もペースを落とせず、差し馬にもチャンスのある流れをつくった。
最後の直線:7F~8F(11.1 - 11.7) 2F(22.8) 3F(33.9)
急坂を上りながらも速いラップでまとめられ、瞬発力勝負。内で粘った先行馬が残ったが、差し馬の脚もよく伸びていた。
次走に向けたメモ:
ペースは前傾寄りで、前有利の中京マイルにしては差しも届く展開。
直線の急坂をこなすパワーと、下りでスピードを引き出せる馬が上位。
時計1:32.3は優秀で、上位は今後の重賞戦線でも注目可能。
voxねこ夫の予想
◎エルトンバローズ(8着)
ブリンカー効果で好位3番手を追走も、直線で伸び切れず。久々の分かぶりもありそう。叩き2戦目で上積みが見込める。次走は内枠・先行できる舞台なら巻き返し可能。
○ブルーミンデザイン(9着)
中団から運ぶも伸びきれず。道中でポジションを取れなかったのが響いた。切れ味より持続力勝負に向くタイプで、東京や京都より小回り・流れが緩みにくい舞台(阪神外回りなど)が合う。
▲マピュース(1着)
内枠を生かしロスなく立ち回って快勝。好枠+軽斤量52kgの利も大きかったが、持続力勝負で粘れる力を見せた。次走斤量増でも軽視は禁物。
△ウォーターリヒト(7着)
後方から差を詰めるも7着まで。展開が向いた中で切れ負けした印象。もう少し時計がかかる馬場や持続戦の方が合う。次走は重馬場や中距離なら注意。
☆キープカルム(5着)
後方待機からよく追い上げたが届かず。直線の脚は堅実で、展開待ちのタイプ。中京マイルのようにタフな舞台で展開ハマれば上位可能。
注シンフォーエバー(2着)
逃げてしぶとく粘り込み。平均より速い流れを作りながら最後まで踏ん張ったのは評価できる。展開に左右されにくく、今後も先行力を生かせれば安定して走れる。
【何がダメだったのか】
シンフォーエバーが逃げてスローに流れる展開は想定通り。マピュースが先行することも予想していた。ほぼ想定通りの展開予想だった。違っていたのは、久々のエルトンバローズを過大評価してしまったことです。道中の行きっぷりも悪く見え、9か月ぶりの骨折明けという事実を考えれば、本来は割引材料とすべきだった。調教が良かったことで評価を上げてしまったが、定石通り休養明けは評価を下げるべきだった。
また、今回はハンデ戦ではなかったものの、斤量の軽いマピュースを3番手評価と少し軽視してしまったのも誤算。やはり横山武史騎手が先行させる時は、もっと高く評価する必要がある。
ジューンオレンジ(3着)は、中山牝馬ステークスや福島牝馬ステークスでも注目していた馬だったのに、今回は注目馬に挙げられなかった。馬体重が過去最高の+16kgだったこともあり、直前でも評価を上げきれなかった。しかし、この馬は中山の京王杯AHで直線不利がありながらも、53kgで1:31.3(上がり32.9)5着という優秀な持ち時計を持っている。次走も引き続き注目したい存在だ。
過去のレース展開予報とvoxねこ夫の予想
まだありません。
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