開催日:2025年10月25日(土)
展開予報
第14回 アルテミスステークス(GⅢ) 2歳オープン 1,600(芝)(牝)
予報要約
開催4週目でもまだ先行有利。強い馬が単騎で逃げる展開になりそう。人気の差馬がどこまで届くか。
展開予報
レースプロファイル予報
脚質:先□□■□□
差 ⇒ 強い馬が逃げ、差し馬に向く展開。ただ、届くかは微妙?!
時計:遅□□□■□
速 ⇒ 1分33秒台後半、上がり先34秒台(差は0.5秒速い33秒台)
馬券:荒□□■□□
堅 ⇒ 人気薄の先行馬が残れば荒れる
馬場:雨□□□■□
晴 ⇒ 良馬場。前日⇒曇時々晴/降水20% 当日⇒曇り/降水20%
※以下の分析は良馬場を前提としています。天気予報的に稍重馬場になる可能性が高めですが、もし、稍重~不良馬場となった場合は改めて見直す必要があります。当日の天気予報や馬場状態には十分注意してください。
メンバーを見る限り、テンの速さではルーチェフィオーレが速そうです。短距離を使われていたハッピーエンジェルが行く可能性もありますが、この時期の2歳馬は「抑える競馬」を覚えさせる段階にあるため、無理に競りかける馬はいないとみています。したがって、スタート直後はルーチェフィオーレが楽に逃げる展開になるでしょう。
2番手集団にはドナルンバ、ハッピーエンジェル、レディーゴールがつけ、前半の流れは平均ペースで進むと予想します。人気が予想されるモンローウォークとマルガは5番手付近、フィロステファニは後方からの競馬になるでしょう。
東京コースの経験があるのはルーチェフィオーレただ1頭ですが、その経験も1400m戦のみで、今回より200m長い距離は初めてです。東京1600mは前半に長い下り坂があり、いかに抑えて下れるかがポイントになります。騎手はこのコースで「我慢を教える」競馬を意識する必要があり、前半はややかかり気味の馬をなだめながら進む展開が想定されます。そのため、レース全体としても平均ペースで流れると予想しました。
ポイントは、人気が予想されるフィロステファニとマルガの仕上がり具合、そしてその馬に騎乗する騎手の戦略です。スタミナを重視して“まくり”を覚えさせたい意図があれば、3コーナーから早めに動く可能性もありますが、頭数や距離を考えると、今回は無理に仕掛けず4コーナーまで脚をためる形になるとみています。
一方で、逃げるルーチェフィオーレは瞬発力勝負では分が悪いため、スローに落とすことなく、4コーナー出口までは横山和夫騎手が平均ラップを刻み続ける展開を選ぶでしょう。4コーナーを回って直線に向いた時点で、ルーチェフィオーレがスピードを上げて先行勢を突き放し、独走体制に入る可能性が高いとみています。そこにモンローウォーク、マルガ、フィロステファニといった人気勢がどこまで迫れるかが焦点です。
良馬場・東京1600mでの勝ち時計は、平均よりやや速い1分33秒台後半を想定しています。上がりは、先行馬で34秒台前半、差し馬なら0.5秒以上速い33秒台が求められるでしょう。
注目馬の分析
※以下の分析は良馬場を前提としています。天気予報的に稍重馬場になる可能性が高めですが、もし、稍重~不良馬場となった場合は改めて見直す必要があります。当日の天気予報や馬場状態には十分注意してください。
自信度:💪💪💪💪
※上位5頭の注目馬が1~3着になる自信度です。最大💪💪💪💪💪です。自信の無いときは💪もありません
★★★☆☆:バースデイフライト
中京1600mで記録した1分34秒3、上がり34秒2という時計はまずまず優秀です。函館や新潟といった平坦コースで勝ち上がってきた馬が多い中、この馬は阪神や中京といった直線に坂のあるコースを経験し、しかも中京1600mで勝利している点が強みです。新種牡馬コントレイル産駒としても成長に期待が持てる1頭です。3か月の休養明けという点は懸念ですが、この時期の2歳馬らしく成長を見込めます。前走で勝利に導いた川田騎手が今回はフィロステファニに騎乗する点は気がかりですが、馬自身の地力でどこまでやれるか注目です。
★★★☆☆:フィロステファニ
前走は平坦コースの新潟1600mでしたが、2歳馬としては驚異的な32秒6という上がりを記録し、何度も前が塞がりながらも大外に出して勝ち切った内容は高く評価できます。ただし、勝ち時計1分37秒1は平凡で、今回のメンバーと比較すると3秒以上詰める必要がある点は課題です。川田騎手がバースデイフライトではなくこの馬を選んで騎乗するのは心強い材料です。3か月の休養明けではありますが、成長が見込める時期であり、仕上がり次第では勝ち負けになる可能性もあります。前走の前半3ハロン38秒5という時計は新潟としても遅く、スタートに課題を残しますが、スタートのうまい川田騎手への乗り替わりで改善を期待したいところです。
★★★★☆:マルガ
大きなフットワークが持ち味で、広い東京コースに向いていそうです。それにもかかわらず、小回りの函館1800mを2歳レコードとなる1分48秒1で楽勝した内容は非常に優秀です。姉にソダシがいる良血馬で、父モーリスとの配合からも1600m適性の高さがうかがえます。3か月半ぶりの休養明けですが、ここでの成長に期待できます。血統的には東京1600mで力を発揮できそうですが、実戦で走るのは初めてという点が鍵です。函館レコードの1分48秒1は東京では平凡な部類で、時計をどこまで縮められるかが課題となります。瞬発力勝負ではモーリス産駒らしく分が悪い可能性があり、どちらかというと持続力型の競馬が合いそうです。前走の前半36秒7は東京では平均的な水準で、実際に先行できるかどうかがポイントになりそうです。
★★★☆☆:モンローウォーク
新潟1600mの新馬戦で楽に逃げ、そのまま押し切る強い内容で勝利しました。相手関係に恵まれた面はあったものの、新馬戦で1分35秒5、上がり33秒9という時計は悪くなく、素質の高さを感じさせます。血統的にも東京1600mとの相性が良く、このアルテミスステークスで強い傾向のあるキズナ産駒という点はプラスです。走破時計、先行力や瞬発力ではやや見劣る面もありますが、約2か月の間隔を空けてしっかりと成長を促してきていれば、一段上のパフォーマンスを見せる可能性もあります。
★★★★★:ルーチェフィオーレ
今回のメンバー構成なら楽に逃げることができそうで、しかも末脚もしっかりしている点が魅力です。デビューから横山和夫騎手が継続して騎乗しており、今回も引き続き手綱を取るのは心強いところです。唯一の東京コース経験馬で、距離こそ1400mですが、その経験は大きなアドバンテージになるでしょう。さらに、持ち時計1分33秒9はこのメンバーの中で最速。しかも休み明けで馬体重プラス12キロの状態で記録しており、叩かれた今回はさらに状態アップが見込めます。一方で、瞬発力勝負ではやや分が悪く、どちらかというと持続力で押し切る競馬が合っています。コース適性としては東京よりも中山向きかもしれませんが、今回もマイペースで運べれば簡単には止まらないでしょう。
枠順、調教内容、馬体重、馬場状態、除外馬の状況次第では、上記5頭への入れ替えも検討します。
共通パターン
コース特性 東京1,600m
直線が長く瞬発力勝負。中距離適性と末脚の持続力が問われるコース
スタート地点は向こう正面の2コーナー出口付近で、最初のコーナーまで約550mあります。距離が長いため、序盤の先行争いはそれほど激しくなりませんが、スタート直後が緩やかな下り坂になっているため、自然とペースが上がりやすい傾向にあります。向こう正面の途中には小さな上り坂があり、ここで息を入れることが難しく、全体としてはリズムを保ちにくいコース形状です。3~4コーナーは大きなカーブでスピードを落とさずに回ることができ、直線に向くまでペースが落ちにくい構造になっています。最後の直線は約525mと長く、残り400m付近には高低差約2mの急坂が待ち受けています。この坂を越えたあとは再び平坦となり、末脚の持続力が試されます。差し馬は4コーナー出口あたりからスムーズに外へ持ち出して早めに仕掛ける必要があり、仕掛けが遅れると届きにくいコースです。逃げ・先行馬にとっては息を入れにくく、坂で脚が鈍るケースが多いため、やや不利な傾向にあります。広くて直線が長い分、差しや追い込み馬が脚を伸ばしやすく、中距離適性のある馬や瞬発力に優れた馬が力を発揮しやすい舞台です。内外の枠差は比較的少ないものの、ペース次第で外から伸びる展開になることも多く、外枠の差し馬にも十分チャンスがあります。
※この情報は、以下のサイト等の情報を元に考察しています。詳しくはサイトで確認してください。

過去10年の傾向(良馬場10回分の分析)
過去10年すべて良馬場で開催されました。今回、東京競馬場の天気予報は、前日⇒曇時々晴/降水20%、当日⇒曇り/降水20%(10/20時点調べ)ですので、良馬場で開催される可能性が高いです。今回は良馬場10回のデータのみで分析します。
良馬場時の出走馬は延べ130頭で、そのうち馬券圏内に入ったのは30頭です。脚質別の成績は以下の通りです。
逃げ馬(1コーナー先頭):10頭出走、5頭馬券圏内【0,3,2,5】(複勝率50.0%)
先行馬(4コーナー3番手以内):30頭出走、15頭馬券圏内(50.0%)
先行馬(4コーナー5番手以内):50頭中15頭馬券圏内(30.0%)※4,5番手の馬不在
中団差し馬(4コーナー10番手以内):100頭中28頭馬券圏内(28.0%)
後方追込み馬(11番手以降):30頭中2頭馬券圏内(約7.0%)※10頭以下のレースも多く参考外
先行有利の東京マイル戦では、差し・中団勢にもチャンスが残るのが特徴です。直線の長いコース形態のため、極端な逃げ残りは少なく、ペースが速くなれば中団~差しの馬が台頭します。しかし、経験の浅い2歳馬では状況が異なり、逃げ・先行馬が多く馬券に絡んでいます。追い込み一辺倒では厳しく、差し馬でも1600mの経験や、東京1600m特有の前半下り坂での脚のセーブなど、競走馬としての完成度が求められます。
良馬場時の勝ち時計・上がり3F
勝ち時計:1:33.6~1:35.5(1:34前後が目安)
上がり3F:33.0~35.2(先行馬 33秒台後半、差し馬 33秒台前半が目安)
客観的な(馬場を考慮しない)過去の傾向
■ 枠順傾向
勝率が高いのは8枠(19.0%)。複勝率も7枠25%,8枠33%と中~外枠がやや有利。おそらく、10頭前後の小頭数が影響しているものと考えられる。
■ 人気傾向
1番人気:勝率40.0%、複勝率60.0%
2番人気:勝率10.0%、複勝率80.0%
3番人気:勝率20.0%、複勝率30.0%
4~6人気:勝率3.3%、複勝率26.7%
7~9人気:勝率3.3%、複勝率10.0%
10人気以下:勝率2.5%、複勝率5.0%
■ 所属別
美浦所属馬:勝率5.6%、複勝率13.9%
栗東所属馬:勝率10.5%、複勝率35.1%
※本稿は競馬関連サイトのデータをもとに作成しています。詳細は各サイトをご確認ください。

個別パターン
東京競馬場:良予想 開催4週目(開催7日目) Aコース
天気予報:前日⇒曇時々晴/降水20% 当日⇒曇り/降水20% ※10/20月曜Yahoo天気調べ
仮柵:設置無し
東京競馬場は開幕4週目の7日目。馬場状態の目安となるクッション値は9.6と標準なため、先行・差し有利不利が少ない状態です。とはいえ、開催初日の土曜日ですので、若干先行有利な傾向になると予想しています。現時点の天気予報的には雨は降らない予想なものの、1週間先のため変動の可能性はあります。もし馬場が悪化した場合は注意が必要です。開催の進行により内が荒れてくると、外からの差しや追い込みが決まりやすい馬場になることが考えられます。
詳しくは、以下のサイトなどもご参照ください。
JRA公式クッション値
JRA公式コース概要(仮柵等設置状況&予定)
voxねこ夫の予想
◎3ルーチェフィオーレ
◯1タイセイボーグ
▲7マルガ
△5フィロステファ
☆4レディーゴール
注1:8ハッピーエンジェル
注2:2ドナルンバ
◎先行差良
〇混戦向き
▲持久力有
△瞬発力有
☆坂道経験
注1無敗2連勝
注2:先行力有り
陣営から◎が差す競馬をするようなコメント前々走を見る限り
それも良さそうです
今回は狙ってみます
買い目3700
馬連Box◎−◯▲△☆注1注2
馬単◎→〇▲
3連複◎-〇▲-▲△☆注1注2
3連単◎〇→◎〇▲→〇▲△☆注1注2
レース結果:予報と予想の検証
レースプロファイル予報(◎:想定通り,〇やや想定通り,×:やや想定外,✖:想定外)
×脚質:先□□■□□
差 ⇒ 強い馬が逃げ、差し馬に向く展開。ただ、届くかは微妙?!
⇒そもそも逃げ馬が間違っていた。ただ、差しに向く展開になった
〇時計:遅□□□■□
速 ⇒ 1分33秒台後半、上がり先34秒台(差は0.5秒速い33秒台)
⇒勝馬の走破時計は1:33.8(33.9)と一見想定通りも稍重での時計としては速かった
◎馬券:荒□□■□□
堅 ⇒ 人気薄の先行馬が残れば荒れる
⇒人気薄の先行馬ミツカネベネラが残って馬連9,170円と荒れた
✖馬場:雨□□□■□
晴 ⇒ 良馬場。前日⇒曇時々晴/降水20% 当日⇒曇り/降水20%
⇒稍重開催だった
【レース結果】
1着 枠5 5番 フィロステファニ
2着 枠8 10番 ミツカネベネラ
3着 枠1 1番 タイセイボーグ
4着 枠7 8番 ハッピーエンジェル
5着 枠7 7番 マルガ
タイム
ハロンタイム 12.4 - 11.2 - 11.6 - 11.8 - 12.3 - 11.8 - 11.3 - 11.4
上り 4F 46.8 - 3F 34.5
コーナー通過順位
3コーナー 7-8,5(3,10)(2,6,9)(1,4)
4コーナー 7,8-5(3,10)(2,6,9)(1,4)
※色の違い 1着:太赤|2着:細赤|3着:太青|4着:細青|5着:太緑
【レース回顧】
スタート直後の先行争い:1F~3F(12.4 - 11.2 - 11.6) 3F(35.2)
やや速めの入り。下りで自然にペースが上がり、前が楽にポジションを取れた。
3~4コーナー:4F~5F(11.8 - 12.3) 2F(24.1)
勝負所で一気に加速。ここでペースが急変し、瞬発力よりスタミナが問われる展開になった。
最後の直線:6F~8F(11.8 - 11.3 - 11.4) 3F(34.5)
終盤の上がりは速く差しが届きやすい流れだったが、残り坂で脚色鈍る馬も多く、坂をこなせるかが着順を左右した。
次走に向けたメモ:
ミツカネベネラ(2着):稍重でも安定して外から伸びており、脚の使いどころが良かった。馬体減りなく状態安定ならマイル重賞でも注意。
バースデイフライト(8着):+14kgで叩かれた今回は上積みを期待できる。中京での好走実績があるため、舞台替わりや馬体の絞れ次第で見直し可。
voxねこ夫の予想
◎ルーチェフィオーレ(7着):中団から外を回すも勝負どころで反応一息。坂での踏ん張りが課題で、良馬場での巻き返しに期待します。
◯タイセイボーグ(3着):後方からの差しで上位争いに加わる安定した競馬。マイルで差しを生かせるタイプで次走も侮れません。
▲マルガ(5着):先行から後半に脚色が鈍ったが、馬体増+展開次第で上積みあり。良馬場なら変わる可能性があります。
△フィロステファニ(1着):折り合って外めでじっくり追走し抜け出す完勝。稍重でも対応できる力があり、重賞路線で注目です。
☆レディーゴール(6着):後方から内を突いて伸びるも前の止まりが少なく届かず。器用さがあり、展開次第で激走可能です。
注1ハッピーエンジェル(4着):二の脚で好位を取り粘った堅実な内容。展開次第で先行して安定した結果が期待できます。
注2ドナルンバ(10着):中団で脚を溜めるも伸び切れず。軽い馬場や前残りにならない展開で見直しが必要です。
【何がダメだったのか】
まず経験の浅い2歳戦にもかかわらず、ルーチェフィオーレ1頭に入り込みすぎたことが大きな誤りでした。さらに、陣営が逃げないと言っていたのに、逃げなくても大丈夫という変な自信を持ってしまった点も反省です。次回からは、経験の浅い2歳戦では過度に入れ込まず、馬場が変わった場合は予想を一からやり直すか、やり直せない場合は金額を抑えるように反省したいです。
過去の展開予報とvoxねこ夫の予想
まだありません。
その他の今週の重賞レース予報
展開予報とは
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