開催日:2026年11月1日(日)
展開予報
第172回 天皇賞(秋)(GⅠ) 3歳以上オープン 2,000(芝)定量
予報要約
単騎逃げで平均ペース。3強を崩せるとすれば前残り。テン乗りC.デムーロ騎手の仕掛け次第!
展開予報
レースプロファイル予報
脚質:先□□■□□
差 ⇒ ペースは前が残れるペースになるが、実力差がある
時計:遅□□■□□
速 ⇒ 1:57秒台、上がり先34秒前後、差33秒台前半
馬券:荒□□■□□
堅 ⇒ 3強で決まる確率大。波乱は仕掛けどころ。遅いと前残る
馬場:雨□□□■□
晴 ⇒ 良馬場
【予報根拠の要約】※詳細はリンク先をクリックしてご覧ください
馬場傾向:馬場傾向:馬場傾向:開催5週目(開催10日目) Bコース2日目
週初の月・火・木曜日に雨予報があるものの、それ以降は開催当日まで雨予報はありません
内有利、特に前に行く馬が止まりにくい馬場になると予想
コース特性:コース特性:最初約100m、直線約525m。
最初のコーナーまではおよそ100mと非常に短く、先行争いは序盤から激しくなりがち
外枠が不利。特に先行馬にとってはポジション取りが難しく不利。
向こう正面の上りで落ち着くため、スローからの上がり勝負になりやすい
スピード・スタミナ・瞬発力のバランスのある中団~差しタイプが最も力を発揮
過去10回(タイム・脚質は良9回)の傾向:1:55.2~1:59.3(3F:32.3~36.8)
中団に位置し、上がり3Fの速い脚を使える馬が上位に来る
1分57秒前後で逃げ切れる馬がいる場合は、逃げ残りも
速い時計に対応できるスピードと、最後まで伸びる末脚を兼ね備えた馬を重視
瞬発力が上位の馬であれば、枠順はあまり気にしなくても良さそう
過去10年1~3番人気のうち1頭は馬券圏内でも約2年に1度はちょい荒れ。
今年は有力馬が後方になりそうなため、逃げ馬が残りやすい。逃げ馬の状態には注意
6歳以上の競走馬としてピークを過ぎた馬にとって厳しい。美浦所属馬には注意
逃げ先行:逃・先行は平均ペースに落として前残りを図る。
クロワデュノール、ダノンデサイルの仕掛けが遅れれば前が残りそう。
天気予報:前日が「晴時々曇/降水確率20%・信頼度C」、当日が「曇時々晴/降水確率10%・信頼度A」(10月26日・月曜時点)
枠順確定後
枠順確定前
逃げ候補(印は何が逃げるかの印です)
◎ホウオウビスケッツ:過去23戦中9戦で逃げて(3,3,1,2)と逃げれば、ほぼ馬券圏内に来ている。同型馬が多い今回ではあるが、6歳で逃げないと持ち味が出ない。スローペースに泣いた昨年の雪辱もあるはず。今回は無理をしてでも逃げると予想しています。
リアライズシリウス:まだ7戦と戦績が浅い中でも2回逃げています。番手でも競馬ができるタイプですが、万が一、ホウオウビスケッツが逃げられなかった場合この馬が逃げる可能性も。
先行候補(印は何が先行するかの印です)
エルトンバローズ:今回のメンバ-に入ると末脚は見劣ります。なるべく前にポジションを前に取って競馬をしたいはずです。
コスモキュランダ:昨年の天皇賞(秋)までは、ほぼ必ず出遅れる馬で、ポジションが取れず、それでもまくって好走することもありましたが、やはり、ポジションを取りたいタイプです。最近ではポジションが取れるようになって、惜しい競馬が続きましたが、前走、また出遅れました。今回も、出遅れが無ければポジションを取って来るでしょう。
〇サクラファレル:過去9戦中3戦で逃げていずれも勝っています。今回のメンバー相手に逃げれば、共に潰されることがわかっている佐々木騎手は逃げないでしょう。番手でも競馬ができるタイプですので、番手狙いで折り合い重視の競馬をすると予想しています。
シャンパンカラー:一度2000mを使ってはいるものの、基本的には1600mを中心に使ってきた馬です。出遅れ癖もあって、1600m戦では、後方からの競馬が多い馬ですが、今回のメンバー相手であればテンのスピードは速い方です。出遅れなければ先行できるでしょう。
ジョバンニ:今回も出走するマスカレードボール、クロワデュノールの同期で、瞬発力勝負では見劣りますが、先行力では勝っています。この馬がマスカレードボール、クロワデュノールに勝つには先行して押し切るしか方法が無いでしょう。ポジション取りがすべてと言っても過言ではありません。
◎セイウンハーデス:20戦中5戦で逃げているようにテンのスピードは速い方です。ただ、逃げて勝ったことが一度も無いように、逃げればいいというタイプではありません。どちらかというと先行して抜け出す競馬の方がこの馬のスタイルに合っています。この馬のことを知り尽くしている幸騎手ですので、逃げずに先行するでしょう。
ネブラディスク:鋭い末脚が武器のこの馬ですが、今回のメンバー相手では少し分が悪いです。この馬が好走するためには、先行するしか無いでしょう。先行策を狙ってくるはずです。ただ、枠順によっては先行できない可能性も。
レディネス:切れる末脚がある馬ではあるものの、今回のメンバー相手では分が悪いです。ある程度のポジションを取ってないと勝負にならないでしょう。ただ、騎手は横山典弘騎手です。もしかしたら、素人には推測できない奇策があるかもしれません。
展開の概要
スタート直後:枠順に関係なくホウオウビスケッツが逃げると予想しています。リアライズシリウス、セイウンハーデス、サクラファレルも行きたいタイプですので、枠順とスタートダッシュによっては、これらの馬が行く気を見せるかもしれません。しかし、私は個人的には、昨年、武豊騎手にハナを譲って超スローペースに泣いたホウオウビスケッツの岩田康誠騎手が、今年はペースを握るためにハナを譲らないと予想しています。2番手集団では、先に挙げた馬たちがひしめき合うようにポジション争いを行い、その後も、上記「先行候補」に挙げている馬たちがポジション争いをするでしょう。一方、人気のクロワデュノール、ダノンデサイル、マスカレードボールは後方からの競馬になると予想しています。これだけ逃げ・先行馬が多数いるため、スタート直後はさすがにペースが速くなるでしょう。
向こう正面:東京芝2000mは直線が約525mと長いため、先行勢は最後まで脚を残す必要があります。後方に有力馬が控えていることもあり、序盤のポジション争いは長く続かず、逃げ・先行グループは折り合いを優先して、なるべくペースを落とそうとするはずです。ここでは一気にペースが落ち着きそうです。
3~4コーナー:マスカレードボールは、スローペースでもハイペースでも瞬発力勝負に自信があるため、堂々とした騎乗になるはずです。しかし、クロワデュノールとダノンデサイルは、マスカレードボールと同じ位置からの瞬発力勝負では分が悪いと考えられます。マスカレードボールに勝つためには、ここから早めに仕掛けてセーフティリードを保つ必要があります。長くいい脚を使えることが両馬の最大の武器ですので、2頭は徐々にここからペースアップしてくるでしょう。一方、先頭を行くホウオウビスケッツも、単純な超スローペースでは分が悪いことを熟知しているため、同様にここからペースアップしてくるはずです。ここから徐々にペースが上がり、平均からやや速めの流れになりそうです。
最後の直線:先頭はホウオウビスケッツで、2番手にはリアライズシリウス、セイウンハーデス、サクラファレルあたりがその後に付けて追い出しにかかります。先頭を行くホウオウビスケッツは徐々にスピードを上げてくるでしょう。一方、クロワデュノールとダノンデサイルは、マスカレードボールの出方をうかがいながら追い出しにかかると予想しています。ただ、後ろにいるマスカレードボールの動きに気を取られてしまうと、Bコース2日目の内前有利な馬場もあって、前に残られてしまいます。そのため、途中からターゲットをホウオウビスケッツに絞って追い出してくるでしょう。そのタイミングを見計らったように、マスカレードボールが追い出しにかかるはずです。ポイントは、テン乗りとなるクロワデュノールのC.デムーロ騎手とダノンデサイル騎乗の戸崎騎手の追い出しのタイミングです。もし仕掛けが遅れたら、波乱があるかもしれません。遅れなければ上位3頭での決着、特に、前が残る展開になったとしても、きっちりマスカレードボールが差し切ると予想しています。
走破時計:1:57秒台
先行馬の上がり:34秒前後
差し馬の上がり:33秒台前半
注目馬の分析
★★★★★:マスカレードボール
魅力:目標はジャパンカップだが、東京2000mのここもある程度仕上げてくるはず。今回のメンバー相手というより、中距離ではこの馬の瞬発力が最上位。とにかく東京コースが合っていて5戦3勝2着2回。昨年のこのレースの覇者。見た目以上に大楽勝だった。スローペースでもハイペースでも対応できた実績がある。ルメール騎手が騎乗する。
懸念:2000m戦は東京コースは1戦1勝だが、その他の競馬場で3戦して11,3,2着と距離が合っているとは言えない残念な戦績。ハイペースでスタミナ勝負になりそうな今回のメンバー構成で、スピードを維持したまま馬群をうまくさばけるかが最大のポイントになりそう。
★★★★☆:クロワデュノール
魅力:能力上位馬。海外凱旋門賞が14着はあるものの、ほぼGⅠしか出走していないにもかかわらず、それ以外は4着が最低の着順と底を見せていない。先行して抜け出す競馬をすれば、かなり強い馬。
懸念:天皇賞秋は、コース的にも、距離的にも、脚質的にも合わない。ここを使ってくる目的は、次の目標のため。おそらくジャパンカップか、有馬記念が目標で、そこに向けて叩くことが目的。C.デムーロ騎手騎手が初騎乗ということもあるのでしょう。感触をつかむのが目的と推測。また、C.デムーロ騎手騎手は後方からの競馬を試す可能性が高そうな点もマイナス要素。
★★★★☆:ダノンデサイル
魅力:長くいい脚を使うタイプでスタミナもある。中段からでも早めに仕掛けて最後までばてない。中距離で長めの距離であれば、この馬の持ち味が活かせて、かなり強い競馬ができる。ただ、単なる瞬発力勝負では分が悪く、気性も荒く、思い切った騎乗をしないと結果が出ない等、乗り難しい面もある。
懸念:休み明けは良くない。叩いて良くなるタイプで目標がここでは無い。おそらくジャパンカップが目標。3強と言われつつもマスカレードボール、クロワデュノールには少し差を付けられている感じ。昨年の有馬記念ではレガレイラにも完敗している。2000m戦は1勝しかしておらず、2歳時には、シンエンペラーにも負けている。どちらかというとスタミナタイプで、スピードと瞬発力が求められるこのコースでは少し分が悪い。
★★☆☆☆:シェイクユアハート
魅力:2000mを中心に使ってきた馬で、瞬発力上位馬。東京競馬場ははじめてではあるものの、古馬になってからの左回りの中京競馬場は、(2,2,0,0)とパーフェクト連対。有力馬が叩き初戦なのに対して、この馬は8月に叩いて2戦目になることも好感。おそらく目一杯仕上げてくるはず。ただ、輸送難のある馬で-6、-6と続いていることから、今回-5kg以上であれば厳しいかも。
懸念:6歳馬と年齢的にはピークを過ぎている。過去データからも買いずらい。ただ、昨年の冬から馬が成長して重賞3勝とハーツクライ産駒の晩成血統が開花している可能性も。東京競馬場が初。
★★☆☆☆:レガレイラ
魅力:長くいい脚を使う馬で、右回り、左回り関係無く、馬の機嫌を損ねないようにうまく乗れば東京でも上位に来れるだけの能力の持ち主。馬に合わせた騎乗をする岩田望来騎手と手が合いそうな予感。おそらく出遅れも無く先行して抜け出す競馬をすると予想。前に付けてこの馬本来の長くいい脚を使えれば3強崩しもありそう。叩き2戦目で状態がアップしている可能性。
懸念:岩田望来騎手が初騎乗になること。岩田望来騎手騎手はうまい騎手ではあるが、レガレイラが乗り難しい馬。出遅れ癖があって、いつもまともな競馬が出来ず、未だにこの馬の能力を最大限に引き出す乗り方が定まっていない。あのルメール騎手でさえ手が合っていないと言われている馬。それでも牡馬混合のGⅠ2勝を含むGⅠ3勝はすごい。左回り、右回り、競馬場云々よりもこの馬の能力を最大限に引き出すことができるかがポイント。さすがの岩田望来騎手でも1回目の騎乗では厳しい可能性。個人的には、スタートは出遅れずに、それでも序盤無理してでもポジションを前目に取って、中盤ではしっかり折り合って脚を溜めて、早めの仕掛けにも無理なく反応してくれればかなり強い競馬ができると推測しているが。。
その他
★★☆☆☆:ホウオウビスケッツ
魅力:単騎逃げで逃げ残りの可能性。平均ペースで流れた場合、しっかりした末脚が使える。内枠を引いてすんなり逃げられれば面白い。ただ、勝つまでのイメージは湧かない。
懸念:スロー、ハイペースでは分が悪い。あくまでも平均ペースに落とし込むことが出来た場合の逃げ残り。逃げられなかった場合も厳しい。
★☆☆☆☆:ジョバンニ
魅力:相手なりに走る。金鯱賞でシェイクユアハートと接戦。シェイクユアハートを評価するならこの馬も評価しなければならない。ただ、内を回って距離ロスが無かったことや、最後詰め寄られて差されていることから、インベタのロスの無い同じような競馬が求められる。
懸念:同世代のマスカレードボール、クロワデュノールとは勝負付けが終わっている可能性大。3着候補までだが、他の有力馬が強いだけに。。
★☆☆☆☆:レディネス
魅力:内枠を引いて横山典弘マジックが炸裂すれば3着位の可能性がありそう。瞬発力上位なのは間違いないが、スタミナ、パワー、スピードでは他の有力馬に見劣る感じ。上位3頭とは能力差があることを否定できない。能力差を横山典弘騎手の騎乗でどこまでカバーできるかが焦点となりそう。
懸念:リステッドは勝っているが、3勝クラスの馬でまだ重賞を勝ったことが無い。
枠順、調教内容、馬体重、馬場状態、除外馬の状況次第では、注目上位5頭の入れ替えも検討します。
共通パターン
コース特性 東京2,000m
上がり勝負の舞台。スピード・スタミナ・瞬発力を兼ね備えた総合力の高い馬が好走
スタート地点は1・2コーナーの中間にある“ポケット”と呼ばれる専用エリアで、ここから最初のコーナーまではおよそ100mと非常に短く、先行争いは序盤から激しくなりがちです。外枠の馬にとってはポジション取りが難しく、特に逃げ・先行タイプは外から内へ切れ込むタイミングが勝負の鍵になります。1コーナーを過ぎるとすぐに向こう正面に入り、約440mの長い直線を進みます。前半は下り坂でスピードが出やすいものの、中間にはわずかに上りがあり、そこから再び下る構造のため、道中のペースは自然と落ち着きやすい傾向です。3~4コーナーは大きく緩やかなカーブで、各馬がスムーズに加速しながら直線に向かいます。最後の直線は約525mと全国でも屈指の長さを誇り、しかも直線の途中には高低差約2mの上り坂があります。この坂をどう乗り越えるかが最大のポイントで、ここで脚を使い切ると残り300mの平坦部分で失速してしまいます。差し馬は坂の手前から徐々にギアを上げていく形が理想で、直線に入ってからでは届かないケースも多く見られます。脚質的には、スローからの上がり勝負になりやすいため、瞬発力のある中団~差しタイプが最も力を発揮しやすいコースです。逆に、逃げ・先行馬は序盤で脚を使うと最後の坂で苦しくなりやすく、粘り切るには展開の助けが必要です。枠順は内枠が有利で、特に先行馬にとってはロスなく立ち回れる点が強みになります。総じて、スピード・スタミナ・瞬発力のすべてをバランス良く備えた総合力の高い馬が結果を出しやすいコース形態です。
※この情報は、以下のサイト等の情報を元に考察しています。詳しくはサイトで確認してください。

過去10年の傾向
過去10年間の内、良馬場が9回、不良馬場が1回でした。今回、東京競馬場の天気予報から、良馬場で開催される可能性が高いです。今回は良馬場9回のデータのみで分析します。
良馬場時の出走馬は延べ127頭(平均約9頭)で、そのうち馬券圏内に入ったのは27頭です。脚質別の成績は以下の通りです。
逃げ馬(最初のコーナー先頭):9頭中、4頭馬券圏内【0,1,3,5】(複勝率44.4%)
先行馬(4コーナー3番手以内):27頭中、7頭馬券圏内(約25.9%)
先行馬(4コーナー5番手以内):45頭中、12頭馬券圏内(約26.7%)
中団差し馬(4コーナー10番手以内):90頭中、24頭馬券圏内(約26.7%)
後方追込み馬(11番手以降):37頭中、3頭馬券圏内(8.1%)
開催10日目ではありますが、Bコース変わり2日目ということもあるのでしょう。逃げ馬は9頭中4頭が馬券圏内に絡んでいます。ただし、馬券圏内に入ったのは、キセキ、アエロリット、パンサラッサ、ホウオウビスケッツといった、逃げ馬としてもかなりの実力を持つ馬であることは忘れてはなりません。また、逃げ馬が馬券に絡んでいるのは、速すぎず遅すぎず、天皇賞(秋)の平均時計である1分57秒前後で決着したときです。基本的には、中団に位置し、上がり3Fの速い脚を使える馬が上位に来るレースですが、1分57秒前後で逃げ切れる馬がいる場合は、逃げ残りも考える必要がありそうです。
良馬場時の勝ち時計・上がり3F
勝ち時計:1:55.2~1:59.3(1:57前後が目安)
上がり3F:32.3~36.8(先行馬 34秒前後、差し馬 33秒前後が目安)
武豊騎手が騎乗したメイショウタバルが前半1000mを62.0秒という超スローペースに落とした昨年は、1~3着馬がいずれも上がり3F32.6秒以下の脚を使っていました。今年は、昨年も出走していたホウオウビスケッツに加え、サクラファレル、セイウンハーデス、リアライズシリウスなど、逃げて実績を残している馬が何頭も出走予定です。そのため、昨年のような極端なスローペースにはなりにくく、今年は昨年より速い時計での決着が予想されます。そうなれば、上がり3F32秒台の脚を使うのは難しくなりそうですが、天皇賞(秋)に出走するクラスの馬であれば、ペースが速くなったとしても33秒台の末脚は求められるでしょう。今年は、速い時計に対応できるスピードと、最後まで伸びる末脚を兼ね備えた馬を重視するのが良さそうです。
客観的な(馬場を考慮しない)過去の傾向
■ 枠順傾向
1枠:勝率(7.7%)複勝率(23.1%)
2枠:勝率(0.0%)複勝率(6.3%)
3枠:勝率(5.9%)複勝率(29.4%)
4枠:勝率(22.2%)複勝率(27.8%)
5枠:勝率(10.5%)複勝率(31.6%)
6枠:勝率(5.3%)複勝率(26.3%)
7枠:勝率(4.8%)複勝率(19.0%)
8枠:勝率(0.0%)複勝率(4.8%)
スタートしてすぐにコーナーを迎えるため、外枠は不利と言われているコースですが、中山2500mほど外枠が不利ではないこともあってか、データ的には外枠だからといって馬券圏内に入る可能性が低いとは言えません。中山2500mとの明確な違いは、やはり直線の長さでしょう。スタート直後のポジション取りで生じる不利は、最後の直線でカバーできると考えて良さそうです。やはり、最後の直線で長くいい脚を使える、瞬発力が上位の馬であれば、枠順はあまり気にしなくても良さそうです。
■ 人気傾向
1番人気:勝率70.0%、複勝率80.0%
2番人気:勝率20.0%、複勝率50.0%
3番人気:勝率10.0%、複勝率40.0%
4~6人気:勝率0.0%、複勝率23.3%
7~9人気:勝率0.0%、複勝率16.7%
10人気以下:ほぼ馬券外(複勝率1.9%)
1~3番人気で決まった年は1年だけあります。1~3番人気のうち2頭が馬券圏内に入った年は6年あり、残りの4年でも1~3番人気のうち1頭は馬券圏内に入っています。約2年に1度は堅めの決着となり、約2年に1度はちょい荒れの傾向があるといえます。さらに、ちょい荒れとなった4年のうち、3回は6~8番人気の逃げ馬が馬券に絡んでいます。荒れるとすれば、差し馬ではなく、逃げ馬が馬券に絡むパターンと考えられます。今年は逃げそうな馬が何頭かいて、狙いを絞りにくい反面、有力馬はどちらかというと後方のポジションを取りそうなため、逃げ馬が残りやすい展開になりそうです。逃げそうな馬の状態には注意しておくと良さそうです。
■ 年齢傾向
3歳:勝率30.0%、複勝率50.0%
4歳:勝率6.3%、複勝率27.1%
5歳:勝率8.2%、複勝率22.4%
6歳:勝率0.0%、複勝率4.2%
7歳:勝率0.0%、複勝率0.0%
8歳以上:勝率0.0%、複勝率0.0%
3歳馬の勝率と複勝率がずば抜けて高いのは、菊花賞ではなく天皇賞(秋)を使ってくる馬のレベルが高いことによる影響が大きいといえます。イクイノックス、エフフォーリア、マスカレードボールといった、誰もが知るような実力馬が3歳で出走してくるときは注意が必要です。今年は3歳馬のリアライズシリウスが出走してきますが、実績面では少し見劣る印象です。ただし、逃げ馬であるため、展開は向きそうです。他の逃げ候補と比較し、東京コースへの適性や距離適性、状態面を確認しておくと良さそうです。一方、高齢馬の好走率が極端に低いのも、このレースの特徴です。スタミナとパワーに加え、優れた瞬発力も求められるこのレースでは、6歳以上の競走馬としてピークを過ぎた馬にとって厳しい条件になると考えておいた方が良さそうです。
■ 所属別
美浦所属馬:複勝率26.3%、勝率14.0%
栗東所属馬:複勝率17.2%、勝率2.3%
東京競馬場は美浦トレーニングセンターから比較的近く、輸送面での負担を抑えやすいことも影響しているのでしょう。出走数は美浦所属馬57頭に対して栗東所属馬87頭と、栗東所属馬の方が多いものの、好走率では美浦所属馬が圧倒的に上回っています。美浦所属馬には注意が必要です。
※本稿は競馬関連サイトのデータをもとに作成しています。詳細は各サイトをご確認ください。

個別パターン
東京競馬場:稍重予想 開催5週目(開催10日目) Bコース2日目
天気予報では、前日も当日も雨は降らず、週初の月・火曜日、それと木曜日に雨予報があるものの、それ以降は開催当日まで雨予報はありません。良馬場で開催される可能性が高そうです。ただし、台風31号の進路によっては天候が大きく変わる可能性もあるため、今後の進路には注意が必要です。
先週は雨の影響で終始、稍重での開催となりました。土曜日は前が残るシーンもありましたが、日曜日は差し馬が馬券圏内に来るシーンが目立ちました。開催9日目でAコース使用後9日目ということが影響した可能性が高そうです。
今週は仮柵を移動し、Bコースでの開催初日となります。Bコース替わりによって傷んだ部分がカバーされれば、内側を通って前で運ぶ馬や、内を突いて伸びてくる馬に有利な馬場になる可能性が高そうです。
個人的には、内有利、特に前に行く馬が止まりにくい馬場になると予想しています。
なお、私はトラックバイアスについて専門的に解説できる立場ではありません。詳しく知りたい方は、各種専門サイトなども参考にしながら、ご自身で判断していただければと思います。
詳しくは、以下のサイトなどもご参照ください。
JRA公式クッション値
JRA公式コース概要(仮柵等設置状況&予定)
おまけ
voxねこ夫の予想
枠順確定前の予想です。仮の予想です。調教、枠順確定後、馬体重発表後に変える可能性があります
⇒調教の動きからリアライズシリウスは印から外す予定。同様にジョバンニも外すと思います。レディネスは悩み中。
狙っていたレガレイラは+4kg
エリザベス女王杯からずっとプラス体重
休み明けの前走も+6kgなので
やっぱり減ってきてほしかった
思い切って消します!
3強が濃厚で荒れるなら前かな。これで買いました。
◎マスカレードボール
◯クロワデュノール
▲ダノンデサイル
△ホウオウビスケッツ
☆シェイクユアハート
注A:レガレイラ
注B:レディネス
注C:ジョバンニ
注D:リアライズシリウス
買い目3800円
3連単
◎→〇▲→▲〇×5
◎→〇▲△☆→△☆注A注B注C注D
⇒
◎7マスカレードボール
〇1クロワデュノール
▲17ダノンデサイル
△6セイウンハーデス
☆9ホウオウビスケッツ
注A:5シェイクユアハート
注B:13リアライズシリウス
買い目3600円
3連単
◎〇→〇▲→〇▲×4
◎〇→◎〇▲→◎〇▲△☆注A注B
レース結果と振り返り
レースプロファイル予報(◎:想定通り,〇やや想定通り,×:やや想定外,✖:想定外)
✖脚質:先□□■□□
差 ⇒ ペースは前が残れるペースになるが、実力差がある
⇒前が速くなって前潰れ。差し馬決着になった
×時計:遅□□■□□
速 ⇒ 1:57秒台、上がり先34秒前後、差33秒台前半
⇒勝馬の走破時計は1:56.7(32.9)と想定より少し遅かった
×馬券:荒□□■□□
堅 ⇒ 3強で決まる確率大。波乱は仕掛けどころ。遅いと前残る
⇒2強の直線が詰まって馬券外に。1~4、6,7着が後方のうまでの決着と差し馬決着だった
◎馬場:雨□□□■□
晴 ⇒ 良馬場
⇒良馬場開催だった
【レース結果】
1着 枠8 17番 ダノンデサイル
2着 枠5 10番 ネブラディスク
3着 枠2 3番 レガレイラ
4着 枠7 14番 タガノデュード
5着 枠1 1番 クロワデュノール
タイム
ハロンタイム 12.5 - 11.2 - 11.0 - 11.8 - 12.3 - 12.1 - 11.8 - 11.4 - 11.3 - 11.3
上り 4F 45.8 - 3F 34.0
コーナー通過順位
2コーナー (*4,13)(9,12)16(1,2,6)15,3,8(10,11)(7,17)(5,14)
3コーナー (*4,13)(9,12,16)1(2,6)(3,15)10(8,11)(5,7)17,14
4コーナー (*4,13)(9,12,16)(1,6)(2,15)(3,10)(8,11)(5,7)17-14
※色の違い 1着:太赤|2着:細赤|3着:太青|4着:細青|5着:太緑
【レース回顧】
スタート直後の先行争い:1F~3F(12.5 - 11.2 - 11.0) 3F(34.7)
東京2000mの序盤としてはかなり速い入り。スタート直後から11秒台前半までペースが上がり、先行争いは激しくなった。特にレディネスが逃げ、リアライズシリウス、ホウオウビスケッツなども前につけたことで、先行勢には負荷の大きい展開となった。
向こう正面:4F~5F(11.8 - 12.3) 2F(24.1)
前半の速い流れから一転して大きくペースダウン。特に5F目の12.3秒はかなり遅く、先行勢が息を入れる展開となった。東京2000mの長い向こう正面を利用して各騎手がペースをコントロールした形で、前半の消耗を一度立て直す区間となった。
3~4コーナー:6F~7F(12.1 - 11.8) 2F(23.9)
12.1秒から11.8秒へと徐々にペースアップ。大きなコーナーで極端に減速することなく、直線に向けて加速する流れとなった。ここから後方にいた馬たちも進出を開始し、直線勝負に向けた位置取りと加速力が問われる展開となった。
最後の直線:8F~10F(11.4 - 11.3 - 11.3) 3F(34.0)
直線に入ってからも11秒台前半を維持する速い上がり勝負。東京の長い直線と坂を考慮すると、最後まで高いスピードを持続する能力が求められる展開となった。勝ったダノンデサイルは後方14番手から上がり32.9秒の末脚で差し切り、後方から追い込んだネブラディスク、レガレイラも2、3着に入った。一方、前で競馬をした馬たちは直線で失速しており、序盤の速い流れが先行勢に大きな負担となったことが結果に表れた。
次走に向けたメモ:
ネブラディスク(2着):後方から脚をため、直線では上がり33.7秒の末脚でしっかり伸びて2着を確保。勝ち馬には及ばなかったものの、GⅠの厳しい流れの中で最後まで脚を使えた点は高く評価できる。中団より後ろからでも末脚を発揮できることを示しており、引き続き東京のような直線の長いコースは合いそう。次走も展開が向けば勝ち負けを期待できる。
レガレイラ(3着):中団後方から直線で上がり33.8秒の末脚を使い、勝ち馬から0.5秒差の3着。速い流れの中でもしっかり脚を伸ばしており、牡馬の一線級を相手にしても能力の高さを示した。東京2000mへの適性も十分。次走も引き続き注目したい。
タガノデュード(4着):後方16番手から進め、直線では上がり33.3秒の末脚で追い込み、勝ち馬から0.7秒差の4着。14番人気という評価を覆す好走で、最後までしっかり伸びた点は評価できる。後方から脚をためる競馬が合っており、展開が向けば重賞でも引き続き面白い存在。
voxねこ夫の予想
◎マスカレードボール(11着):後方14番手から進めたが、直線では外に出そうとしても進路がなく、内に切り替えようとしても進路を確保できず、追い出しが遅れる形となった。ようやく進路を確保してからは脚を使っているものの、十分に末脚を発揮することができなかった。スムーズに追えていれば違った結果になっていた可能性もあるが、11着は少し負けすぎな感じもある。海外帰りが影響した可能性も。
〇クロワデュノール(5着):中団6番手から進めたが、直線では前が壁になり、なかなか進路を確保できず、外に持ち出すまでに時間がかかってしまった。追い出しが遅れたことが大きく、最後は脚を伸ばして5着まで追い上げたものの、力を出し切れなかった印象。スムーズに追えていれば上位争いも十分可能だっただけに、次走は改めて期待したい。
▲ダノンデサイル(1着):後方14番手からじっくり脚をため、直線では上がり32.9秒の強烈な末脚で差し切り勝ち。前半の速い流れを後方でやり過ごし、最後の直線で持ち味を存分に発揮した。東京2000mへの適性と瞬発力の高さを改めて証明する内容で、文句なしの完勝だった。
△セイウンハーデス(10着):中団6番手から進めたが、直線では上がり34.5秒と伸び切れず10着。前半の速い流れの中で好位を確保したものの、最後の瞬発力勝負では上位馬との差が出た。距離が長かった可能性もあるが、このレースで引退予定。お疲れ様でした。
☆ホウオウビスケッツ(14着):好位3番手から進めたが、直線では上がり35.9秒と失速して14着。序盤の速い流れに加え、先行勢が直線で苦しくなる展開も厳しかった。持ち味の先行力を生かせなかった一戦で、次走はペースが落ち着く展開で改めて見直したい。
注A:シェイクユアハート(6着):後方12番手から進め、直線では上がり34.0秒の末脚を使って6着まで追い上げた。勝ち馬には及ばなかったものの、GⅠのメンバーを相手に最後までしっかり伸びた点は評価できる。今回の内容なら重賞でも十分通用する力を示した。次走も引き続き注目したい。
注B:リアライズシリウス(15着):先行2番手から進めたが、直線では上がり36.5秒と大きく失速して15着。序盤の速い流れで前につけたことが最後の失速につながった印象。今回は古馬の一線級を相手に厳しい展開となったが、3歳馬として今後の成長に期待したい。
【何がダメだったのか】
予想とは違ってレディネスが逃げたものの、スタート直後は速く、向こう正面で落ち着き、3~4コーナーからペースアップして、それに付いてこられる馬が上位に来るという展開予想はほぼ完璧に合っていた。ただ、上位に来られたのは、不利なくうまく馬群を捌けた差し・追い込み馬だった。このレースは例年13頭前後で行われることが多く、意外と馬群を捌きやすい。しかし、今年は17頭立てで、マスカレードボールもクロワデュノールも馬群を捌くのに苦労し、それが負けた大きな原因と考えられる。フルゲートに近い頭数の場合、馬群を捌けるかどうかは大きな要因となることを忘れないようにしたい。特に今回は、マスカレードボールは後方からの競馬になることが予想でき、クロワデュノールは内枠1番で包まれる可能性があることも分かっていた。能力は高くても、やはり、この2頭は評価を落とすべきだった。普段は他の人の予想をほとんど参考にしないのだが、今回は時間があったため、いろいろな人の予想を見ているうちに、最後はよく分からなくなってしまっていた。なので、もやもやしてしっくりこない。やはり、当たる当たらないは別して、自分の予想をもっと信用すべきだというのが一番の反省点のような気がした。

過去の展開予報とvoxねこ夫の予想

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展開予報とは
競馬で勝つためには『強い馬』ではなく、『展開が有利な馬』を見極めることが大切だと考えています。詳しくはこちらをご覧ください。

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